リア編的なあとがき

リア編、全１９話が完結いたしました。
描ききれなかった部分がとても多いのですが（特にアラン）、またいつかそのへんも書けたらと思っています。

ちなみにリアとアランの過去世は天使です。
姉と弟の双子の天使。
そしてアランは堕天使でもある。
なのでタイトルにもしょっちゅうこのワードが出てきました。

二人が天使だった時代、・・・いや世界かな。（時間という概念はないからね。）
人間を見守り導くことが使命である天使、アランはそんな人間の愚かさや傲慢さに飽き飽きしています。
そしていつしか、美しく優しい自らの姉、リアを一人の女性として愛するようになっていきます。
しかし天界では天使同士の恋愛はタブーです。
なぜなら愛すべき対象は人間であり、護るべき対象も人間だから。
しかしアランは人間なんかどうでもよくて、リアさえいればいいと考えます。
そしてその欲望はやがてアランを蝕み、人間的な欲望を抱いたアランはリアに無理矢理体の関係を迫ります。
アランの気持ちにずっと前から気づいていたリアは一度は拒んだものの結局はアランを受け入れてしまいます。
愛する弟なので拒めなかった、という感じですね。

そのことを知った神はアランを人間界に追放します。
なのでアランは堕天使となるわけですね。
そして神はいいます。
「お前がどんなに無情で辛い仕打ちであっても、耐え忍ぶことができたなら、リアと一緒になることを許そう。そのときにお前は真実の愛を知るだろう。」

そしてリアも、弟の愛情を拒めなかったので人間界行きとなります。
そしてリアに神はこういいます。
「お前は様々な人々の傷を癒せ。そして情けではなく、愛するということを学ぶのだ。それがお前に与えられた使命だ。」

そうして別々の地へ生まれ落ちた二人の今世での生活がはじまったわけですが・・・。
アランの幼少期については神の言った「無情で辛い仕打ち」が待っていたわけですね。
その後もいろいろあったわけなんですが。
結局耐え忍ぶことができなかったアランは人間界でも再び禁忌を犯します。
そしてリアに再会しようやく天界にいた頃の記憶を取り戻し、後悔するんですね。
しかし気づいた頃にはときすでにおすし、いや、遅し。
アランはリアとは結ばれない運命であることを自らの力を持って知るわけです。
この人には未来も見えたりしているので。

と、このへんでやめておきます。

アランは私的に「超絶美少年（中性的）」を目指して作ったキャラクターです。
うちのメンズに使用しているスキンじゃ、プロトが一番美少年に近いと思うんですがあれが私の限界なのでｗ、アランは新たなスキンを導入して制作したキャラです。
このスキンと３Dまつげの相性がばっちりでさぁｗ
できたよね、美少年。
そして登場当初はふわふわ安定しなかったアランのキャラクターも、物語が進むにつれて固まってきました。
元々の設定では二面性（興味ない人には激ツン、リアにはデレ）というくらいしかキャラ設定なかったんですけどね。

そしてこんな面白いキャラ、私が捨てキャラにするわけないじゃない！！
というわけで今後も登場予定です(￣ー￣)ﾆﾔﾘ
アランがどのような形で登場するのか、乞うご期待！
ただ、リアとの別れのシーンでも言っているように、残念ながら今世で二人がまた再会することはありません。

完全にあとがきがアラン特集になっている件。
ほかのキャラについても語りましょうねｗｗｗ

モロEA顔のタイラーくんですが、彼は普通のふつ～～～～の一般男子代表みたいな感じで描きました。
なのでEA顔にしてはまぁまぁ、たまにイケメン風な表情をみせてくれる顔。
高校時代からの恋人と長年つきあっていたんですが、最近別れたばかりで、お互いに家族のような関係だったんでしょうね。
すっかり恋愛のいろはを忘れてしまっているタイラーくん、不器用ながらもなんとかリアにアピールはしていましたが、リアの裏切り、勝手な思い込みという悪いパターンにハマってしまい、あっさり恋人候補から格下げ。
というか自ら壇上をおりましたヘタレ野郎ですハイ。
でもこういうチキン男子多いですよね。
周り見てて思います。
ホント、レオンみたいな肉食男子は貴重よ。

そしてリアの親友リサ。
彼女は制作するときに外見をすごく迷ったんですよね。
結果こうなりましたが。
リサは高校時代、悪い道に足を踏み入れたばかりのリアを連れまわして夜遊びを教えた、遊びの先輩、根っからの悪い女です。
その頃から年上とばかりつきあっていたため、年下には興味がないようで、高校で美術を教えていますが学生とはまったくそういうことはないみたいですね。
この子がお金持ってるのはおじさまのパトロン（もちろん不倫）がいるからです。
本編では描きませんでしたがそのへんは想像してもらえることだろうからあえて書きません。
無駄にページ稼がないよ！（だって撮影面倒だし

結局リサはアランのこと好きだったんですけどね。
体だけでなく心さえも、アランの魅力の虜だったようです。
だけど振り向いてもらえそうにないので体だけでも繋がっていたかったという、ちょっぴり乙女。
乙女というか熟女というかもはやおっさんですけどねやってることが。

そして最後にようやく長い冬が終わり雪解けに入ったリアとリアママ、パメラとの確執。
リアはここでようやく母が亡くなった父のことを一途に想い続けていたと知るわけです。
そしてそんな母を許そうという気になっていく。
ここはどうしても描きたかった部分でした。
登場人物紹介でも書いてたんですが、パメラは愛する夫に先立たれた寂しさを、子供ではなく男に求めてしまったんですよね。
それが彼女の犯した間違いだったわけですが。
結局その寂しさを埋められずここまできて、ようやく結婚したいと思えるような男性にめぐり合えたようです。

幼少時代に母親の愛情を受けられなかったリアは、そんな母を憎み、愛情を求めて結局自らも男に愛情を求めるようになるんですが。（ティーン時代）
リアは元々、外見はママ似ですが、中身は父親に似てる部分が大きいんですよね。
なので、憎いはずの母親にそっくりな自分が嫌いで、反抗しているうちに同じようなことをしている自分にさらに嫌悪感を抱いて、ティーン時代は自分のことも好きじゃなかったんです。
でもそんなときにローガンと出会って、ローガンの寂しさや悲しみを感じとったリアは、「求める愛」から「与える愛」に変わっていくんです。
そしてローガンを癒そうとする。
これが神の言っていた「リアの使命」ですね。
ローガンとは結局一緒にはなれなかったんですが、「真実の愛＝見返りを求めず与える愛」を知ったリアはレオンと出会うことができたのかもしれません。

そしてリアの恋人となったレオン。
最初はレオンを主役にするかリアを主役にするか迷ったんですよねすごく。
でもやっぱり女性目線でお送りしたほうが読むほうも感情移入しやすいだろうし、レオンの過去のトラウマは最後に出したほうが面白いかと。
リアについてはいままで本編で結構描いてきましたが、レオンについてはただの「バカ兄貴」でしたからねｗ

この二人を結びつけるのはだいぶ前から考えていました。

そして今回はじめて使った音楽を使用する演出。
レオンのかっこいいところを見せたくてピアノを弾かせることにしたんですが思いのほかかっこよくてですね（なで肩的に
暇さえあればピアノ弾かせて遊んでましたよ。
でもピアノのスキルが高いと自分に酔うんだよね演奏中にｗ
まぁレオンらしくていいかとも思うんですがｗｗｗ
男の人×ピアノは最強です。
次世代でもまたやろうｗ
そしてヴァイオリンがほしい。

今回レオンがピアノ弾くシーンがあって、音楽を使用するために曲を探して結果、ベートーヴェンの「月光」に決定しました。
あんまり難しそうな曲でもないし有名だから一番合うかなと。
おかげでリア編はずっとクラッシックばっかり聴いてました。
これ書いてる今もですけど。
実は私も子供の頃ピアノ習ってたんですよね。
練習が嫌いでさぼってばかりだったので全然上達しなかったんですが。
ちなみになで肩はドビュッシーが好きです。
ドビュッシーの「月の光」をベッドに入ってから聴くと夢もみずにぐっすり眠れる。

おまけ。
ボツになったSS。
アランがリアにキスしたときに最初に見たビジョン。
元々は大人アランで撮影してみたんですが、どうもしっくりこないので子供アランでやることに。
そして血糊メイクまで制作するに至る。
そしてメイク制作にハマって撮影そっちのけっていう・・・よくあるパターン。

この人はホント、笑顔よりニヒルな表情とか寂しげな表情がとてもよく似合うｗ
そしてアップでみると睫毛バッシバシ。
うちのキャラで睫毛似合うのはアランとプロトだけだよ・・・。

こっちが本編で使用するに至った子供アランバージョンですね。
このバックのぐるぐるとか青とピンクの光にも意味があってですね。
ピンク（赤）が悲しみ、青が憎しみを表しています。
なので最初のビジョンで憎悪の感情を抱く子供アランは青いライトの右側を向いています。
２回目のビジョンがこれ。
悲しみを表しているのでピンクの左側ですね。
アランには喜怒哀楽の怒と哀の感情しかないんですよね。
なので赤と青の二色。
リアに出会ってようやく喜びを知ったけど・・・って感じです。

私は無駄に意味を込め過ぎる傾向にあるので、随所に伏線を貼ってたりしますよ(￣ー￣)ﾆﾔﾘ
リア編もこのあとがきを読んでからまた読むと気づくことが多いかもしれません。

そしてラストに、この物語の主人公であるリア。
このヘッダーで使用したSSもね、リアがしてる指輪はレオンが虫除けにくれた指輪なんですよねｗ
だから左手の薬指。
このヘッダーでリアが最終的に誰かと結ばれることはフラグが立ってるわけです。

このヘッダーに使ったSSすごく気に入ってしまって最初のころずっと眺めてたくらいｗ
アンニュイさがリアっぽいなぁと思ってｗ
このポーズはヘッダーのために作ったんですが、せっかくなのであといくつか女性用のポーズを制作して配布する予定。
男性のお色気ポーズはあるのに女性のがないからねｗ

リアは、過去世ではアランのことを「愛」ではなく「情け」の感情しか抱いていなかったので、今世で使命である「真実の愛」を知ったリアは今後は「人を癒す」ということを重点的にやらないといけない使命です。
この子の力はそのためのものですね。
アランのことを愛せないのはやっぱり過去世で禁忌を犯したこともあるし、家族だった魂の記憶が抜けないのもあるでしょうね。
リアがアランに抱いている感情は、男性としての恋愛感情ではなく家族とか親友とかに対する愛情に近いです残念ながら。
アランもそれに気づいているし。
かわいそうだけれど。

リアの恋人はレオンなのに完全にあとがきはリアとアランの物語になってしまっていますがｗ
まぁレオンは今後いくらでもいちゃいちゃできるので我慢してもらいましょうこの程度。

スピンオフのリア編が終了したのでアイビー　ブリッジポート編、ようやく後期に入りたいと思います。
が、ただいまメッシュのお勉強中でして、後期はさらにペースを落とそうかと。
ブリッジポート編でSS４０～５０枚だったのを、リア編で６０枚前後でお送りしていました。
なので後期では６０枚かもうちょい枚数を増やして、更新のペースを落とそうかと思っています。
もうね、やりたいことがありすぎて時間が足りないんだよ～～～！
メッシュから作れるようになりたいよ～｡･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･｡
週１（できれば２）はかならず更新する予定。
そして後期の撮影にまだ入っておりませんので、はじまるまでちょっぴり休憩したいと思います。
ほんのちょっぴりね！！（とかいいつつまだ撮影にさえ入ってない
後期始める前に裏ブログのほうで更新したい記事なんかもあるのでそっちも是非ご覧いただければ幸いです。

リア編、そしてこの長いあとがきを最後まで読んでくださって誠にありがとうございました。
今後とも　Blue sky -sims3 story-　をなにとぞよろしくお願いしますｍ（＿＿）ｍ