Blue sky -sims3 story- へようこそ。
このブログはElectronic Arts社から発売されているPCゲーム「ザ・シムズ3」を使用したドラマ形式のストーリーブログです。
個人のファンサイトですのでEA社とは一切関係ありません。

〈 注意!〉
作中には卑猥な表現、画像も含まれております。
苦手な方はどうぞお引き取り願います。

2019/12/01

家政婦として
































アダム「まだぁ?」













アイビー「きっともうすぐ来るよ。」

アダム「もうちゅぐ?」

アイビー「うん。」












ダイナーのドアが開いてアンドレアを抱いたララが入ってくる。


アイビー「アダム、ララたち来たよ。」













アイビー「おはようララ。」

ララ「おはようアイビー。」

アイビー「ゆうべは眠れた?」













ララ「全然。」

アイビー「そっか・・・。そうだよね・・・。」

ララ「ええ。」











ウェイターが席へとやってくる。


ララ「コーヒーをひとつ。」

ウェイター「かしこまりました。」












アイビー「考えてくれた?」













ララ「ええ。おかげで一睡もできなかったわ。」











アイビー「・・・ごめんね。急に呼び出しといて答えも急かして・・・。」

ララ「ホントよ。数年ぶりに会ったと思ったら・・・まさかの告白だったわ。」

アイビー「うん・・・。」









ララ「それで・・・?私はなにをすればいいの?」












アイビー「引き受けてくれるの?」

ララ「ええ。」

アイビー「ありがとうララ。」

ララ「礼は終わってからにして。途中で気が変わって帰るかもしれないからw」

アイビー「うんっ!」











ローガンの家の玄関のチャイムが鳴る。


























ローガンが階段を駆け足で降りてくる。


ローガン「(こんな時間に誰だ?荷物の宅配なんかなかったよな・・・?)」












もう一度チャイムが鳴る。


ローガン「・・・ったく。今行くって。」














玄関のドアを開けてローガンが目を見開く。



ローガン「・・・・ララ?」













ララ「おはようローガン。」













ローガン「なんでお前がここに・・・・。一体どうしたんだ?」












ララ「アイビーに頼まれてきたのよ。数日この家で家政婦の仕事を代わってほしいって。」

ローガン「アイビーが・・・?(代わりのお手伝いさんって・・・ララか。それにしてもなんでララが・・・。)」











ララ「入れてくれないの?外寒くって。」

ローガン「ああ・・・。入れよ。」











ララ「お邪魔します。」

ローガン「いらっしゃい・・・。」

ララ「この街って気温差が激しいのね!朝がこんなに冷えるとは思わなかったわ。」

ローガン「ああ・・・。乾燥地帯だからな。」








アンドレアがララの後ろに隠れる。


ララ「アンドレア、ローガンに挨拶は?」














アンドレア「・・・・。」

ローガン「・・・?」













ララ「アンドレア・・・?」

ローガン「人見知りしてるんだろ。」

ララ「人見知りするような子じゃないのよ?」









ララがしゃがみ込む。


ララ「どうしたのアンドレア?」

アンドレア「ママぁ、この人怖い人?」








ララ「どうして?怖くなんてないわよ?」

アンドレア「でもこの前ママ泣いてたわ。」












ララ「 ! 」

アンドレア「怖い人じゃないのぉ?」











ララ「違うわ。この人は昔からのママのお友達よ。」

アンドレア「ホントにぃ?」

ララ「ええ、本当よ。アンドレアにもきっと優しくしてくれるわ。」










ララ「アンドレア挨拶できる?」

アンドレア「うんっ!」

ララ「いい子ね。」










アンドレア「こんにちわぁ。」

ローガン「アンドレアか。」

アンドレア「うんっ!」












ローガン「いい名前だ。」

アンドレア「えへへっ。」

ローガン「俺はローガンだ。よろしくな。」











突然チャイムの音が鳴り響いた。
正面玄関のチャイムとは別の音だ。













ローガン「すまん。仕事の客だ。」

ララ「そうなの。」

ローガン「部屋まで案内してやれない・・・。それからこの家に客間はないんだ。」











ララ「気にしないで。」

ローガン「アイビーの部屋を使ってくれるか?二階の左奥の部屋だ。」

ララ「わかったわ。」

ローガン「あとは適当にやっといてくれ。」

ララ「ええ。」











ローガンが足早に事務所へと繋がる扉へ入っていく。





























ララ「アンドレア、よく聞いて。」

アンドレア「なぁに?」











ララ「ローガンのことはパパって呼んじゃだめよ。」

アンドレア「どうしてぇ?」

ララ「誰にでもパパっていうのをやめて。わかった?」










アンドレア「はぁい・・・。」

ララ「いい子ね。」

アンドレア「ママ、これからこのおうちに住むのぉ?」











ララ「す、少しの間だけよ。」

アンドレア「少しってどのくらい?」

ララ「3回眠ったら。そしたらおうちに帰りましょうね。」

アンドレア「はぁい。」









ララ「いらっしゃい、おうちを見て回りましょ。」

アンドレア「うんっ!」















ララ「素敵なおうちね。」

アンドレア「ねー!」












ララ「右の扉はランドリールームとトイレで・・・ここはキッチンとダイニングね。」












ララがアンドレアを抱いて二階へと上がっていく。












ララ「確か二階の右奥だったわよね・・・。」













ララ「あら・・・?」













ララ「お部屋間違えちゃったみたい。ここはきっとローガンの部屋ね・・・。」












ララの腕をするりと抜けてアンドレアが駆け出す。


アンドレア「ママだぁ!」

ララ「え?」


サイドテーブルの写真が目に飛び込んでくる。










ララ「これ・・・・。」
















ララ「(ローガン・・・・あなたも・・・・。)」





























1時間前。
ダイナーの前でララの乗ったタクシーを見送る。











アイビー「(どうか・・・うまくいきますように。)」














アダム「かえゆ?」

アイビー「帰らないよ。」

アダム「かえやない?」













アイビー「うん。これから二人でブリッジポートに行くんだよ。」

アダム「ぽーと?」

アイビー「そうだよ。この前行った街。覚えてる?」

アダム「あむ・・・。」











ちょうどやってきたタクシーへと乗り込む。












タクシーは二人を乗せて空港へと走った。






























ローガンが事務所と繋がるドアから出てくる。












キッチンでコーヒーを淹れていると、アンドレアを抱いたララがやってくる。


ララ「なにかお手伝いする?」













ローガン「頼む。」

ララ「コーヒーを持っていけばいいのね?」

ローガン「ああ。」

ララ「わかったわ。」










ローガンが事務所へと戻る。


客「 ? 」

ローガン「コーヒーなら今来ますよ。」











ララ「失礼します。」


4回ノックした後にドアが開いてララが入ってくる。












ララ「どうぞ。」

客「ああ・・・ありがとう・・・。」











ララが部屋を出ていく。 ララの後ろ姿を見つめていた客がローガンへと目を移す。










客「いつのまにあんな美人と?!」

ローガン「違いますよ。彼女はただの手伝いです。」












客「いつもの金髪はどうしたんだ?」

ローガン「彼女は休暇中です。今のは代わりに来てもらってる友人ですよ。」

客「全く、なんで君にはあんな美人ばかり寄ってくるのか。」













ローガン「学生時代からの古い友人です。それに彼女は既婚者ですよ。」















客「そうなのか~。残念だな・・・。」

ローガン「(やっぱりその気だったんだな。)」

客「他に美人の知り合いがいたら是非紹介してくれ。」











ローガン「探しておきますよ。」

客「よろしく頼むよ。浮気しない女、な!」

ローガン「はいはい。」
























ララ「・・・・。」















ララ「さて・・・まずは洗濯からね。アンドレア、いい子で遊んでいてね。」

アンドレア「はぁ~い。」












ラッキーパームス空港。











出発ロビーでは出発のアナウンスを待つ人々でにぎわっている。








ソファーに座ってアダムが大人しく飛行機が飛び立つのを眺めている。


アイビー「(家のことは一通りララにメッセージしたし大丈夫かな。なにかあったら連絡くれるはずだし・・・。あと、忘れ物なかったよね・・・?)」











アイビー「 ! 」


なにかを思い出したかのようにアイビーが思わず口に手を当てる。


アイビー「(ロミオの家の鍵、この前ブリッジポート行った時のカバンに入れっぱなしだ!)」









アイビー「(どうしよう・・・家に入れない・・・・。ホテルに泊まるか・・・・。)」











アイビー「(とりあえず予約しとかないと・・・。クリスマス時期だし、取れるかどうかも微妙だけど・・・。)」











アイビー「・・・すみません、予約したいんですけど。・・・今日から明後日までの3日間です。」


















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