リアが給湯室を出ようとするとちょうどタイラーが入ってきた。
タイラー「あ、おはようリアちゃん。」
リア「おはようございます。」
タイラー「今日なんか雰囲気違うね。」
リア「そうですか?」
タイラー「服のせいかな?大人っぽく見える。いつもは可愛いってカンジだけど、今日は綺麗。」
リア「ふふっw タイラーさんって意外にキザなんですね。」
タイラー「え?」
リア「お世辞でも嬉しいです。」
タイラー「いや、お世辞じゃないよ?ホントにそう思ったから言っただけで・・・。」
リア「ふふっw そんなに慌てて弁解するとよけいそう聞こえますよ?」
タイラー「いや、だからそうじゃなくて・・・。」
リア「あははw 冗談です。ありがとうございます。」
タイラー「あ、そういえば映画のチケットあるんだけど、一緒に行かない?」
リア「映画ですか?」
タイラー「うん。劇場のだから、期間中ならどの映画でも観れるんだ。」
リア「へぇ~。いいですね!行きたいです。」
タイラー「ホント?」
リア「はい。誰誘いましょうか?あんまり大人数じゃないほうがいいですよね?」
タイラー「えっと・・・・二人で、って意味だったんだけど・・・。」
リア「二人ですか?」
タイラー「うん・・・。デートのお誘い・・・なんだけど。」
リア「あ~、そうだったんですね。」
タイラー「うん。・・・イヤ、かな?」
リア「全然イヤじゃないです。私でよければ是非。」
タイラー「ホントに?」
リア「はい。いつにします?」
タイラー「土曜とかでも平気かな?」
リア「大丈夫ですよ。今週末にしますか?」
タイラー「そうだね。」
タイラー「リアちゃん、どういうジャンルが好き?」
リア「ホラーと戦争物以外ならなんでも平気です。」
タイラー「そっか。ホラーと戦争物以外ね。ちょっと調べておくね。」
リア「はい。楽しみにしてます。」
タイラー「ふんふん~♪」
タイラーが鼻歌を口ずさみながらトイレに入ってくる。
レオン「よぉ。」
タイラー「あ、お疲れ様です。」
レオン「珍しくご機嫌だな。鼻歌なんか歌って。」
タイラー「えへへw まぁちょっとw」
レオン「なになに?なんかいいことでもあったのか?」
タイラー「土曜日デートなんですよ。」
レオン「へぇ~。相手どんな女?」
タイラー「リアちゃんです。」
レオン「お前ああいうのがタイプなのか。」
タイラー「かわいいと思いません?」
レオン「うん。いいんじゃないか?乳でかいしな。」
タイラー「やめてくださいよ~。そういう目で見るのは。」
レオン「いやいや、あの乳はしょうがないだろ~。男なら絶対見るって。」
タイラー「そりゃあそうですけど・・・。」
レオン「果たして一回目のデートであの乳が拝めるのか・・・。」
タイラー「ちょっとレオンさん~。」
レオン「報告楽しみにしてるから、がんばれよ~。」
タイラー「はいはいw」
土曜日。
リアとタイラーが映画館の出口から出てくる。
タイラー「映画面白かったね。」
リア「そうですね。」
タイラー「やっぱあれにしといて正解だったよね~。評判よかったみたいだし。」
リア「思ったより楽しめましたね。」
タイラー「あれ?リアちゃんあんまり期待してなかったの?」
リア「前評判高いやつは期待しすぎて失敗することが多いのでw」
タイラー「なるほどねw」
タイラー「そろそろおなかすいたね。」
リア「そうですね。」
タイラー「ご飯食べに行く?それとも飲みにでも行く?」
リア「どっちでもいいですよ?」
タイラー「まだちょっと時間早いもんね。ご飯食べてから飲みに行ってもいいよね。」
リア「そうですね・・・。(あ・・・あれってアランじゃない?) 」
リア「 (男の人と一緒・・・?珍しいな・・・・。結構かっこいいけど、バーのお客さんじゃないよね・・・?) 」
リア「 (なんかやけに親しげだし・・・もしかして、恋人とか・・・?) 」
タイラー「リアちゃん?聞いてる?」
リア「あ・・・はい。聞いてます。」
タイラー「どうしようか?」
リア「タイラーさん今日車ですよね?」
タイラー「うん。」
リア「じゃあ今日は食事にしましょう。お酒はまた今度車じゃないときにってことで。」
タイラー「うん。そうだね。」
リア「 (アランって女の子に興味ないし・・・やっぱりそっち系なのかも・・・。あ、でもリサとは関係あったみたいだし・・・バイなのかなぁ?) 」
リア「 (それなら納得いくかも・・・。) 」
タイラー「リアちゃん、静かだね。食事、あんまりおいしくなかった?」
リア「あ、いや。すごくおいしいですよ。」
タイラー「ホント?ここね、土日はステージでショーとかやってるんだけど・・・今日はやらないみたいだね。」
リア「へぇ~。そうなんですね~。」
タイラー「残念だよね。」
リア「そうですね~・・・。(あっちの女性、あの子に似てるんだよね~。ローガンの・・・。ララちゃん、だったっけ?) 」
マリア「あの子一人にして、ホントに大丈夫かしらね?」
K「大丈夫だろ。行って来いって言い出したのはララだぞ?」
マリア「そうだけど・・・おなかももうかなり目立ってきたし、最近腰がつらそうじゃない?」
K「ララだってがんばってるんだよ。料理教室だって通いだしてるし、家事もやってくれてるんだろう?」
マリア「ええ。お手伝いさん呼ぶからいいって言ってるんだけど・・・。」
K「もっとあの子を信じなさい。俺たちの娘だぞ。」
マリア「でも心配で・・・。」
K「大丈夫だよ。最近ララは顔つきが変わってきた。あの子だって強くなってるんだ。お前もわかるだろ?」
マリア「そうね・・・。あの子を見守るのが私たちの役目だものね。」
K「そうだよ。」
リア「そっちもおいしそうですね。」
タイラー「うん。ふごくおいひいよ・・・ごほっ。」
リア「大丈夫ですか?」
タイラー「う、うん。」
リア「 (タイラーさん、食べ方汚いな・・・。集中しちゃうと素が出ちゃうんだろうけど・・・。がっついて食べる人って、エッチのときもがっつくんだよね~・・・・。) 」
リア「 (あ、ダメダメ。もうビッチは卒業って決めたんだから。一回目のデートでは絶対やらない。) 」
リア「すいません。送ってもらっちゃって。」
タイラー「全然気にしないで。」
タイラー「それより・・・ごめんね。気になったよね?」
リア「え?」
タイラー「俺、食べ方汚かっただろ?」
リア「あ・・・いや・・・。(自覚してたんだ?) 」
タイラー「前の彼女に散々注意されてたんだけどね~。なかなか直らなくて・・・ってごめん。元カノの話なんか・・・。」
リア「いえ・・・。」
タイラー「いつも気をつけてるんだけど、うまいとつい癖が出ちゃうんだよね。」
リア「直すのはむずかしいですよね。」
タイラー「そうなんだよね~。でもちゃんと直さないとなw」
リア「 (偏見持っちゃだめだよね。タイラーさん、いい人だし・・・きっとこういう人に愛されるほうが、女は幸せになれるんだ・・・。) 」
タイラー「ここで道合ってたよね?」
リア「はい。もうすぐです。」
リア「ありがとうございました。」
タイラー「うん。」
リア「お酒飲ませなかったのは送らせるためじゃないですからね?」
タイラー「あはははw わかってるよw」
リア「すいません。おごってもらった上に送ってもらっちゃって・・・。」
タイラー「気にしなくていいよ。誘ったのは俺なんだし。」
リア「はい。」
タイラー「すごく楽しかった。」
リア「私もです。」
タイラー「あの・・・リアちゃん。」
リア「はい?」
タイラー「また・・・誘ってもいいかな?デート。」
リア「はい。もちろん。」
タイラー「ホントに?」
リア「はいw」
タイラー「よかった~。食事でドン引きされたんじゃないかと思ってたんだ。」
リア「あははw 大丈夫ですよw」
タイラー「安心した。じゃあ次の映画なんにするか考えとくね。」
リア「はい。」
リア「じゃあ、もう行きますね。今日はありがとうございました。」
タイラー「あ、うん・・・。」
リア「おやすみなさい。」
タイラー「うん・・・。あの・・さ・・・。」
リア「・・・?」
リア「 ! 」
突然タイラーがリアに抱きつきキスする。
リア「・・・っ!」
驚いて目を見開く。
タイラーのぎゅっと瞑った瞳が目に入る。
リア「 (ああ・・・・この人・・・・なんて不器用なんだろう・・・・。) 」
リアの体から徐々に力が抜けていく。
ゆっくりと背中に腕を回す。
タイラー「・・・・!」
タイラーの腕に力がこもる。
リアも背中に回した腕にそっと力をこめた。





















































