ララ「お久しぶりです。」
ジーン「まさかこんなところで会うなんてな。」
ララ「いつからこの街に?」
ジーン「先月帰国したばっかりだよ。」
ララ「そうなんですか?」
ジーン「君は?」
ララ「私はブリッジ大を出て、そのままこっちで就職したんです。」
ジーン「そうだったんだ?じゃあ長いんだね。」
ララ「そうですね。」
ジーン「綺麗になったね。高校のときも君は大人っぽかったけど。」
ララ「ふふっw そうですか?素直に嬉しいな。」
ジーン「素直でよろしいw」
ララ「ジーンさんも、ちょっと大人っぽくなりましたね。爽やかなのは相変わらずですけど。」
ジーン「爽やかなのは髪色のせいだろ?w」
ララ「そんなことないですよ。昔から爽やかでした。」
ジーン「ははっw ありがと。」
ジーン「もう帰るところ?」
ララ「友達にドタキャンされちゃって・・・。ジーンさんは?」
ジーン「俺は仕事仲間と会うことになって。こっちに来てまだ仕事決まってないから、紹介してもらうことになったんだ。」
ララ「そうなんですか。一人ならご一緒しようと思ったんですけど・・・残念だな。」
ジーン「ははっw 悪いね。また今度ね。」
ララ「また今度ってことは、誘ってもいいってことですよね?」
ジーン「ああ。別にかまわないよ。この街に来たばかりだし、知り合いも少ないんだ。」
ララ「じゃあ私、いいお店知ってるので今度お連れしますよ。」
ジーン「ホントに?嬉しいな。」
ララ「連絡先聞いてもいいですか?」
ジーン「もちろん。」
二人は連絡先を交換する。
ジーン「じゃあまたね。」
ララ「はい。」
ジーンが店の奥へと去っていく。
その後姿を見送るララ。
ララ「 (まさかこんなところでジーンさんに会うなんて・・・。相変わらず素敵だったな・・・。) 」
ララ「 (どうしよう・・・。私、ドキドキしてる・・・・。) 」
シェアハウス。
玄関のドアが開いてララが入ってくる。
ララ「ただいま~。」
バスルームからアイビーが出てきた。
アイビー「おかえりララ。」
ララ「アイビー・・・。今日はロミオさんのところじゃなかったの?」
アイビー「うん。最近こっちに帰ってなかったしね。あんまり帰らないのもあれかな~と思って。」
ララ「私たちのことなら気にしなくていいのに。」
アイビー「寂しいっていってくれないの?」
ララ「そりゃあ寂しかったけどw 」
アイビー「お酒の匂いする。飲んできた?」
ララ「ええ。ちょっとだけね。」
アイビー「早かったね。」
ララ「ローガンと約束してたんだけど、仕事があるってドタキャンされちゃったのよ。」
アイビー「そっかぁ。残念だったね。」
ララ「まぁしょうがないわよね・・・。ところでラトは?」
アイビー「部屋にいるよ~。」
ララ「そう。」
アイビー「私コーヒー飲むけど、ララも飲む?」
ララ「私はいいわ。」
アイビー「そっか。」
ララ「私もお風呂入っちゃおうかな・・・。」
アイビー「仕事帰りだから汗流したいよね。」
ララ「ええ。」
バスルームに水音が響く。
ララ「 (アイビーに言えなかったな・・・・ジーンさんのこと。) 」
ララ「 (でも少しだけ・・・二人の秘密にしておきたい。こんなときめき、久しぶりなんだもの・・・。もう少しだけ・・・・。) 」
ララ「 (ごめんねアイビー・・・。) 」
数日後。
アイビーが階段をあがって部屋へ入ってくる。
アイビー「お邪魔しま~す。」
ロミオ「おう。仕事終わったのか。お疲れさん。」
アイビー「ロミオはまだ仕事中?」
ロミオ「あぁ。今日中に終わらせたくてな。」
アイビー「そっか。」
ロミオ「お前、まだそんな変装してるのか。」
アイビー「だってこないだみたいな失敗したくないし。」
ロミオ「今日もいたのか?パパラッチ。」
アイビー「ううん。この前マスターにお守りもらってからはもうみかけなくなったよ。マスターのお守り、効き目バッチリみたい。」
ロミオ「気をつけろよ。お前もう新人じゃないんだからな。」
アイビー「わかってる。」
ロミオ「テレビの仕事も来てるんだってな。」
アイビーが帽子とメガネをはずす。
アイビー「テレビの仕事は断ってるよ。」
ロミオ「出ないのか?そっちのほうがギャラはいいだろ。」
アイビー「人前でしゃべるのは苦手だし・・・。それに固まったイメージつけたくないんだよね。」
ロミオ「いっちょまえに女優みたいなこといいやがってw」
アイビー「リリィ社長もそれでいいって言ってくれてるもん。」
ロミオ「そうか。」
アイビー「あのねロミオ。この前夢みたんだ。」
ロミオ「夢?」
アイビー「うん。ロミオと結婚して、男の子を産むの。」
ロミオ「へぇ~。」
アイビー「ロミオに似てすっごくかわいい男の子だったんだよ。ロミオは風景写真家になってて世界中を飛び回ってたの。それで私と子供は家でお留守番してるの。」
ロミオ「願望か。」
アイビー「え?」
ロミオ「潜在意識ってやつだろ。悪いけど、俺は結婚もしないし子供も作らない。」
アイビー「でも・・・・私は子供欲しいな。」
ロミオ「俺は一生作る気はない。」
アイビー「・・・・もしできちゃったら?」
ロミオ「ちゃんと避妊してるだろ。できない。もしもはない。」
アイビー「・・・・。」
ロミオ「お前、結婚したいのか?」
アイビー「そりゃあ私だって女の子だもん。普通に結婚してママになりたいと思うよ。」
ロミオ「結婚したら仕事はどうする。」
アイビー「子供が生まれるまでは続けたい。そのあとは考えてないけど・・・。」
ロミオ「普通の母親になりたいならほかを探せ。俺じゃムリだ。」
アイビー「・・・どうしてそんなこというの?」
ロミオ「事実だからだ。悪いがお前と結婚するつもりも子供を産んでもらうつもりもない。」
アイビー「・・・・傷ついた。」
ロミオ「はっきり言わないほうが傷つくだろ。」
アイビー「・・・・。」
ロミオ「お前のことは愛してる。だから束縛もしなかったしこれからもそのつもりだ。」
アイビー「私だって・・・。」
ロミオ「わかってる。でもお前のその夢は叶えてやれない。結婚したいなら俺のそばにいるな。」
アイビー「・・・・。」
ロミオ「風呂入ってくる。」
ロミオが立ち上がりバスルームへ向かう。
アイビー「 (わかってるよ・・・。ずっと考えないようにしてたんだもん。でも・・・・。) 」
こんばんわ!
返信削除何かこっちまでもが傷ついた気がする・・・;;
ロミオさんは結婚しないというものの、女の子だから夢ですのに;;
これからこの2人はどうなるのか、気になる;;
>どーるぃさん
削除いつもありがとうございます(´∀`)
ロミオの言い方はちょっときついですよね~。
アイビーが傷つくのもムリはない。
どーるぃさんまでぐさっときてしまいましたか( ̄Д ̄;
アイビーは普通の女の子だし、結婚や出産を夢見るのはしょうがないですよね。
しかしロミオと同じような考えの方って案外日本は多そう。
なで肩さんこんばんは^^
返信削除ララちゃん、ときめきが戻って来ちゃいましたね~( ´艸`)
もうだいぶ過去の話でも1度は好きになった事がある人だし、ドキドキしちゃうの分かりますよ~w
アイビーちゃんに言わないあたり、ちょっと来ちゃいましたかね?!
ララちゃんにもついに恋の動きが出てくるかなとワクワクしてしまいますw
私はララちゃん推しですからね~いつかいい想いをしてほしいのです(*^m^*)
そしてロミオさん、やっぱり家庭を持たない考えはちっとも変わってないんですね(´・ω・`)
そういう主義でも長く付き合ってて少しは家庭を持つのもいいかな・・・という考えになってるかなと思ったけどww
突き放した言い方で、ほんと酷い!!と思ったけど、本当にその気が無いんなら思わせぶりなこと言って変に気を持たせてしまうより、はっきり言ったほうがアイビーちゃんの為なんでしょうかね・・・
普通の女の子であれば、夢を持つのは当然だし、じゃあ結婚してくれないなら別れましょうとも言えない惚れた弱みというか・・・
もう、ジーンくんがこの2人の前に現れて、アイビーちゃん奪ってやってよ!!
あ、そうするとララちゃんが・・・もしかして三角関係、四角関係、ドロドロの展開が待ってる?!
>ゆきさん
削除いつもありがとうございます(´∀`)
ララ、また同じ人に恋してしまいましたね( ̄ー ̄)ニヤリ
でも初恋(?)の人が数年たってもやっぱり素敵なままだとそりゃあドキドキしちゃうし恋しちゃいますよね><
初恋ってすごく美化してるぶんよけいに。
ゆきさんはララ推しでしたね(ノ´∀`*)
ようやくララにも久しぶりの恋の予感です♪
ロミオの考え方はまったくぶれないですね(`・ω・´)
頑固ですw
たしかにロミオの言い方はきついけど、クリスみたいに曖昧に期待させるほうが絶対酷だと思うんですよね。
それにロミオは「結婚を望むならほかを探せ(別れていい)。それを決めるのはお前だ。」とまではっきり言ってくれていますし。
でもやっぱり惚れた弱みですよね~。
アイビーも、そう簡単に「はいそうですか」って別れるような子じゃないし。
でも結婚は望まなくても好きな人の子供はほしい、と思ってしまうのが女であり。
アイビーもつらい立場ですよね(´;ω;`)
ジーンがアイビーを奪う!w
そんなことできるような男なのかw
そしてそうすると確実にララが泣くことにwww
三角関係、四角関係、どうでしょうね( ̄ー ̄)ニヤリ
ドロドロなのは確実に予想できますよねwww
こんにちわー!!
返信削除もう!!コノヤロー!!憤りを隠せんぞっ!!
何がってロミオがです!!その理由はまた後で書くとして
まずはジーン!お久しぶりすぎて爽やかさが目に染みますvv
ララちゃんも昔の先輩に会えて目がキラめておりますねv
というのもララちゃんにとってジーンは初恋(?)に近い存在
それも友人であるアイビーちゃんの当時の彼氏でありながら
ひっそり秘めた憧れとささやかな恋心があったわけですもんね
高校時代のララちゃんは「私の本当に欲しいものは全部アイビーが持ってく!」
っていうアンラッキーの入り口やったんかなぁ…とすら思います
そういや仲裁に入ったラトちゃんにビンタされて泣きじゃくってた時もあったし
それって今思えばよくある失恋の痛み&よりによってアイビーかい!の悔しさもあったんだろうなぁ
まぁ…あの変態教師の思い出は抹消する事にして、、(いたなそんな奴v)
そう何が言いたいかと言いますと数年の月日を経て再開した今なんですよね!!!
昔の淡い恋心…でも引くしかない悔しさ、そして今アイビーにはロミオがいる
もし…ジーンさんに恋人がいなかったら…とか考えちゃう!!
私だったら昔以上にヒートしちゃうかも!!!vv
という読者の勝手な推測ですが、ララちゃんがアイビーちゃんに「ジーンに会ったよ」と言えなかった…
ここに込められてるんじゃないかしらと思ってしまうvv
まあ確かに別に言う必要もないんだけども(笑)…でもそこも女のしたたかな所の1つよねv
ってえええ!!!本題じゃ!!ロミオだ!!
かつてロミオ様とか言ってた自分を蹴飛ばしてやりたい!!><
前からもチラホラ思ってたんですが「そう言うのをセフレ」って言うんです!!
君との将来はないけど愛してるよ?って事だろ?どんなにカッコよくいってもクリスと同じ部類に入るぞ!
と思うSACHICOなのです!!><
結婚を臭わせる様な事言うとこの態度どう!!?きいい~!!><
まあアイビーちゃんもアイビーちゃんなんですが惚れた弱みですかねぇ
結婚願望があるならロミオはやめなさい!!キリ!!!お姉さん許さんぞ!!(いや、実は私同じ年だけど)
そう言うのってズルズル10年くらい関係続けちゃって気が付けば
「あれ?私もうかなり良い歳じゃね?周り同年代の男子もう売り切れてね?どうすんべ?」ってなるべ!?(何者だ)
そして「ちょっと待ってよよく考えたら結局ただのセフレだったんじゃね?」ってなっちゃ嫌だからね!!><
SACHICOはアイビーちゃんを心配しております(笑)
内心…どう転んでもお前にジーンだけはやらんぞっ!!な私。
ロミオの頑固っぷりにキイイイ!!!!ってなってるSACHICOでした
>SACHICOさん
削除いつもありがとうございます(´∀`)
ジーンはあいかわらず爽やかですねw
ヘアカラーも爽やかカラーだし、このカラーはこの人のトレードマークと化しています。
そしてそんななにも変わらない初恋の人にときめくララ。
これはもうしょうがないですよね~(´・ω・`)
私だって初恋の人が数年たっても変わらずそのままだったらまた恋をしてしまうと思う・・・。
初恋の思い出ってかなり美化されるけど、そのイメージを全く壊さないでくれるとホント「やっぱり素敵!!」ってなっちゃいますよね。
たしかにララは、ティーンのころは美人でちやほやされていたのが、地味っ子アイビーが急に高校デビューしちゃったことで自分より抜かれてしまいただでさえモヤモヤしていたのに、さらに初恋の人までアイビーとくっついちゃって「なんでみんなアイビーがおいしいとこ持っていっちゃうのよ!(泣」って感じでしたからねw
アイビーはいとこであり親友ではあるけど、ララ的には女としてライバルというか。
ついライバル視してしまうのかもしれませんね~。
そしてロミオについてですが、SACHICOさんかなりお怒りのようで(;´Д`)
そういえば様付けで呼んでいた時代がありましたな!(遠い目
ロミオほど読者のテンション上げ下げしてるキャラはいないんじゃないだろうかwww
たしかに、数年後に「私もうアラサーだけどいままでなにしてたんだ・・・。」って我に返りそうですよね~このままいくと。
女性が結婚や出産を夢見るのは普通のことですもんね。
ロミオみたいな男と付き合うならその夢を捨てなければいけない。
3年前のアイビーはまだ若かったからそのときの「好き!」っていう気持ちだけでつきあっていけたけれども、もう20代半ばをすぎてしまいましたもんね。
付き合って3年、普通のカップルなら結婚を考える時期。
女としての幸せについて、アイビーも本気で考える時期にきたのかもしれません。
でも「ジーンはやらんぞ」ってことはアイビーとはくっついてほしくないのかな?
SACHICOさんもララ派ですか?(ノ´∀`*)
ララは人気投票では3位と転落してからというもの、その後の票数も低迷してしまっていますが、やはり応援してくださってる方は多いんですかね~(*´∀`*)
ありがとうございます♪