2012/11/13

意識









アイビー「おはようございま~す。」


アイビーがメイクルームに入ってくる。


















マロン「おはよ~アイビーちゃん。」

ジーン「おはよう。」

アイビー「おはよう・・・。そっか。今月からもうクリスティーナちゃんはいないんだっけ。」

マロン「そうだよ~。」















ジーン「今日から俺がスタイリスト担当するから、よろしくな。」


ジーンが爽やかな笑顔で微笑む。



















アイビー「うん。こちらこそよろしくね。」

ジーン「今月号からもう冬のファッションに切り替わるから。」

アイビー「そっか。どおりで・・・スタジオの冷房効いてるなって思った。」

















マロン「さ~。はじめるよ~。」

アイビー「はい。お願いしま~す。」




















アイビー「お願いしま~す。」


準備を済ませたアイビーがスタジオに入ってくる。


ロミオ「おう。」
















ロミオが立ち上がり、アイビーの前に立つ。


ロミオ「今日のファッション、悪くないな。」



















アイビー「・・・今日から、新しいスタイリストさんで・・・。」

ロミオ「そうだったな。」




















ロミオ「お前に似合ってる。」

アイビー「そうかな・・・?」

ロミオ「あぁ。いままでにないワイルドな感じで、なかなかいいんじゃないか。」

アイビー「あ、ありがとう・・・。」














マロン「お疲れ様でした~。」

ジーン「お疲れ様です。」


ジーンとマロンがスタジオに入ってくる。


ロミオ「おう。お疲れさん。」













マロン「じゃあ僕たち先に帰るね。」

ロミオ「おう。」

マロン「このあとジーンくんと呑みに行くんだけど、ロミオちゃんたちもあとから来ない?」

ロミオ「いや、仕事あるから俺はいい。」

マロン「残念~。アイビーちゃんは?」

アイビー「あ・・・私も今日は・・・。明日朝から野外のロケもあるし。」









マロン「そっか~。じゃあまた今度みんなで行こうね。」

ロミオ「あぁ。」

アイビー「・・・・。」


















ジーンの視線にロミオが気づく。


マロン「じゃあお先で~す。」

ロミオ「おう。お疲れさん。」

ジーン「お疲れ様でした。」















アイビー「お疲れ様・・・。」


二人が出口へ向かう。


マロン「おなかすいたね~。食事できるとこにいこっか~。」

ジーン「俺うまいラーメン屋知ってますよ。」

マロン「ラーメン屋?いいねいいね。連れてって~。」












ロミオ「知り合いか。」

アイビー「え?」

ロミオ「新しく入ったスタイリスト。」


















アイビー「うん・・・。高校のときの・・・先輩で・・・。」

ロミオ「なるほどな。」

アイビー「うん・・・。」

ロミオ「あいつか。初めての男。」

アイビー「え・・・?」














ロミオ「隠さなくていい。たしか前に、海外に留学したとか話してたな。」

アイビー「その話・・・覚えてたの・・・?」

ロミオ「あぁ。いまになって目の前に現れた・・・ってか。」
















アイビー「・・・そういうんじゃ・・・。」

ロミオ「動揺してたのはそれが理由か。」

アイビー「え?」

ロミオ「お前、先月のギルの写真、顔引きつってたぞ。」

アイビー「・・・・。」













ロミオ「うろたえるのはわかるが、仕事は仕事だ。プロなら切り替えろ。」

アイビー「・・・・。」

ロミオ「顔に出るようじゃお前もまだまだだな。」

アイビー「・・・すみません・・・でした・・・。」

ロミオ「俺に謝ってどうする。評価が下がるのはお前自身だ。」

アイビー「・・・はい。」

ロミオ「サムが辞めた今、お前がBiBiの看板だ。もっとしっかりしろ。」











ロミオ「はじめるぞ。」


ロミオがカメラを握って歩き出した。


アイビー「 (ロミオの言ってることは正しい。もっとプロ意識持たなきゃ。) 」

















アイビー「はい。」


ロミオの背中をみつめ、アイビーは自分を奮い立たせた。
そして歩き出す。


















ディーン「ホントに?」





















ラトーシャ「うん。この前二人に相談したの。そしたら背中押してくれて・・・。」

ディーン「そっか。まさかこんな早く返事聞けるなんて思わなかったからびっくりしたよ。」

ラトーシャ「私も・・・できるなら早くディーンと一緒に暮らしたいし・・・。」














ディーン「そっか。なんか、ドキドキすんな。」

ラトーシャ「そうだね。ディーンはいつ引っ越すの?来月?」

ディーン「いや、実はもう契約してあるんだよね。」

ラトーシャ「え?」
















ディーン「鍵ももらってるから、いつでも入れるんだけど、荷物まだ寮にあるからさ。」

ラトーシャ「そうなんだ?」

ディーン「ごめんな。勝手に決めちゃって。」

ラトーシャ「いや・・・。ディーンのお金で買うんだから・・・。」

ディーン「いまから見に行く?」

ラトーシャ「いいの?」















ディーン「家具とかまだ入ってないけど。」

ラトーシャ「見てみたい。」

ディーン「じゃあこれ食べたらいこっか。」

ラトーシャ「うん。」
















ディーン「ここだよ。」


駐車場に車を停めて、二人が門をくぐる。


ラトーシャ「すごい・・・素敵なおうちだね。」

ディーン「だろ?」














ディーン「キッチンはちょっと狭いけど、二人なら十分だよな。」

ラトーシャ「狭くないよ。ディーンの実家が広すぎるだけでしょ。」

ディーン「そっかw たしかに俺んちのキッチンは広いかもな。」




















ディーン「こっちがリビング。壁紙のせいでちょっと暗く感じるけど、後ろが公園だからな~。明るすぎるのもな。」

ラトーシャ「後ろが公園なのはたしかにちょっと気になるね。」

ディーン「公園側の塀、リフォームで高くしてもいいかもな。」















二人がリビングから続くテラスに出る。





















ディーン「まだ家具入ってないからちょっと想像しにくいかもしんないけど・・・いいカンジだろ?」

ラトーシャ「ううん。家具入ってなくても十分素敵だよ。」

ディーン「気に入ってくれた?」


















ラトーシャ「素敵すぎて・・・なんだか一緒に暮らすのが想像できないけど。」

ディーン「これから二人の家になるんだよ。」

ラトーシャ「そうだよね。まだ実感ないけど・・・嬉しい。」

ディーン「ホントに?」

ラトーシャ「うん。ディーンは・・・ホントにいいの?」












ディーン「もちろん。俺ラトに家見せる前に決めちゃったから、ちょっと心配だったんだ。ごめんな。」

ラトーシャ「ううん。」

ディーン「不動産屋がほかにもここ買うか悩んでる人いるって言ってたからさ。早く決めたくて。」

ラトーシャ「それは不動産屋の口車に乗せられたんじゃ・・・。」

ディーン「でも結果的によかったよ。ラトが気に入ってくれたのが一番嬉しい。」











ラトーシャ「ディーン・・・ありがとう。」

ディーン「俺今週中には荷物入れるからさ。ラトもなるべく早く引っ越して来いよ。」

ラトーシャ「うん・・・。そうだね。」

ディーン「ラト・・・キスしたい。」

ラトーシャ「でも、ここじゃ公園から丸見えだよ?」

ディーン「いいんだよ。どうせこれから二人で住むんだし、挨拶がわりだよ。」

ラトーシャ「なにそれw」









ディーンがラトーシャの体を抱き寄せ、唇を重ねる。





















ラトーシャ「 (これからここでディーンとの同棲生活がはじまるんだ・・・。私、幸せだなぁ・・・。」























4 件のコメント:

  1. こんにちわーvv
    今回もワクワクドキドキで読ませて頂きましたvv

    って…くっそがあああ…!!
    といきなりアイビーちゃんにイライラしてしまった読者の私!

    意識ってなによ!!もうビッチじゃね??そう言う誤解されても仕方ないよあんた!!
    と…なんでアイビーばっか~><
    ララちゃんが報われないよお~!!
    ジーン先輩ならもっと良い女がいますって先輩!!
    ってバーカウンターで軌道修正してやりたい気分にかられました

    もうロミオも勘づいてますしね…
    「お前の写真が残念だった件…あいつを意識してたのが漏れてたな」って分かってるよね…

    まだ気持ちがあるジーンとしては
    ちょっとでも俺の事意識してくれんだ…いや、素直に嬉しいよ
    みたいな感じなんだろうな~!あ~ちっくしょ~!!><

    そう!サムちゃんとネオ兄さん!ご結婚おめでとうございます♪
    いやーv良かった良かったww
    サムちゃん好きなので身内に引き込む事が出来て嬉しいですv(おい言い方ヤメロ)

    そして安定のディーンラトですが
    新居も一緒に見れて未来ホクホクですね~vv
    きっとララちゃんにはアイビーちゃんよりも良い男が傍にくると信じています!!><

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    1. >SACHICOさん

      いつもありがとうございます(´∀`)
      アイビーへのイライラが募ってきてますねw
      まぁたしかに意識しすぎですよね。
      こんな意識されちゃったらジーンだって勘違いしかねないし、なにより本命であるロミオに対して失礼だし。
      ロミオは鋭いですからこの人が気づかないわけがなくw

      お祝いのお言葉もありがとうございます(ノ´∀`*)
      このカップルが一番ほどよい進展でゴールインしましたね~。
      最初サムを作った時点ではこうなることを想定してなかったのでね(悪い子にするつもりはなかったですがw)
      わかんないもんだな~と我ながらしみじみ思いますw

      ディーンとラトはちゃくちゃくと同棲への道を進んでいて、安心してみていられますね(*´∀`*)
      いまのところは、ですがw

      ララがアイビーよりもいい男、どうでしょうね( ̄ー ̄)ニヤリ
      この子不運体質ですよ?w
      まぁしかしアイビーが幸せかどうかは別問題なんですけどねw

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  2. なで肩さんこんにちは^^
    アイビーちゃんの動揺とジーンさんの過去の関係にロミオさん早速気付きましたね~w
    まぁでも動揺全くしないでいられるのも感情がある人間としては難しいのだろうし、難しいですよね・・・見ているこちらは過去の人でしょー!って思いますけど、やっぱり実際突然現れたらそうなりますよね~(´Д`|||)
    しかも好き合った状態で別れているわけですし・・・
    もうジーンくん何で現れたのかなぁ~(;´Д`A ```
    ララちゃんを辛い目に合わせるために現れた(違うてw)んだったら、現れないで下さいよ~ヽ(´o`;
    ラトちゃんは2人に後押しされる形になって、同棲を決意されたのですね~♪
    おめでとうございま~すヽ(^◇^*)/
    早く結婚しちゃえばいいのに~~♪♪
    しかし、残されたアイビーちゃんとララちゃんは、やっぱり別々に生活する決断になるのかな?
    もし、そうなったら一人になったララちゃんがとても心配です(´・ω・`)

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    1. >ゆきさん

      いつもありがとうございます(´∀`)
      ロミオはすぐに気づきましたねw
      しかも3年も前にちらっと話しただけのアイビーの元彼のこともしっかり覚えてましたしね( ̄ー ̄)ニヤリ
      たしかに、周りからみたら「過去の人」でも、初恋でしかもヴァージンを捧げた相手、女の子なら一生忘れられない人なんですよね。
      しかもお互い好きなのに別れてしまったし。
      それがいまさら目の前に・・・しかも自分は現在の恋愛で悩みもあってしかも相手は独り身。
      これがララならあっさり乗り換えそうですがどうだろうw

      ラトはふたりの後押しもあってあっさり同棲決めちゃいましたね(*´∀`*)
      お祝いのお言葉ありがとうございます(ノ´∀`*)
      アイビーとララの二人暮らし、どうみてもうまくいきそうにない気がw
      仲はすごくいいんですけどねw
      アイビーはララが起きたらまっさきにおしゃべりしにいきますからねwww
      しかも毎日。
      ララが起きるまでは本読んで暇つぶししてるほどです。

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