Blue sky -sims3 story- へようこそ。
このブログはElectronic Arts社から発売されているPCゲーム「ザ・シムズ3」を使用したドラマ形式のストーリーブログです。
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苦手な方はどうぞお引き取り願います。
2013/06/17
話し合い
深夜をまわり、ブリッジポートは雨が降り出していた。
入り口のドアが開いてミランダが出てくる。
アイビーは眠ってしまっていて気づいていない。
ミランダがアイビーに気づく。
ミランダ「あなた・・・・。」
アイビー「ん・・・・。」
ミランダ「そんなところで寝たら風邪を引くわよ。」
アイビー「あ・・・。」
アイビー「ミランダさん・・・。」
アイビーが慌てて立ち上がる。
ミランダ「大丈夫?」
アイビー「はい。・・・すみません、待ってたらいつのまにか寝ちゃって・・・。」
ミランダ「ロミオに会いに来たのね?」
アイビー「・・・はい。いますか?」
ミランダ「ええ。やっぱり、さっきチャイムを鳴らしたのもあなただったのね。」
アイビー「・・・はい。」
ミランダ「ロミオとケンカしたんでしょう?男と一緒にいるところでも見られた?」
アイビー「ロミオは・・・誤解してて・・・。」
ミランダ「それで会ってくれないのね。」
アイビー「はい・・・。」
ミランダ「あなた、浮気できるようなタイプじゃないものね。」
アイビー「どうして・・・そう思うんですか?」
ミランダ「あなたのことよく知りもしないのに?ふふっwそうよね。」
アイビー「・・・。」
ミランダ「だいたい目を見ればわかるわ。仕事柄、いろんな人と出会うから。あなたは嘘をつけないタイプ。それにその目は嘘をついてる目じゃないもの。」
アイビー「・・・・。」
ミランダ「あの人は嫉妬深いのよ。誰よりも。」
アイビー「はい・・・。」
ミランダ「ついてきて。」
ミランダがドアを開けて中に入っていく。
アイビー「え・・・でも・・・・。」
ミランダ「会いたいんじゃなかったの?」
アイビー「 (ミランダさん・・・どうして私なんかに・・・・。) 」
慌ててミランダの後を追う。
ミランダは振り返ることもなく階段を上がっていく。
ミランダ「ロミオ、起きなさい。」
ロミオ「ん・・・なんだよお前帰ったんじゃなかったのか?」
ミランダ「あなたにお客さんよ。」
ロミオ「・・・・。」
ベッドの上のロミオがアイビーに目をやる。
アイビー「 (ロミオ、やっぱりミランダさんと・・・・。) 」
ミランダ「いつまでもそんな格好でいないで、早く服を着て。」
ロミオが無言のまま立ち上がり、ミランダを睨む。
アイビー「・・・・。」
ミランダ「じゃあ私は帰るわね。」
アイビー「あ、ありがとうございました。」
横を通り過ぎるミランダに慌てて頭を下げる。
ミランダ「気にしないで。」
ミランダ「アンフェアは好きじゃないの。」
ミランダが小声でささやく。
ミランダ「じゃあね。」
アイビー「はい。気をつけて。」
アイビーが去っていくミランダを見つめる。
ロミオ「なにしに来た。」
ロミオがクローゼットを開け服を着替える。
アイビー「鍵、変えちゃったんだね。」
ロミオ「お前が返さないからだろ。」
アイビー「一応持ってきたけど・・・もういらないよね・・・。」
ロミオ「そんなもん捨てろ。」
アイビー「ロミオ、私・・・悲しかった。いきなり鍵変えられて・・・まるで私のこと、拒んでるみたい。」
ロミオ「もう終わったはずだろ。」
ロミオがアイビーの顔も見ないまま横を通り過ぎる。
アイビー「終わってないよ。私の中では。」
ロミオ「これから仕事なんだ。鍵置いたらさっさと帰れ。」
アイビー「ロミオ、私はちゃんと話し合いたい。」
ロミオ「話すことなんかもうない。」
アイビー「ロミオ・・・。」
ロミオ「お前にはもうあいつがいるだろ。なんで俺にかまう。」
アイビー「好きだもん。」
アイビー「私が好きなのはロミオだよ?どうしてジーンのことそんなに気にするの?」
ロミオ「もうどうでもいい。お前のことも、あいつのこともな。」
アイビー「ロミオ、ミランダさんとつきあってるの?」
ロミオ「俺は誰ともつきあわない。お前ともつきあってはなかったはずだ。」
アイビー「わかってる。それでも前は一緒にいてくれたよね?どうして拒否するの?」
ロミオ「終わったって何度言えばわかる。」
アイビー「ミランダさんのこと好きなの?」
ロミオ「俺とあいつのことはお前には関係ない。」
アイビー「私のことは?もう嫌いなの?」
ロミオ「嫌いだ。」
アイビー「私は・・・ロミオが好き。だから一緒にいたいし離れたくない。」
ロミオ「・・・・。」
アイビー「ロミオが私のこともう好きじゃないんなら諦める。だから・・・ロミオのホントの気持ちが聞きたい。」
ロミオ「仕事の邪魔だ。早く帰れ。」
アイビー「私のこともう嫌いなの?」
ロミオ「嫌いだっつってんだろ。」
アイビー「なんで目をみていってくれないの?」
ロミオは黙ったままパソコンの画面を見つめている。
アイビー「・・・・ロミオ嘘ついてる。」
ロミオ「ついてねぇよ。」
アイビー「じゃあなんで私の目をみて言ってくれないの?ホントは私のこと好きなんでしょう?やきもち焼いてるだけなんでしょ?」
ロミオ「勝手に言ってろ。」
アイビー「ちゃんと正面から私に向き合ってよ!私から逃げようとしないで!」
ロミオ「・・・・。」
アイビー「ロミオのバカ!」
アイビーが駆け出し屋上へと続くドアの鍵を開ける。
ロミオ「 (あいついつのまに鍵なんか・・・・。) 」
ロミオ「 (ったく・・・めんどくせぇな・・・・。) 」
アイビーを追って屋上へとやってくる。
外は雨が激しくなり、風も冷たい。
アイビーがフェンスの淵に足をかけているのが目に入る。
ロミオ「おい!なにやってんだ!」
ロミオが駆け出す。
アイビー「来ないで!」
アイビーがゆっくりと立ち上がる。
ロミオ「お前・・・。」
アイビー「それ以上近づいたら飛び降りる!」
ロミオ「なに考えてんだよ・・・。」
ロミオ「こんなことして・・・ふざけるのも大概にしろ。」
ロミオがアイビーを睨みつける。
アイビー「ふざけてるのはロミオの方だよ!」
ロミオ「はぁ・・・?」
アイビー「どうして私に向き合ってくれないの?私は・・・ロミオだけしか見てないのに。」
冷たい雨で体が濡れ、アイビーの声は震えている。
握り締めた指先にぎゅっと力をこめる。
アイビー「怖いからって逃げないでよ!私だって怖いよ!」
ロミオ「・・・・。」
アイビー「ロミオに捨てられるのが・・・すごく怖い・・・・。でも、信じてるから・・・・ロミオは・・・・どんなにひどいことしても・・・私のこと好きなんだって・・・・信じたいから・・・・。」
ロミオ「・・・わかった。ちゃんと話し合うから・・・とりあえず、そこから降りろ。」
アイビー「ホントに・・・?」
ロミオ「ああ。だから早く・・・。」
アイビー「わかった・・・。」
ロミオ「いい子だ。」
アイビーがフェンスから降りようと、ゆっくり膝を曲げる。
雨のせいでフェンスが濡れてヒールがつるりと滑った。
アイビー「・・・っ!」
声をあげる暇もなくアイビーの体が後ろへと傾く。
まるでスローモーションのようにゆっくりと落ちていく。
ロミオ「おい!!」
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なで肩さんこんばんは^^
返信削除凄い展開になって来ましたね~~www
ミランダさんがアイビーちゃんを部屋に入れるとはww
なんかカッコいい人ですよね~、アイビーちゃんの事もよく知らないけど見抜いているというか・・・
駄々っ子のロミオのお姉さんというか、お母さんみたいw(笑)
しかしその後2人になった後のロミオの見ていてイライラする事!!!
逃げっぱなしで本当に男らしくないな!!!
しかも、終わったとか言って、でも付き合ってないだとか言ってる事がおかしいしwww
付き合ってないなら何でそんなに怒るんだよってねwww
目を絶対見ようとしないのが本当にムカつきますよね~~(-ω-;)
そしてなんとアイビーちゃんが屋上のフェンスに・・・
まさかここまで行ってしまうとはwww
さすがのロミオも焦ってますよねwwこうなって焦って話し合うとか、遅いんだよ!!ってまた更に私の怒りがwww
って・・・えええ?!アイビーちゃん!!危ない!!
まさかこのまま落ちちゃうの?!
>ゆきさん
削除いつもありがとうございます(´∀`)
ミランダは大人女子の雰囲気ですよね。
一応昔はロミオと体の関係があり、最近でも肉体関係を結んでいたのに、アイビーには嫉妬せずむしろ協力的、というか。
アイビーのこともわかってくれてるのは、ただこの人が人を見る目があるだけじゃなく、ロミオのことをよく理解してるからなんですよね~。
ホント、姉というか母というか年上の恋人というか、そういう立ち位置ですw
しかしアイビーに去り際に「アンフェアは好きじゃない」と言ってるところがまたね( ̄ー ̄)ニヤリ
ロミオは完全に貝になっちゃってますねwww
聞く耳持たず、です。
アイビーの言うように、逃げてるだけなんですよね~。
アイビーとロミオは、見た目は完全に男性らしい女性らしい二人ですが、中身はまったくの真逆なんですよw
まぁ男性のほうが恋愛に対しては女々しいところが多いし、女性のほうがどちらかというと白黒つけたがるしさっぱりしていますからね。
そしてアイビーは強硬手段にでました。
「黙れよ!」の逆で「しゃべれよ!」って感じですねwww
まぁでもこうでもしないとロミオはまじめに話し合いしてくれなそうですからね。
アイビーが本気だということをロミオに示しました。
しかし最後にハプニングが(;´∀`)
梅雨時期とはいえ雨で夜は寒かったりしますからね~。
主人公の危機、どうなるでしょうねw
あ、アイビー!!
返信削除その位置でロミオ間にあうのかっ?!
いやー、ここでアイビーに何かがあったら
ロミオ許さん!
あ、でもロミオとミランダの関係を知ったまま
また付き合うのは辛いから、その部分だけ記憶喪失しちゃっても
いいかもw
で、ロミオは何もなかったかのように
アイビーのそばにいてほしいなぁ。
だって、他の女と寝たロミオと一緒にいるのも
つらいだろうし。
んー、アイビー死ぬことはないですよね?!
ドキドキです。
>ふわりんごさん
削除いつもありがとうございます(´∀`)
ロミオはアイビーを救えるんでしょうかね~(;´Д`)
記憶喪失、どうでしょうね( ̄ー ̄)ニヤリ
たしかに、元鞘に戻ったとしてもロミオの浮気のことをアイビーが許せるのかどうかが問題ですよね。
その部分を忘れてしまえばまだラクなのかもしれません。
ロミオがなにもなかったようにアイビーのそばに、それがいいですよね。
4階って微妙な高さなんですよね。
骨折は免れないにしても、打ち所が悪ければ最悪死ぬこともありえるし、下手したら記憶喪失とか、半身不随とかもなきにしもあらず・・・。
アイビーは助かるんでしょうかね~(;´Д`)
ども、史生です。
返信削除ああああアイビーちゃーーーーん!!
こんな風になるまで彼女を追い詰めるロミオ氏情けなさすぎるよ…。
アイビーちゃんを慌てて宥めすかしてるくせに「いい子だ」とか言い方がもう常に上から目線だし(苦笑)誰のせいでこうなったと思ってるんだよロミオ氏!
何でこんな男にアイビーちゃんやミランダさんというイイ女が付くんだろ…。
アイビーちゃんが彼がいいって言うから、この状態が挽回するのを希望しますが、今のところ彼の株は大暴落中です…。
最後の画像、もうほとんど落ちてるじゃないですか!いやーーー間に合ってくれー!!
ていうかもし落ちて怪我もしくは最悪なことになったらロミオ氏「突き落とした」とされても文句言えませんよね…。だって見てる人が誰もいないんですもん…。
そうならないことを祈ってます。どうか助かってー!(切実)
>史生さん
削除いつもありがとうございます(´∀`)
アイビーはとうとうキレましたね~。
いつもわりと冷静な子なのに、ここまで追い詰めたのは完全にロミオのせいですね。
ロミオは昔からアイビーと二人のときは上からなんですよねw
まぁずっと「お前」って呼んでますし( ̄ー ̄)ニヤリ
ジーンは再会後は名前でしか呼んだことなかったですがw
でもアイビーも上からのほうが心地いいのかもしれませんwww
たしかに、ダメンズにはいい女がつきものですよね!
なんででしょうね~。
女が悪いんでしょうけどw
ロミオの株は登場後上がったと思ったら急激にだだ下がりでwあいかわらず上がりはしませんねwww
ホント、もしアイビーが落ちて大変なことになったら、目撃者がいないとはいえロミオとふたりっきりだったのはミランダが証明できますし、ロミオ訴えられても文句言えませんね。
まさかの主役再起不能になるのかどうか、次回ご期待ください。(もう更新済みですがw