2013/07/22

美しすぎる悪魔の仮面






























リア「ふぁ~・・・。」


リアがベッドから起き上がる。
つけっぱなしのライトが部屋を照らす。
暗闇を怖がるリアは、一人で寝るときは常にライトを点けたまま寝ている。
















リア「シャワー浴びよ・・・。」





















リアが階段をあがるとバスルームのドアが開いてアランが出てきた。




















アラン「おはよ。」

リア「あ、おはよ~・・・。」

















アラン「なに?俺の裸見にきたわけ?」




















リア「へ?」

アラン「朝から欲求不満だな。あんたも。」


















リア「ちょ・・・・お酒臭っ!アラン酔っ払ってるの??」


リアが鼻をつまんで顔の前で手を振る。


















アラン「飲んでちゃ悪いのかよ。俺だってたまには酒くらい飲むさ。」


あからさまにムッとした顔でリアを睨む。
















リア「もぉ~、朝からやめてよね。こっちは寝起きなのに。」

アラン「はぁ?」


















リア「きゃっ!」


突然アランがリアを壁際に追い詰める。

















リア「ちょっとアラン・・・。」

アラン「あんた、年下だと思って俺のことバカにしてんだろ?」

リア「べつにそんな・・・。」

アラン「俺があんたのこと抱かないって言ったから、油断してんじゃねぇの?」

リア「なに言って・・・。」

アラン「俺だって男だってこと、忘れたわけじゃないよな?」









リア「・・・アラン、飲みすぎ。酒臭いし、そこどいてよ。」

リアがキッと睨みつける。


















アラン「へぇ~、怒った顔もそそられるね。」


アランがリアの顎にそっと触れる。


リア「ちょっとアラ・・・・。」

アラン「あんたっておいしそうな唇してるよねぇ?俺、厚い唇好きなんだよね~。キスしたら気持ちよさそう。」


唇に息がかかるほどの距離でアランが囁く。










リア「ご、ごめん。私が悪かったわよ。・・・だから冗談はもう・・。」


リアがやんわりとアランの胸を押し返す。

















リア「んっ・・・。」


突然アランがリアの唇を塞ぐ。

















リア「!!」


リアが目を見開く。


















一瞬だけ脳裏に浮かぶビジョン。
ものすごい憎悪や嫌悪感がリアに襲い掛かる。
自分以外の者すべてを憎み蔑むような表情の血だらけの幼い子供。


















しかしその目の奥には微かに悲しみが宿っていた。





















リア「・・・っ!」


たまらず目を瞑る。

















パシッ




廊下に乾いた音が響き渡る。















リアが走り出し階段を駆け下りていく。


アラン「・・・・。」

















アラン「・・・・ふっ。」




















リア「ハァ・・・ハァ・・・・。」


息を切らして部屋に駆け込んだリアが、ドアを背に鍵をかける。

















リア「 (なにあれ・・・・。あんな強い感情・・・今まで感じたことがない。悲しいのに・・・泣けなくて苦しい・・・・。) 」




















リア「 (そしてそれを覆い尽くすくらいに強い憎しみや苛立ち・・・。姿は幼い子供なのに・・・まるですべてを知ってる大人みたいな・・・・。)」




















リア「 (怖い・・・・。)  」










































リア「おはようございます・・・。」


ドアを開けてリアがオフィスに入ってくる。


タイラー「おはよ~。」















タイラー「あれ?今日はのんびりだね。いつも俺より早いのに。」

リア「はい・・・。」

タイラー「なんかあった?」
















リア「ちょっと・・・体調がよくなくて。」

タイラー「そうなんだ?大丈夫?」

リア「はい。薬飲んできたので・・・そのうちよくなると思います。」
















タイラー「あんまりムリしないようにね。ひどかったら早退してもいいんだからさ。」

リア「はい。ありがとうございます。」

















リア「 (あのビジョンを見てから、すごい倦怠感と頭痛がする・・・。イライラするし・・・なんなんだろう・・・・。) 」




















午後の休憩時間。
リアが自動販売機前にいるとレオンが入ってくる。


レオン「よぉ。」

















リア「どうも・・・。」

レオン「相変わらず顔色悪いみたいだな。大丈夫か?」


















リア「大丈夫です。薬も効いてきたし。」

レオン「そうか?それにしては青い顔してるぞ?」



















レオン「ムリすんなよ。急ぎの仕事なんてねぇだろ?あんたが帰っても誰も困らねぇよ。」




















リア「あんたたち社員と違って私は派遣なんだから、働かないと稼げないの。もう気分もよくなったから平気よ。ご忠告どうも。」



















リアが炭酸をあおる。


レオン「おいおい。炭酸は具合悪いときはダメだろ。胃には刺激が強すぎるぞ。」
















リア「うるさいなぁ・・・。」


ぼそりとつぶやいてリアがゴミ箱に空き缶を投げ捨てる。


レオン「聞こえてんぞ。」














レオン「あんたなぁ・・・。」

リア「大丈夫だって言ってるでしょう?もうほっといてよ。」


リアがレオンの横を通り過ぎる。
















レオン「 (あいつなにイライラしてんだ?生理か?体調悪いのもそれか。) 」




















バタッ


レオンの背後で鈍い音がしてリアが倒れる。
















レオン「おいっ!」


振り返ったレオンが慌てて駆け寄る。

















レオン「大丈夫か!?おい!」





















レオン「リア!!」





4 件のコメント:

  1. こんにちわーvv
    え?リアって生理だったんですか?
    あ~私もうそろそろなんだよね~…ナプ貸してくんない?(ヤメロ)

    いや、のっけからアランはやってくれましたね…
    え?酔ってるからだよね?こういう子なの?
    リアからモーションかけたこと1度もないのにこのクソガキ何してくれちゃってんの???

    女はみんな俺に気があるとか思ってんの?
    さて、ここでちょっと分析…あの内容の濃いキスの理由

    単にリアを試した、もしくわからかった
    その結果リアには彼の内面の一部と取れる謎の画を見てしまうに至る
    アランはそれに対し、アンタやっぱ見えてんじゃねーか(苦笑)

    これなのか、
    むしろ酒をいつも以上に浴びた結果
    寂しくなったのが誰かにすがりたくなったのか助けてほしかったのか…
    でも俺の事言っても誰も分かってくれやしない言葉なんて邪魔だけ
    じゃあリアいるじゃねーか、キスだけで俺の事どこまで見えるのかやってみよう
    でリアにキス、えらいもん見る…アラン、なるほどキスだけであそこまで見えるんだ…

    っていう…さっちゃん分析
    だとしてもタイラーさんのほうが好きだけどね☆v!
    しかし…派遣社員と社員の違い…分かるわー…
    私も5年ほど派遣の経験があるけども、ほんとそうよね
    お前ら社員は熱出したら普通に休めるしボーナスの話題も楽しそうだし
    むしろ有給って何ですか?むしろこっち時給ですよ?
    働いた時間が自分の生活費だよ…
    気分悪いなら帰っても大丈夫だよ?と言われるのは気持ちとしては嬉しいけどさ
    帰ったら、通帳が大丈夫じゃなくなるからね…?と言う切なさvvv

    リアにとって、どんなに周りに良くして貰っても自分は派遣
    みんなは社員、契約の更新にストレスを感じなくていいっていうのは羨ましい
    と思ってるかもしれませんね…多分ですがvvv
    アランの中の亡霊ボーイを見たせいもあってか一気に体力が落ちてってますね

    もうあんな亡霊宿主にかかわらないほうが賢明ですね!!
    この職場なら…タイラーさんいるし(いい加減にしてください)
    そして倒れるリア…っていうかレオンvvvえ?SEIRIとか
    すぐそういう事思いついちゃう人なの??vvvv

    なんだろう、この人だからなんか憎めないけどvvv
    この後のリアがどうなってしまうのか…

    はよ!!!次!!先生次はよ!!!vvワクドキーvv(#^.^#)v

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    1. >SACHICOさん

      いつもありがとうございます(´∀`)
      アラン、今回とうとう本性が出たというかなんというかw
      お酒飲むと人間って素がでますからね( ̄ー ̄)ニヤリ
      ただアランの場合、最後鼻で笑っちゃってるし、計算でやってるのか本気でただの酔っ払いか、微妙なところですよねwww

      そしてさっちゃんの分析、かなりいいところまできてますよ~。
      でも正解は言わないw(ケチ
      アランについては徐々に解禁されていくのでお楽しみにといっておきましょうかw
      ホント、徐々に、ですw

      やっぱりタイラーですかいwww
      この人特になにもしてないのになwwww
      派遣と社員の違いね、ホント思うよ私が今派遣なのでねw
      残業で稼ぐしかないんだよねwww
      リアも引越ししたばかりでこの前部屋の模様替えで奮発しちゃったし、貯金もほとんどない状態なんですよね~。
      だからちょっとくらい体調悪くても甘えてられないんだよね。
      みんな優しくて言ってくれてるだけなんだけど、リアはアランのヴィジョンみて具合悪いうえにイライラしちゃってるので素直に聞けない状態なんですよね~。
      なのでレオンの言うことも素直に聞けず反発しちゃったし。
      レオンは前回リアのこと怒らせちゃってるしよけいにですねwww
      レオンはリアが珍しくおこなので「女がイライラ=生理か?」ってなっちゃったんでしょうねwww
      しかも、体調悪いってやっぱ生理じゃねーか、っていう判断www
      レオンは頭の中が割りと単純なのでねw
      そういうところがディーンと似てるかもしれませんwww

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  2. なで肩さんこんばんは^^

    うわ~~ますますアランくんって人がよく読めない・・・
    てか前半見てられなくて猛ダッシュしちゃったわ~~www
    今後ウフフシーンが出てきたらどうしましょwww
    それにしても、リアちゃんが見えた、血だらけの幼少時代のアランくんの映像・・・
    これは何なんでしょうか・・・こわい(TωT)
    目の前で親を・・・とか?!虐待?!
    それとも、ただ単に彼の心の中のイメージとして出てるのか・・・・
    何にせよ、子供の頃の何かしらのトラウマを抱えてるって事ですよね(´・ω・`)
    リアちゃんもかなりの恐怖を感じてるようで、職場に行っても気分が優れないようですね・・・
    レオンさんに対してもイライラしっぱなしでwww
    しかも最後倒れてしまったΣ(゚д゚;)
    大丈夫でしょうか・・・

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    1. >ゆきさん

      いつもありがとうございます(´∀`)
      アランは行動がなぞですよねw
      ちょwww
      キスだけで猛ダッシュとはwwww
      こりゃ濡れ場があっちゃったりなんかしたら大変ですね( ̄Д ̄;
      指の隙間から高速スクロールかなwwww

      そしてリアは怖いヴィジョンをみてしまいましたね。
      さすが勘が鋭いゆきさん、いいところ突いてますよ~♪
      正解はいいませんがw
      そうなんですよ、子供の姿、というのがキーポイントですね。
      リアのセリフからもヒントが隠されていたりします。

      リアはアランのヴィジョンにあてられちゃって、かなりイライラして具合悪くなっちゃってますね~。
      レオンに対しては完全に八つ当たりにしかみえないんですけどねwww
      そしてレオンの忠告を聞かないリアはとうとう倒れてしまいました!
      どうなることやら(´・ω・`)

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