タイラー「二次会に課長がついてこなくてよかったな~。」
同僚「あの人踊れませんからねw クラブだって言ったら毎回遠慮しますよ。」
タイラー「そうなのかw」
タイラー「あれ?金曜だってのに全然賑わってないな。」
同僚A「ホントっすね。」
リア「・・・・。」
バーテンダー「2階のイケメンバーテンのせいですよ。」
タイラー「え?」
バーテンダー「ちょっと前に入ったバーテンです。こいつが出勤する日は女性客は全員もっていかれるし、ナンパが成功しないので男性客も全然なんですよ。」
レオン「へぇ~。すげぇな。」
バーテンダー「おかげでこっちはあがったりですよ。」
タイラー「え?それって儲かってるんじゃないの?」
バーテンダー「この店はカウンターごとにレンタルされてるんですよ。バーテンはチップを除いて稼いだ分の4割をオーナーに支払う。だからバーテンはそれぞれの利益で儲けてるようなもんなんです。」
タイラー「珍しい運営方法だな。」
同僚A「たしかに。」
バーテンダー「カウンター3つに登録しているバーテンは5人。そのためにみんな工夫を凝らして目立った格好したりがんばってるっていうのに・・・あいつはいるだけで客がつくしチップも多い。完全にホストですよ。」
同僚の女性「わぁ~。そんなイケメンなら是非見てみたいわね!」
レオン「たしかに。酒代だけでホストがつくようなもんだもんな。」
バーテンダー「お客さ~ん、今の話聞いてました?頼みますからこっちで飲んでいってくださいよ~。」
タイラー「わかったわかった。ちょっと見てくるだけだって。」
バーテンダー「ホントですよ~?」
タイラー「すぐ戻ってくるよ。」
リアたちがぞろぞろと二階へ移動する。
タイラー「お?あれか。」
同僚A「たしかに、女性客ばっかりですね。」
タイラー「しかも誰も踊ってないw」
アラン「いらっしゃい。」
タイラー「へぇ~。たしかにイケメンだな。」
同僚の女性「ホント~。顔も小さくてモデルさんみたい~。」
アランがちらりとリアを見やる。
アラン「あ~あ。もうバレちゃった。」
同僚の女性「え?」
リア「やっぱり。アランのことじゃないかと思ったんだ。」
タイラー「リアちゃん、彼のこと知ってるの?」
リア「はい。ちょっとした知り合いで・・・。」
アラン「彼女だよ。」
女性客A「え~?!アラン彼女いたの?」
アラン「冗談だよ。ただの同居人。」
女性客B「同居ってなに?寮に住んでるとか?」
アラン「そんなカンジ。それで?なに飲むの?」
タイラー「あ、とりあえずビール4つと・・・リアちゃんたちなんにする?」
同僚の女性「私はバーテンさんおすすめのカクテルで~。」
リア「じゃあ私もそれで。」
アラン「了解。」
同僚A「ルームシェアっすか~。」
リア「うん。まだ1ヶ月くらいなんだけど。女友達の紹介で入ったら、そこにアランがいて。」
同僚A「じゃあ3人で住んでるんすか?」
リア「そう。」
同僚A「ハーレムっすね~。やっぱイケメンはどこにいても女に囲まれる運命なんですかね?w」
リア「どうなんだろう?でも、あの人女の子に興味ないみたいだし、冷たいよ?」
レオン「そのクールさがウケるんだろ?」
リア「なるほど。」
リア「でもまさか・・・こんなにモテるとは思わなかったな。(お客さんも、アラン目当てで来てる常連さんばっかりみたい・・・。) 」
同僚A「いやいや、あの顔であのスタイルはずるいっすよ。」
タイラー「リアちゃんは彼みたいなのはタイプじゃないの?」
リア「う~ん・・・整いすぎて住む世界が違うっていうか・・・最初かなり戸惑いました。」
タイラー「やっぱりそうなるよね~。マネキンみたいだもんね、彼。」
リア「ホントそう。ただしゃべると普通だから、もう慣れましたけど。(とは言ってもなに考えてるかよくわからないけど。アラン、バリアすごい張ってるし。)」
タイラー「じゃあ、リアちゃんはどういう人がタイプ?」
リア「え?タイプですか?」
タイラー「うんうん。外見は?」
リア「外見は・・・まぁかっこいいに越したことはないですけど。」
タイラー「じゃあ顔以外では?」
リア「う~ん・・・頭のいい人・・・かなぁ?(タイプは完全にローガンなんだけど・・・ローガンはバリア張っててクールに見えても、結構喜怒哀楽がはっきりしてて私にはそれが流れてきてたな。特に寂しいとか苛立ちの感情は・・・。だからよけいに、癒してあげたかったのかもしれない。) 」
タイラー「頭のいい人ねぇ~。」
リア「賢いって意味ですよ?」
タイラー「うんうん。」
同僚の女性「レオンさんは~?」
レオン「え?俺??」
同僚の女性「前から気になってたんですけど、レオンさんってかなりのナンパ師ですよね~。ほかの部署の子たちの間でも噂になってましたよ。」
レオン「あははw」
同僚の女性「ナンパするときの選ぶ基準とかあるんですか~?」
レオン「まぁ、そりゃああるよね。ナンパしやすい子と、絶対誘いに乗らないような子と、タイプあるわけだし。」
同僚A「なるほど。」
レオン「それに外見もさ、一応タイプはあるからあんまり太ってるような子とか筋肉質なのはイヤだろ?みんなだって。」
タイラー「そうですね~。」
同僚の女性「そんなのは当たり前ですけど。聞きたいのは好みのタイプですよ。」
レオン「タイプね~。う~ん、落ち着いた子、かなぁ?あと俺も、賢い美人は好きだな。」
同僚の女性「賢い美人って言えば、シエラさんじゃない?」
リア「シエラさん?」
同僚の女性「隣の部署のシエラさんよ。とびきりの美人さんがいたの、気づかなかった?」
リア「あ~、いましたね。色白の。」
同僚の女性「そうそう。」
レオン「たしかに、彼女は美人だよな。賢そうだし。」
同僚A「でも硬いって噂ですよ。職場の飲み会も、絶対一次会で帰るそうです。」
レオン「そうなのか~。残念。」
同僚A「レオンさん、ナンパの仕方、俺に伝授してくださいよ~。」
レオン「しょうがね~な~。」
レオンが立ち上がる。
同僚の女性「え~?本気?」
同僚A「マジっすかw やったw」
レオン「おら。いくぞ。」
同僚A「わ~。負ける気がしないw」
同僚がレオンに続いてカウンターへと向かう。
レオン「なに飲んでんの~?それうまい?」
カウンターの女性「なに?あっち行っててくんない?」
レオン「そんなこと言わずにさ~。うまいんなら俺も同じの飲もうかな~。」
カウンターの女性「はいはい。うまいうまい。」
レオン「ちょっとw もうイケメン見飽きたでしょ?そろそろフツメンの俺と楽しくおしゃべりしない?」
リア「お二人はいかないんですか?」
タイラー「いや、俺そういうの苦手だし。」
同僚B「僕も・・・。」
リア「そうなんだ?タイラーさんって結構好きかと思ってました。」
タイラー「え~、俺って結構マジメなんだよ?」
同僚の女性「意外にタイラーくんって一途だもんね。中学時代の彼女といまだにつきあってるんでしょ?」
タイラー「いや~・・・それが最近別れちゃって。」
同僚の女性「え~?そうなんだ?」
リア「 (レオンさん、ホント軽いんだな。会社でも女子の間でナンパ師って噂になってるほどなんだ?スーツ姿が結構イケてるし、リーマンだって知ってちょっとは見直したんだけどな。) 」
レオン「隣座ってもいい?おごるからさ。」
カウンターの女性「おごってくれるならべつにいいわよ~。」
数時間後。
リア「 (あ・・・レオンさん・・・・。) 」
リア「 (最初に声かけた女の子・・・お持ち帰り?最初は全然なびかなそうだったのに・・・・さすがだな。) 」
しばらくすると同僚Aが一人で戻ってきた。
同僚A「いや~、完敗っすわ。」
同僚の女性「あれ?レオンさんは?」
同僚A「とっくに店出ましたよ。女の子連れて。」
タイラー「マジで?全然気づかなかったな。」
同僚A「やっぱ違いますわ。あの人トークうますぎ。最初見向きもしなかった子が、どんどん距離縮めていってましたもん。まず知識量が違いましたわ。」
同僚の女性「へぇ~。近くで見てればよかった~。」
タイラー「・・・てもうこんな時間か。」
リア「ここって2時で閉店でしたよね?」
タイラー「そうなんだ?俺たちもそろそろ出るか~。」
同僚の女性「そうだね~。」
タイラー「ご馳走様~。」
リアたちが立ち上がり立ち去る。
アラン「気をつけて。」
同僚の女性「アランさん、また来ますね~。」
アラン「お待ちしてます。」
レオンが給湯室に入ってくる。
レオン「おはよ~。」
リア「おはようございます。」
レオン「早いね。」
リア「金曜はお疲れ様でした。」
レオン「あ~、そっちこそお疲れ。主役だから最後まで付き合わないといけないんだもんな。大変だな。」
リア「楽しかったですよ。」
レオン「そう?ならよかった。」
リア「レオンさん、女の子お持ち帰りしてたでしょ?」
レオン「あ~、見られちゃった?」
リア「最初に声かけた子、興味なさそうだったから成功するとは思いませんでした。」
レオン「あははw」
リア「さすがですね。」
レオン「まぁね~。」
リア「失敗したことないの?」
レオン「もちろんあるよ~。昔はね。」
リア「ふぅ~ん。」
レオン「俺にだって若い頃はあったさ。いろいろ学んで実力つけたけど。ナンパも仕事もね。」
リア「そういえば引き抜きって聞いたけど・・・。」
レオン「うん。知ってたんだ?」
リア「みんながいろいろ噂してたから。」
レオン「なんの噂だよw」
リア「主にナンパの話だったけど。ほかの部署の子も何人か食われてるとか。」
レオン「ははっw あいつら噂好きだな~。」
リア「金曜の子は?」
レオン「ああ。おいしくいただきましたよ~。やっぱうまいな~朝の炭酸は。」
リア「・・・・。」
レオン「なに?もしかして妬いてんの?」
リア「ふっw その自信はどこからくるの?」
レオン「え~、経験?w」
リア「へぇ~(棒 」
レオン「あ~バカにしてるだろ。」
リア「ディーンくんと兄弟なのに、全然違うね。」
レオン「そんなもんじゃない?同じ環境で育っても、根本的な性格とか付き合った仲間で人って変わるだろ?」
リア「そうだけど・・・。」
レオン「俺はディーンと違って自由主義だからな。」
リア「へぇ~。」
レオン「それより、あんたはどうなんだ?」
リア「え?」
レオン「あいつともう寝た?」
リア「あいつって・・・?」
レオン「イケメンだよ。一緒に住んでるんだし、やってるんだろ?あいつ、夜のほうはどうなんだ?イケメンって努力しないからヘタクソとかよく聞くけどさw」
リア「知らないわよ。自分で確かめたら?」
レオン「へ?」
リア「あなたと一緒にしないで。」
レオン「ありゃ~・・・怒らせちゃったか・・・。」
レオン「まぁいっか~。」
なで肩さんこんばんは^^
返信削除おお~~wwやはり歓迎会で行った先のバーテンにアランくんが居た~~~!!!!
しかし、ほんとホスト状態ですねww
なんかでもリアちゃんの事、彼女とか言ったり、ノリが軽いなぁ~w
ほんとどんな人なのか読めないwww
しかしレオンさん・・・みんなからナンパ師で噂になってるとはww
しかも、その場で同僚に伝授してくれと言われてナンパ、しかも最後お持ち帰りwww
みんなで来てる時にそれはいかんだろwww
週明けの給湯室でのリアちゃんとレオンさんの会話w
なんかこの2人お似合いなんだけど、どうなんだろ?
互いに気になってるっぽいような気がするのは私の気のせい?!
>ゆきさん
削除いつもありがとうございます(´∀`)
ゆきさんの想像通り、歓迎会で行ったバーにアランいましたwww
さすがゆきさん( ̄ー ̄)ニヤリ
アラン目当てのお客さんは女ばっかりですね。
そしてそれを知っててリアのことを「彼女」とか言っちゃうw
この人、最初冷たいかと思いきや意外にも冗談飛ばしたり結構ノリ軽いですよねw
アランは自分が興味ない人にはとことん冷たいしどうでもいいんですが、気に入った相手には結構おしゃべりだったりからかったりするタイプです。
なのでリアのことは嫌いじゃないみたいですね~。
そしてレオン、あいかわらずナンパ師ですw
リアのときは結構男前なカンジ(そうか?)でしたが、やはりただの女好きですねレオンはwww
しかもしっかりおもち帰り!!
ローガンとはまたちがったタイプの女ったらしですね~。
そして翌週のオフィスでの二人。
この二人お似合いですか??
まぁ、元は似たもの同士なのかもしれませんが、リアがもう心機一転してビッチから心を入れ替えようとしてますからね~。
なのにレオンの「ビッチめ、あのイケメンともうやってんだろ?」っていう一言にリア切れちちゃいましたwww
こんにちわーvvさっちゃんですーv♪
返信削除いやーあのー…レオン、アラン…うーん…
タイラーさんだよねっ…!!!☆キラリv
男は顔じゃないんだよ、じゃあタイラーさんだよ
って具合に何故かタイラーびいきになってしまった私ですコンニチワ
ふぉvvv!早速アランの職場がバレてしまいましたね!!
変わった経営方法であるバー…これはみんなそれぞれ将来的には自分の店を持つのが目標
っていう人が勤めていそうですよね~
場所代とプラスアルファを大家に払って商売、うまい事ファンを掴んで
独り立ちの時の足掛かりに~…
いや、もうアラン本当にホスト行ったほうがいいんじゃない?
あ~でもトークスキルと愛想が皆無か…もう飾りで十分って感じですねーvv
だから女性客も踊らず騒がずジっと彼が仕事してるのを眺めてるわけで
もうあれですよねv完全に目の保養vvv
でももってリアグループ…下の階には戻ってくれなかったんだねvvvv
1階のバーテン泣いてるよvvvv(笑)
そしてレオンvvvナンパ師の講座vvv
しかしなんだかんだとさすがですね~!あれだけ私アランに夢中だアッチいってまえー!
なギャルを口説き落としお持ち帰り…さらにおいしく頂いたと…vvv
レオンvvv若いな~vvvv
だけどあんだけアッケラカーンとしてた方が魅力的ですよね
むしろ十分イケメンだしトークスキルっていうのはすごく重要だし回りからの信頼も厚い
でもって、どっか掴めない…チャラいけどオンオフは切り替え上手…
クッソー…レオンいいな~
アランも捨てがたいけど今のところはまだ、不愛想で謎が多いお人形さん…
うちもこいつ同じ人間ですかレベルなイケメン設定はマリ先生しかいませんが…
うーん、やっぱタイラーさんですね!!☆
あのEA顔と地味ながら采配に長けている大らかな性格が好きですv
そしてリアとレオン…いい雰囲気じゃないか?????
自然だよ自然!!でもさ、この2人似た者同士だけど根本が違う感じがするよね
最後のセリフっていうんですか、あんたと一緒にしないで発言…これにリアのレオンに対する
「あ、いい奴かもとか思った私がバカだった」とか「1回ウフったからっていい気になるな」
この両方とも受け取れるんですよね~
レオン→ある程度の好みクリアしてたら誰でも美味しく頂ける
リア→過去はそうだったが今は…ノリはあるかもだけど誰でもいいわけじゃない
リアは成長の物語があるので読み手にしたらこの辺はまだわかりやすくはあるんですよねv
レオンは昔っからこいつ女好きやな~と…
大きく成長の描写が書かれていないのもあるのでまだ掴みにくいのかも…
でも、リアの中では母と言いレオンと言い
もう1人の自分を見ているような気分になっちゃうのかな…
彼女は、すんごくコンプレックスと自己嫌悪の塊のような女の子なのかな?
って深読みしちゃうSACHICOですハイ。
この続きもはよ下さい!!カモーン!!!
>SACHICOさん
削除いつもありがとうございます(´∀`)
いきなりタイラーへの路線変更ワロタwwww
いや、マジメでいいですよねw見た目ちょっとチャラくみえるけどw
そうそう、このクラブのバーの経営方針はホントそんな感じで、将来自分の店を持ちたいと思っている若者の支援的な経営方法なんですよね。
カウンターだけ自分の店、っていう感覚。
なのでアランみたいなやつがいると店自体が荒れちゃうんですけどwww
アランはホント、外見だけはパーフェクトなんですが、そのせいもあってトーク術も磨く必要がなかったし、元々愛想がない性格なのでw
でもこういう冷たいのが好きな子にはたまらないんでしょうね~。
ホストになったら絶対1位はとれないと思うけどかならず2位か3位に食い込んでくるタイプですよねwww
ってホストいったことないけどもwwww
むしろトークがうまいレオンみたいなタイプのほうがホストじゃ1位になりそう。
レオンはオープンな女ったらしですね。
悪気もないし、いいとも悪いとも思ってない。
逆にそういう楽観的な性格だから男性からも女性からも人気があるのかもしれません。
ずっとサッカー部の部長やってましたからね~。
でも仕事はちゃんとやる、っていうところが魅力的ですよねw
そうそう、アランね、最初さっちゃんとこのマリーダ先生とキャラかぶるな~と思ってたんですが、描いていくうちにこの人どんどんキャラがしっかりしてきて、「あ、全然ちげえわw」ってなったんですよねwww
今の段階ではまだ「謎のお人形さん」ですが、そのうち徐々にアランらしさがわかってくると思います。
リアとレオン、いい感じですか??
リアの最後のセリフはそのまんまで、どちらかというと「1回ウフったからっていい気になるな」が正解ですね。
レオンのこと、遊び人だな~くらいにしか思ってません。
ただ一度体の関係になっているし、癒してもらったことがあるので、ほかの男よりは近い存在なのかもしれませんね~。
リアは脇役だったくせに、ティーン時代から登場してますからねw
成長過程が一番みてとれますよね。
リアの心情が描かれたのがブリッジポートで再会してからですが、そこからもさらに成長してますしね~。
レオンの場合は、ティーン時代も登場していましたが、女好きな面しか出てきてないし心情もこちらでほとんど描かれていないのでなに考えてるか謎ですよねw
まぁたいしてなにも考えてないんですけどねwww
やはりリア編はリアが主人公なので、リア以外のキャラクターの心情はこれからもほとんど描かれないと思いますw
ご想像にお任せします♪(ノ´∀`*)