Blue sky -sims3 story- へようこそ。
このブログはElectronic Arts社から発売されているPCゲーム「ザ・シムズ3」を使用したドラマ形式のストーリーブログです。
個人のファンサイトですのでEA社とは一切関係ありません。

〈 注意!〉
作中には卑猥な表現、画像も含まれております。
苦手な方はどうぞお引き取り願います。

2018/09/29

母親






ふいに病室のドアが開く。


アイビー「ジーン。」














ジーン「アイビー、来てたんだ?話し声がすると思った。」













アイビー「うん。でも私はそろそろ行かないと。」

ジェニファー「あら、もう帰っちゃうの?」












アイビー「はい。このあと仕事もあるので。」

ジェニファー「そう・・・。もっとお話ししたかったわ。」

アイビー「また来ます。」










ジェニファー「本当に?約束よ?」













アイビー「はい。必ず。」














ジェニファー「今日は来てくれてありがとうね。」

アイビー「いえ。ジェニファーさんも、元気そうで安心しました。」


























ジーン「母さん・・・痩せただろう?」

アイビー「・・・・うん。」

ジーン「癌が肝臓に転移したんだ。」













アイビー「・・・・。」

ジーン「クリスマス前には一時退院までできたのにな。徐々に食欲も減ってきたと思ったら、春の検査で転移してることがわかったんだ。」












ジーン「母さんの体力がなかなか戻らなくて、手術もできない。」

アイビー「ジーン・・・大丈夫?」

ジーン「うん。俺は平気。」










ジーン「また今年もクリスマスパーティー、やらせてあげたいな・・・。」

アイビー「・・・・そうだね。」

ジーン「・・・・。」









ジーン「ごめんな。暗い話になっちゃって。」

アイビー「ううん。」











アイビー「私にできることがあるなら言ってね。」

ジーン「うん。ありがとう。」











ジーン「会いにきてくれると母さんも喜ぶ。」

アイビー「それくらいしかできないよ。」

ジーン「いいんだ。」











ジーン「話し相手になってくれると助かるよ。」

アイビー「うん。」












ジーン「ありがとな。アイビー。」

アイビー「うん。」
































ロッキングチェアに座るアイビーがぼーっと宙を見上げている。
腕の中のアダムは静かに眠っていた。


アイビー「(ララからアドバイスもらったロッキングチェア、ホントによく効くなぁ。さっきまであんなに泣いてたアダムがぐっすり眠ってる・・・。もっと早くに知っていればよかった。)」











アイビー「(私の抱き方が悪かったのかな・・・匂いとか・・・。撮影で色んな服を着るし、色んな匂い付けて帰ってくるから・・・アダムも不安になるのかもしれないな・・・。)」











アイビー「(それにしてもジーン・・・・この半年、お母さんのことで色々心配事もあったかもしれないけど・・・なんにも言ってくれなかったし・・・ずっと独りで抱えてたのかな。・・・だから早く安心させてあげたいと思って、私とのこと焦ったんじゃないのかな・・・。)」











アンナ「お邪魔するわよ。」














アイビー「アンナさん。」

アンナ「鍵開けっ放しなんて物騒じゃない。気をつけなさいよ。」












アイビー「・・・すみません。さっき宅配便が届いてから、きっと締め忘れちゃったんだ。」

アンナ「チャイム鳴らしたけど出てこないし、心配したわ。ぼーっとして・・・大丈夫?」

アイビー「はい。アダムを寝かしつけたら私までうとうとしちゃってました。お迎えですよね?今寝たばかりなので・・・また泣いちゃうかも。」










アンナ「平気よ。おいで~・・・いい子ねアダム。今日は私たちと過ごしましょうね。」

アイビー「・・・・。」













アンナ「じゃあ、明日の朝また連れてくるわね。」

アイビー「はい。よろしくお願いします。」













アンナ「顔色が悪いわ。あんまり寝てないんでしょう?」

アイビー「大丈夫です。」

アンナ「あなたもゆっくり寝なさい。明日は朝から泊りのロケでしょう?アダムは明日も私たちが預かるから心配しないで。」











アイビー「はい・・・。」

アンナ「じゃあね、おやすみなさいアイビー。」

アイビー「おやすみなさい。」



























アイビー「(寝てるときに起こすと必ず癇癪起こすのに・・・アンナさんやジャニスさんのときは泣かない。・・・やっぱりアダムは私のことが好きじゃないのかも・・・。)」










アイビー「(いつも家に居ないし、ママと思ってもらえてないんだ・・・。アダムにとっては、時々面倒みてくれる女の人でしかないのかもしれない。)」

ポロポロと涙が零れ落ちる。











アイビー「(やっぱり仕事辞めてアダムの傍に居てあげるのがママだよね・・・。私、アダムを育てるって決めた時点で、ちゃんと覚悟を決めておくべきだったんだ・・・。今更・・・・。)」











アイビーのポケットの中で携帯電話の着信音が響く。


アイビー「うぅっ・・・。」










アイビー「・・・ママ・・・・。」











アイビーが電話に出る。

アイビー「もしもし。」

クレア『もしもしアイビー?あなたなかなか電話くれないから、久しぶりに電話してみたのよ。元気にしてる?』

アイビー「うん・・・。」

クレア『アイビー?・・・泣いてるの?』









アイビー「ママ・・・あのね・・・。」

クレア『なぁに?』

アイビー「私・・・うちに帰ってもいいかなぁ?」

クレア『いつだって帰ってきていいわよ。あなたのうちなんだから。』











アイビー「うん・・・。あのね・・・・大事な話があるの。」
















1週間後。

























チャイムの音が鳴り響き、クレアが駆け足で玄関へと向かう。


クレア「はぁ~い。」













クレア「・・・・アイビー?」












アイビー「ただいま、ママ。」












クレア「もう、そんな変装してるから誰かと思ったわ。そろそろ着く時間だってわかってたから気付いたけど・・・。」

アイビー「ごめん。完全に変装したつもりなんだけど・・・ママにはわかるよねw」

クレア「近くで見ないとわからなかったわよ。さぁ、上がって。」











アイビー「うん。」

クレア「あなたが来るっていうから、今日はたくさんごちそう作っておいたのよ。泊まっていくんでしょう?」

クレア「うん。」










アイビー「パパは?」

クレア「もうそろそろ帰ってくるはずよ。ネオは遅くなるって連絡あったから、先にご飯食べちゃいましょう。」

アイビー「私まだおなかすいてないから・・・。」

クレア「そう?じゃあパパが帰ってくるまでお茶してましょうか。」

アイビー「うん。」








紅茶を用意してクレアがテーブルにつく。


アイビー「サムちゃんは?」











クレア「2階にいるわよ。ロドリックがぐずったから気を遣って2階へ行ったみたい。」

アイビー「そうなんだ?」

クレア「さっきまで私が執筆してたから。」

アイビー「そっか。」







クレア「クリフはおとなしくしてくれてて助かるわ。」

アイビー「ロドリックは手がかかるの?」

クレア「まぁ・・・クリフに比べれば、ってところね。クリフは手がかからなかったものね。」

アイビー「そっか・・・。」











クレア「それにしても、完璧な変装ね。」

アイビー「うん。これはウィッグだけどね。」

クレア「そうしてたらホントに街の主婦みたいよ。」


アイビーがメガネを外す。









クレア「泊まっていくってことは、何日かお休みもらえたの?」

アイビー「ううん。2日だけだから明日の午後には戻る。」

クレア「そう。もっとゆっくりしていけたらよかったのに。やっぱり仕事忙しいのね。」

アイビー「うん。」










クレア「ねぇアイビー。」

アイビー「うん?」











クレア「話したい事っていうのは、きっとその子のことよねぇ?」













アイビー「そう。」

クレア「誰の子なの?」













アイビー「ロミオの子。この子の名前はアダムっていうの。」













クレア「・・・・。」













サマンサ「はぁ~・・・やっと寝てくれました~。」

ため息をつきながらサムがゆっくりと階段を降りてくる。










アイビー「サムちゃん。」

サマンサ「・・・アイビーちゃん?」

アイビー「うん。ただいま。」

サマンサ「変装してるから誰かと思っちゃったwアイビーちゃん帰ってきてたんだね。電話してくれたら駅まで迎えに行ったのに。」

アイビー「平気だよ。サムちゃんも子供2人いて大変でしょ。」












サマンサ「でもママさんが居てくれるからすごく助かってるよ~。」

アイビー「そっか。」

サマンサ「おめめパッチリなその子はだあれ?ひょっとして、アイビーちゃんの子供?な~んちゃってw」


アイビー「そう。」











サマンサ「え?」











J「ただいま。」













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