ラトーシャとジムはいつものレストランにいた。
ジム「ランチは安めでいいですね。」
ラトーシャ「ホント。でも時間ギリギリでしたねw ランチタイム。」
ジム「そうですね。すみません急がせてしまって。」
ラトーシャ「全然大丈夫ですよ。」
ジム「もうすぐ試合が近いので、朝練があって。」
ラトーシャ「朝練ですか。大変ですね。」
ジム「いつもあるわけではないので。試合の前だけなんですけどね。この時期はまだマシです。」
ラトーシャ「冬だとよけい大変そうですね~。」
ジム「ブリッジポートは大雪は降らないのでいいんですけどね。やっぱり冬の朝はつらいです。」
ラトーシャ「私は寒いの苦手だからムリだな~。」
ジム「ははっ。自分もです。」
ディーンがレストランの中庭に到着した。
ディーン「 (やっぱりここにいた・・・・。) 」
二人の席にゆっくりと近づく。
ジムがディーンに気づく。
ジム「・・・・。(どこかでみたような・・・。) 」
ディーン「ラト。」
ラトーシャ「ディーン?・・・なにしてんの?」
ディーン「二人のことみかけて・・・。」
ラトーシャ「え・・・?」
ディーン「俺お前に・・・言わなきゃいけないことがある。」
ラトーシャ「なによ。話なら今度でも・・・。」
ディーン「今じゃなきゃだめなんだ。・・・・ジムさん。」
ラトーシャ「ちょっとディーン。」
ラトーシャが立ち上がる。
ディーン「俺、ラトの幼馴染のディーンです。あなたにも、聞いてもらいたい話があります。」
ジム「なんでしょう・・・。」
ディーン「ラトにプロポーズしたそうですね。」
ラトーシャ「ちょっと、やめてよディ・・・。」
ディーン「ラトのこと、本気で好きなんですか?」
ジム「・・・・。」
ディーン「俺、ラトが好きです。」
ラトーシャ「 ?! 」
ディーン「今更遅いかもしれないけど、やっと気づいたんです。」
ラトーシャ「・・・・。」
ディーン「こいつはずっと俺のそばにいて、見守ってくれてた。なのに俺はほかばっかり見てて、こいつのことそばにいて当たり前だと思ってたんです。」
ラトーシャ「・・・・。」
ジムが立ち上がる。
ディーン「俺のそばからいなくなるって思ったら、やっと大事な存在だったってことに気づいたんです。」
ラトーシャ「・・・・。」
ディーン「だからジムさんが、軽く考えてるようだったら、こいつのことはお嫁にやれません。」
ラトーシャ「・・・・。」
ディーン「どのくらい本気ですか?ラトのこと・・・。」
ジム「自分はラトーシャさんのこと、本気でお嫁さんにしたいと思っています。。」
ディーン「・・・・。」
ジム「あなたの気持ちもわからなくもない。」
ディーン「・・・・。」
ジム「だが決めるのは自分でもあなたでもない。」
ディーン「・・・・。」
ジム「ラトーシャさん本人です。」
ディーン「・・・・そうですね・・・。」
ジム「ラトーシャさんの気持ちが、大事だと思います。」
ディーン「ラト・・・・ごめん。ぶち壊すような真似して。」
ラトーシャ「・・・・。」
ディーン「でも今いったことがすべてだ。」
ディーン「お前はどう思ってるんだ?」
ジム「・・・・。」
ラトーシャ「・・・勝手すぎる。」
ディーン「え?」
ラトーシャ「なによ今になって!」
ディーン「ご・・・ごめん。」
ラトーシャ「勝手に押しかけてきてなんなの?!今まで散々言いたいこといってたくせに!!」
ディーン「ラ、ラト・・・。ちょっと落ち着いて・・・。」
ラトーシャ「なにが落ち着けよ!ほんっとに自分勝手なんだから!!」
ディーン「だからごめんって・・・。」
ラトーシャ「信じらんない!!」
ラトーシャが泣き出す。
ディーン「ラト・・・?」
ラトーシャ「バカ・・・・。ホント信じらんない・・・・。」
ディーン「ごめん・・・。」
ラトーシャ「あたしが今まで・・・・どんな気持ちでいたか・・・・・。」
ディーン「・・・・。」
ラトーシャ「あんたなんか・・・・大馬鹿者よ・・・。」
ラトーシャが涙で塗れた顔をあげる。
ラトーシャ「ジムさん。」
ジム「はい。」
ラトーシャがジムの前に立つ。
ラトーシャ「ごめんなさい。このバカが失礼なことして・・・。」
ジム「いいえ。失礼じゃないです。」
ラトーシャ「私・・・。」
ラトーシャ「こんなバカでもずっと好きだったんです。」
ジム「・・・・。」
ラトーシャ「ずっと・・・物心ついた頃から、気づいたらディーンが好きでした。」
ディーン「・・・・。」
ラトーシャ「ジムさんはすごく素敵な人だけど・・・やっぱり私はあなたとは結婚できません。」
ジム「そうですか・・・。」
ラトーシャ「本当にごめんなさい。」
ジム「いいえ。はっきり言ってもらえてよかったです。」
ジム「ラトーシャさん。」
ラトーシャ「はい。」
ジム「あなたはとっても素敵な女性だ。」
ラトーシャ「・・・・。」
ジム「でもいつも思ってたんですよ。いっつもほかのこと考えてるなって。」
ラトーシャ「・・・・。」
ジム「彼だったんですね。あなたの想ってる人。」
ジム「あなたは自分の気持ち、顔に出さないからよけいにわからなかった。」
ラトーシャ「え?」
ジム「今みたいに怒ったり笑ったり、もっとしていいんですよ。」
ラトーシャ「ジムさん・・・。」
ジム「きっと彼の前ならそれができるんでしょうね。僕には引き出せなかった。その笑顔が。」
ジム「じゃあお邪魔虫は消えますね。」
ラトーシャ「ジムさん・・・。」
ジム「ランチは二人で食べてください。叔母には自分のほうからなんとか伝えておきます。」
ラトーシャ「・・・・すみません。」
ジム「すみませんじゃなくてありがとうですよ。」
ラトーシャ「・・・ありがとう。」
ジム「では・・・・お幸せに。」
ジムがその場を立ち去る。
ラトーシャ「・・・・。」
ディーン「ラト・・・・・。」
ラトーシャ「・・・・。」
ディーン「ホントによかったのか・・・?」
ラトーシャ「・・・よくないわよ。」
ディーン「え・・・?」
ラトーシャ「幸せにしないと・・・承知しないからね。」
ディーン「ラト・・・・。」
ラトーシャ「・・・・ディーンのバカ。」
ディーンがラトーシャを抱きしめる。
ディーン「俺も好きっ!」
ラトーシャ「好きなんて言ってない!」
ディーン「はいはいw お前はホント泣き虫だな~。」
ラトーシャ「バカ・・・・・。」
ディーン「うんうん。俺も大好きだよラト。」
ラトーシャ「私も・・・大好き。」
ジム「 (先客か・・・。) 」
ジム「 (あの人も振られたのかな・・・・。) 」
ケイティー「 (私なんか・・・・ディーンさんみたいな素敵な人が相手するわけないじゃない・・・。期待して・・・バカみたい・・・・。)
ケイティー「うっ・・・・うわぁ~ん・・・。」
ケイティーが泣き出す。
ジム「 (泣いてる?!もしかして失恋して自殺なんてこと・・・・。) 」
ジム「ちょっと君!早まってはだめだ!!」
ケイティー「 ?? 」
ジムが駆け出す。
これが二人の運命の出会いだったことは、まだ誰もしらない。
こんばんわ!
返信削除なで肩さん、ごめんなさい。
なんか私お疲れなのか、しくじってしまい、
コメ欄をこんなに汚くしてしまって@@
私、何をやっているのか、自分でわからなーい!
こう言う所が"正気でない"@@。
本当にごめんなさい。
ディーンとラトちゃん。
お似合いです。
このカップルの今後の展開もなにかありそうな。。。
ケイティーちゃんとジム?
面白エピソードがぷんぷん匂うのですが!
明日の更新も楽しみにしています。
RomitaSolさん>
削除失敗したコメントはちゃんと削除させていただきましたので大丈夫ですよ~(´∀`)
ちょっとワロタw
ロードが長いと連打してしまうことよくありますよねw
お気になさらず~(^ω^)
ディーンとラト、お似合いですか?(ノ´∀`*)
そう言っていただけると嬉しいです♪
最近ディーンの株が下がりっぱなしでしたからね~。
「いまさらディーン?!ありえない!」という方もいらっしゃるんだろうと思いますしね(;^ω^)
この二人も無事にうまくいってくれるといいんですけどね~。
ネオサムに引き続き二組目のカップル誕生です\(^▽^)/
ケイティーとジムですが、結構前から考えてたんですよねw
脚本書いてる時点で「この二人がくっついてもなかなかうまくいきそうな・・・。」と思った結果がこうなりました。
もうめんどくさいので続きは書きませんがw
ご想像におまかせします(*´ω`*)
こんばんわ!
返信削除ディーン君とラトちゃん、やっと・・・ですね。
もう何十年かかったかと!wwww
ラトちゃん、幸せにしなきゃサン君をシムポで送り出して取ってやr・・・・(スミマセン;;
そしてジムさん、自殺って・・・ぉぃw
ケイティーちゃんとジムさん、2人の恋も楽しみですね!
>どーるぃさん
削除いつもありがとうございます(´∀`)
ディーンラトカップル、ようやく誕生ですね~(ノ´∀`*)
ホント何十年越しだよwww
20年くらいですかね( ̄Д ̄;
サンくん!!
むしろ召喚したい・・・(*´Д`)
ジムはなんか変な勘違いしちゃったみたいですねwww
この人も天然ぽいですw
ケイティーとジムの恋ですか~(;^ω^)
続き書く予定はまったくなかったのですが・・・(投げ出す気満々
楽しみと言っていただけると番外編でも考えようかな~という気になってしまう、なんて単純ななで肩。
まだわかんないですけどねっ!
なにしろ書きたいものはまだまだ山ほどありますからねw
なで肩さんこんばんは^^
返信削除前記事のサムちゃんとネオさん!
上手く行って良かったヽ(´▽`)/
そしてディーンくんも自分の気持ちに気付いて・・・やっぱラトちゃんの事が好きだったのか~ww
ラトちゃんにとっては、本当に何なのよ?!でしょうね~w
でもずっと好きだったし、今でも好きなんだよね~(*^m^*)
ディーンくんにはイラつく事が多い私ですが、これからは本当に真っ直ぐにラトちゃんを全力で幸せにするんだよ!!と言いたいですね!!
本当におめでとうございます(*^▽^*)
ジムさん、なんか可哀想だけど紳士で最後までいい人でしたね!
こういう人には幸せになって欲しいなぁ・・・
ケイティちゃんとまさかの巡り合わせ展開になってましたが、この2人の運命の出会い展開に超期待したいです!!(≧m≦)
>ゆきさん
削除いつもありがとうございます(´∀`)
サムとネオはわりとあっさりくっつきましたね~(*´∀`*)
めでたしめでたしです♪
ネオは性格的にJに似てるんですが、やっぱりサムもどこかクレアと似た部分(押しが強い、頑固など)があったりするので、このカップルもうまくいってくれそうだな~と感じます♪
ディーンもようやく自分の気持ちに気づきましたね( ̄ー ̄)ニヤリ
やはりゆきさんはディーンにまだ不信感を抱いてるようですね(;^ω^)
そりゃそうだwww
あんだけラトを振り回しといていまさらねぇ~(;´Д`)
女性側からしたら「なんなんだよディーン!」って思いますよね~(;´∀`)
でもラトはず~~~っと一途に好きだったし、ディーンになにを言われてもいまだに好きなんですよね~(ノ´∀`*)
ようやくこのカップルが落ち着いてくれて一段落つきましたね\(^▽^)/
ジムはホント最後までいい人でしたね~(*´ω`*)
私が嫁にもらってほしいわwww
ケイティーとの展開ですか~www
やはりみなさんこの新たな不思議系カップルが気になるようですね(^ω^;)(;^ω^)
続きは書くつもりなかったんですが、こうもご要望が多いと番外編を考えようかという気になってしまいます(なんて単純
ブリッジポート編がまだまだ続きますので、番外編書けるかどうか、検討したいと思いますwww
ありがとうございます(*´∀`*)