Blue sky -sims3 story- へようこそ。
このブログはElectronic Arts社から発売されているPCゲーム「ザ・シムズ3」を使用したドラマ形式のストーリーブログです。
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作中には卑猥な表現、画像も含まれております。
苦手な方はどうぞお引き取り願います。
2012/08/20
実家
ブリッジポート、聖ひ臓記念病院。
ロミオの携帯電話がブルブルと音を立てる。
ロミオ「はい。」
ミランダ『私よ。』
ロミオ「ミラか。」
ミランダ『入院してるってリリィから聞いたわ。大丈夫なの?』
ロミオ「あぁ。過労で倒れただけだ。心配ない。」
ミランダ『そう。あなたが倒れるなんてはじめてね。そっちへ飛んで行きたいところだけど・・・今エジプトなの。』
ロミオ「映画の撮影中だろ。こっちは大丈夫だから、仕事に専念しろ。」
ミランダ『入院は長いの?』
ロミオ「いや、もう2,3日したら退院できる。一週間の予定だから。」
ミランダ『そうなの。でも過労にしては長くない?』
ロミオ「貧血もひどかったらしいしからな。検査の結果はどこも異常なかったから、大丈夫だ。」
ミランダ『そう。それなら安心したわ。』
ロミオ「わざわざすまんな。」
ミランダ『どこの病院?』
ロミオ「聖ひ臓記念病院だ。」
ミランダ『聖ひ臓・・・・懐かしいわね。』
ロミオ「そうだな。お前はよく来てたな。」
ミランダ『今はあなたが入院してるなんて・・・なんだか皮肉ね。』
ロミオ「そうかもな。」
ミランダ『あの子のこと、思い出すんじゃない?』
ロミオ「・・・・。」
ミランダ『彼女、ついててくれてるんでしょう?』
ロミオ「あぁ。」
ミランダ『そうよね。よかったわね。』
ロミオ「・・・・あぁ。」
ミランダ『退院したら一度電話をちょうだい。』
ロミオ「わかった。」
ミランダ『それじゃあねロミオ。』
ロミオ「あぁ。またな。」
電話を切る。
窓辺に立ち、外を眺める。
ロミオ「 (昔はよく来てたな・・・。この場所。) 」
ロミオ「 (彼女とはじめて出会ったのは、この場所だったな・・・。) 」
日が暮れた頃、アイビーが仕事から帰ってきた。
アイビー「ただいま~。」
ララ「おかえりなさい。」
ラトーシャ「おかえり~。ちょうどよかった。もうすぐご飯できるよ~。」
アイビー「そうなんだ?私は後にする~。」
ララ「あら。一緒に食べない?」
アイビー「面会時間、閉まっちゃうから。先に病院行って来る。」
ララ「ロミオさんのところ?」
アイビー「そう。先に食べてていいよ。」
ラトーシャ「了解~。アイビーの分、冷蔵庫に入れとくからチンして食べてね。」
アイビー「うん。ありがと~。」
ララ「毎日大変じゃない?」
アイビー「でもその分毎日会えるから、嬉しいんだ。」
ララ「そう。確かにそうかもしれないわね。」
アイビー「うん。」
アイビー「荷物とったらまたでかけてくるね~。」
ララ「はい。気をつけてね。」
アイビー「は~い。」
アイビーが階段をかけあがっていく。
ラトーシャ「アイビーまで体壊さなきゃいいけどねぇ。」
ララ「そうね。でもなんだか、顔がイキイキしてたわねw」
ラトーシャ「うんw」
病室のドアを開ける。
アイビー「こんばんは~。」
アイビー「起きてたんだ?」
ロミオ「あぁ。さっき飯食ったとこだ。」
アイビー「そっか。ご飯の時間だったんだね。」
ロミオ「お前、毎日来なくてもいいって言ってんのに。」
アイビー「来たいんだもん。」
ロミオ「今日も仕事だったんだろ?」
アイビー「うん。」
ロミオ「飯は食ったのか?」
アイビー「まだだよ。ラトが作ってくれてるから帰ってから食べる。」
ロミオ「そうか。」
アイビー「よかった。」
ロミオ「どうした?」
アイビー「日に日に元気になってるみたいだから、安心した。」
ロミオ「お前のお兄さんが俺に仕事させねぇからな。」
アイビー「ははっw 医者の言うことはきかないとね。」
ロミオ「明日退院できるそうだ。」
アイビー「ホントに?思ったより早かったね。」
ロミオ「あぁ。回復が早かったらしい。」
アイビー「そっかぁ~。嬉しいな~。」
ロミオ「お前のおかげだよ。」
アイビー「ううん。私なにもしてあげてないし。」
ロミオ「毎日会いに来てくれるだけでいいんだ。」
アイビー「ふふっ。なんか、照れるな。」
ロミオ「退院したら、お前に見せたいものがある。」
アイビー「見せたいもの?」
ロミオ「あぁ。それから、話したいことも・・・。」
アイビー「話?」
ロミオ「あぁ。昔話だよ。」
アイビー「ロミオさんの?」
ロミオ「聞いてくれるか?」
アイビー「もちろんだよ。ロミオさんから自分のこと話すなんて、いままでなかったもん。」
ロミオ「お前のことも、もっと知りたい。」
アイビー「私のこと?特に面白い話なんてないよ?」
ロミオ「いいんだよ面白くなくて。お前の過去が知りたいんだ。」
アイビー「うん。いいよ。」
ロミオ「そうか。楽しみだな。」
アイビー「うん。私も楽しみにしてるね。」
週末、ディーンとラトーシャはスターライトショアのライム家の前にやってきていた。
ディーン「なんか、緊張するなw」
ラトーシャ「怖くなった?」
ディーン「怖くはないんだけどさ。」
ディーン「ここ来たのって、高校以来だな。」
ラトーシャ「そうだね。」
ディーン「懐かしいな。卒業式の次の日4家族集まって食事会したよな。」
ラトーシャ「したね~。てかいつまでも玄関前でしゃべってないで早く入ろうよ。」
ディーン「そうだな・・・。」
ラトーシャが玄関のドアを開ける。
ラトーシャ「パパ。」
ビリー「おう。ラトか。そういえば今日帰ってくるって言ってたな。おかえり。」
ラトーシャ「ただいまパパ。今から仕事?」
ビリー「あぁ。」
ディーン「おはようございます、おじさん。」
ビリー「ディーンくんじゃないか。久しぶりだねぇ。すっかり大人になって・・・。」
ディーン「ははっw おじさんはあいかわらずいい筋肉してますね。」
ビリー「仕事柄ねw そうか、ディーンくんが一緒ということは・・・なるほどw」
ラトーシャ「パパ?」
ビリー「今日は泊まっていくんだろう?僕も夕方には戻るから、ゆっくりしていってくれ。ママなら中で待っているよ。」
ビリー「じゃあなラト。がんばるんだぞ。」
ラトーシャ「いってらっしゃいパパ。」
ディーン「いってらっしゃい。」
ビリー「いってくるよ。」
ラトーシャとディーンが家の中に入る。
ラトーシャ「ママ。」
イブ「おかえりラト。」
ラトーシャ「ただいまママ。」
イブ「あら?ディーンくんじゃない。」
ディーン「お久しぶりです、おばさん。」
イブ「ラトの恋人ってまさか・・・ディーンくんなわけ・・・ないわよねぇ?」
二人が顔を見合わせる。
ラトーシャ「・・・・////」
ディーン「・・・・w」
イブ「冗談でしょ?」
ラトーシャ「冗談じゃないよママ。私の彼氏、ディーン・スカイブルーさんです。」
ディーン「なんか、照れますねw」
イブ「またまたディーンくんったらw この子にアルバイトでも頼まれたんでしょう?今日一日だけ恋人のフリをしてくれって。そうなんでしょう?」
ディーン「ちょwおばさんw 違いますよ。ホントに付き合ってるんですってw」
イブ「ホントにホントなの??信じていいの??」
ラトーシャ「ママってば・・・。」
ディーン「ホントにホントです。正真正銘、ラトの恋人は俺です。」
イブ「なんてことなの!素晴らしいわ!!」
ディーン「え?」
イブ「まさかJさんの息子とうちのラトが結婚するなんて!」
ディーン「いや結婚はまだちょっと・・・。」
イブ「あら、考えてないっていうの?」
ディーン「いや、考えてないわけでもないですけどまだ付き合ったばかりですしw」
イブ「そう。ちゃんと考えてくれてるならいいのよ。ラトのことを真剣にね。」
ラトーシャ「ママ・・・・。(ディーン引いちゃってるよ・・・。) 」
イブ「このことはご両親は知ってるのかしら?」
ディーン「いえ。アイビーには話してありますけど・・・。」
イブ「じゃあ今夜は盛大にパーティーしなきゃね!ディーンくんのご家族も呼んで!」
ラトーシャ「え?なに言ってるのママ??」
イブ「せっかく二人とも帰ってきてるんですもの。今夜はお祝いの宴よ!お寿司注文しなきゃね!メアリーたちも呼ぼうかしらね~♪」
ラトーシャ「ちょっとママ・・・。」
ディーン「ははっw いいですね。両親も喜ぶと思います。」
ラトーシャ「ディーンいいの??」
ディーン「母さんは喜ぶんじゃないかな。パーティー好きだし。」
ラトーシャ「 (そういう問題・・・?) 」
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なで肩さんこんにちは^^
返信削除ロミオさん順調に回復されてるようで、アイビーちゃんも安心しましたね♪
倒れて入院してしまったのは心配だけど、毎日献身的に看病して上げられることがとても幸せそうですね(*^▽^*)
そしてついに・・・ロミオさん屋上の秘密を見せる決心がついたのかな??
ラトちゃんとディーンくんも順調で、早速実家に!
まさかディーンくんが彼とは・・・本当にびっくりでしょうねww
でも、イブさんのはしゃぎっぷりがかわいいですね♪
もう結婚の話とかww気が早い~~www
>ゆきさん
削除いつもありがとうございます(´∀`)
ロミオは回復も早いみたいでよかったですよね(*´∀`*)
しばらく会えない期間があったので、入院という形とはいえ毎日会いに行けるのが楽しいみたいですね(ノ´∀`*)
そしてとうとう( ̄ー ̄)ニヤリ
ラトとディーンもラトの実家へ二人で帰りましたね(´∀`)
イブにしてみればまさかですよね~(;^ω^)
さすがに結婚の話は早すぎですねw
二人ともまだ23だしw