Blue sky -sims3 story- へようこそ。
このブログはElectronic Arts社から発売されているPCゲーム「ザ・シムズ3」を使用したドラマ形式のストーリーブログです。
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2012/08/08

決断








ローガン「ちょっと待ってくれ。」


エレベーターを先に降りたララとクリスにローガンが後ろから声をかける。





















ララ「なに?」

ローガン「お前じゃない。」

リア「ローガン?」



















ローガンが二人の前で立ち止まる。


クリス「僕になにか用かな?」

ローガン「あんたのことはこいつから聞いてる。」

クリス「君はララの友人なのかな?」

ローガン「あぁ。古いつきあいだ。」

クリス「そうなのか。」
















ローガン「あんた、ホントに奥さんと別れてこいつと結婚する気あるのか?」

クリス「・・・それは僕とララの問題だよ。君にとやかく言われる筋合いはないと思うけど。」

ローガン「それはそうだけど、こいつとは家族ぐるみの付き合いだし、俺は口出しせずにいられないたちなんだ。」

クリス「・・・・。」
















ローガン「あんたにその気があるんなら、本気かどうか、言えるはずだろ?」

クリス「どうしてそんなこと君に・・・。」

ローガン「簡単なことだろ?俺の目をみて言えよ。こいつと結婚する気だって、本気だったら言えるはずだよな。」

クリス「・・・・。」


















ララ「クリス・・・・。」

クリス「・・・・。」

ローガン「どうした?言えないのか?」

クリス「僕は・・・ララのことは本気で愛してる。・・・妻とは別れる。ララのために。」

ララ「クリス・・・。」















ローガン「あんた、嘘下手だな。」

























クリス「僕は嘘なんて言ってない!なんなんだ君は!」

ローガン「愛してるのは本気らしいが、妻と別れるのところは本気じゃないんだろ!俺にはわかるんだよ!」

クリス「なんで君にそれがわかるというんだ?!言いがかりはよせ!」




















ローガン「俺を騙せると思うな!全部お見通しなんだよ!」

クリス「君になにがわかるというんだ?!ふざけるのもいいかげんにしろ!」

ローガン「てめぇはこいつの人生をなんだと思ってんだ!結婚する気もねぇのに若い女に手ぇ出して!結婚をエサにすんじゃねぇ!!」

クリス「僕はエサになんかしてない!ララのことは大事にしてきたつもりだ!」

















ローガン「本気で愛してるなら相手の幸せを考えろ!!」


ローガンが拳を振り上げる。


ララ「ローガン!」

リア「キャーッ!!」




















ララ「これでよしっと。」


ララがローガンの顔に絆創膏を貼る。


ローガン「痛っ!もうちょっとやさしくしろよな。」
























ララ「先に手出すほうが悪いのよ。」


ララが立ち上がる。


ローガン「・・・・。」

ララ「コーヒー、飲む?」

ローガン「あぁ。」



















ララがコーヒーを入れている間に、ローガンがイスを元に戻す。


ローガン「にしてもあいつ・・・意外に強かったな。」

ララ「だって彼、高校時代にボクシングやってたって言ってたもの。」

ローガン「そういうのは早く言えよ。」

ララ「まさか喧嘩するなんて思わないわよ・・・。」















ローガン「ったく、顔ばっかり狙いやがって。」

ララ「ふふっ。イケメンが台無しね。」

ローガン「メガネも壊されたし・・・。」

ララ「・・・ごめんなさい。」

ローガン「お前が謝ってどうすんだよ。」

ララ「・・・・。」















ララ「これから仕事でしょう?」

ローガン「今日は有給とることにした。この顔じゃあな・・・。」

ララ「そうね・・・。私も・・・そうしようかな。」





















ララがコーヒーをテーブルに置いて席につく。


ローガン「悪かったな。」

ララ「どうしてあなたが謝るのよ。」

ローガン「気まずくなるだろ、あいつと。」

ララ「・・・・。」

















ララ「ありがとうローガン。」

ローガン「・・・・。」

ララ「あなたには助けてもらってばかりね。」

ローガン「今回のは別に助けてねぇよ。」

ララ「ううん。私、あなたに救われたわ。」


















ララ「おかげで目が覚めたもの。」

ローガン「・・・・。」

ララ「私ね、彼の動揺してる姿をみて思ったのよ。あなたの目に間違いはないって。」

ローガン「・・・・。」



















ララ「あなたは昔から人を見る目があったものね。いつも、相手の内面を透かしてみてる。」

ローガン「・・・・。」

ララ「彼をあなたに会わせるの、少し怖かったのよ。本当の彼の気持ちを知るのが怖かったの。」

ローガン「・・・・。」

















ララ「でも、はっきりわかってなんだかスッキリした。」

ローガン「・・・・。」

ララ「私も前を向かなきゃね。」




















ローガン「あいつと別れるのか?」

ララ「そうしなきゃいけなかったのよね。ホントはもっと早く・・・。」

ローガン「・・・・。」

ララ「あなたには迷惑をかけたわね。ごめんなさい。」

ローガン「別に迷惑なんて思ってねぇよ。」
















ララ「メガネ、弁償させて。」

ローガン「いいよそんなの。どうせ古かったからそろそろ買い換えようと思ってたとこだし。」

ララ「私がそうしたいの。」

ローガン「・・・わかった。」

ララ「今日これから買いに行く?」

















ローガン「そうだな。」

ララ「私も一緒に・・・。」

ローガン「いや、いいよ。お前も今日は一人になりたいだろ。」

ララ「・・・・。」

ローガン「ゆっくり考えろ。」

ララ「うん・・・。」



















ララ「そういえばあの子・・・帰らせちゃって大丈夫だった?すごく心配してたけど・・・。」

ローガン「リアか。大丈夫だろ。あいつは関係ないんだし。」

ララ「そうだけど・・・。」

ローガン「心配ねぇよ。お互い干渉しないことにしてるから。」

ララ「そう・・・。」



















帰ることになったローガンを玄関まで送る。

























ローガン「じゃあな。」

ララ「うん。レシートちゃんと取っておいてね。」

ローガン「わかった。」





















ララ「後ろ、気をつけてね。」

ローガン「なんだよそれ。」

ララ「ふふっ。冗談よw」

ローガン「脅かすなよ。」



















ローガン「コーヒーごちそうさま。」

ララ「気をつけて。」

ローガン「あぁ。またな。」

ララ「またねローガン。」


ローガンが階段を下りていく。

















ローガンの後姿を見送らずにそのままリビングへ戻る。

































すぐに携帯を取り出し、電話をかける。
























クリス『はい。』

ララ「クリス?私よ。」

クリス『ララか。』

ララ「さっきはごめんなさい。」

クリス『いや。君が謝ることじゃないよ。』

ララ「怪我はどう?」

クリス『たいしたことないよ。』





















ララ「まだ病院?」

クリス『もう出るところだ。脳震盪を起こしてしまって・・・なんだかかっこ悪かったな。』

ララ「付き添えなくてごめんなさい。」

クリス『いいんだよ。さっき妻が来てくれたところだ。』

ララ「クリス・・・・あのね。」

クリス『なんだい?』

ララ「私たちやっぱり、別れましょう。」















クリス『え?』

ララ「やっぱりもうムリだわ。」

クリス『なにを言ってるんだララ。彼の言ってたことなら・・・。』

ララ「違うのよ。彼は関係ないの。私がもうムリなの。」




















クリス『もう僕を愛してないのかい?』

ララ「・・・・愛してる。」

クリス『ならどうして・・・。』

ララ『そんな自分を許せないの。私はあなたのそばにいるべきじゃない。」

クリス『・・・・。』

ララ「私はまだ若いしこれからもっといろんな人と恋をするわ。あなたから旅立つことにしたの。もう決めたのよ。」

クリス『ララ・・・・僕の気持ちはどうなるんだ?』












ララ「わかってるはずよクリス。あなたには愛すべき人が目の前にいるじゃない。」

クリス『・・・・。』

ララ「奥さんと子供を大事にしてね。」

クリス『ララ・・・・。』

ララ「さようならクリス。いままでありがとう。」

クリス『そんな・・・。』

ララ「もう電話してこないで。私もあなたの番号は消すから。」

クリス『・・・・。』

ララ「じゃあね。」











ララが電話を切る。
そのまま登録してあったクリスの番号を電話帳から削除した。























その途端、ララが泣き崩れる。


ララ「 (これでいいのよララ。これでいい・・・。) 」

























ララ「 (さよならクリス・・・。) 」








6 件のコメント:

  1. こんばんわ!
    やっとクリスさんとお別れ・・・
    これでいいと思います!
    よかったw
    そしてローガンさんの株が上がってるw

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    1. >どーるぃさん

      いつもありがとうございます(´∀`)
      ようやくララも決断できたようですね~。
      意外に長かったw
      諦めが悪いというかなんというかwww

      ローガン株うなぎのぼりですね(*´ω`*)
      第1回の人気投票も1位とりましたからね( ̄ー ̄)ニヤリ

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  2. おはようございます♪
    ローガン君が体を張ってくれて、ようやくララちゃんの目が覚めましたね!
    しかしクリスさんが昔ボクシングやってた設定に思わずコーヒー吹きそうになりましたww
    その風貌でマジかよ!とww
    そりゃローガン君もローガン鏡やられるはずですわw
    という寒い冗談はさておき、ララちゃんもツライ決断だったとは思うけどよくやったと肩を抱いてあげたいですね。
    これでもう後ろめたい関係も終了。
    今後は新たな一歩を踏み出すとうことで、今後の彼女の幸せを応援したいと思います♪

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    1. >ひめめさん

      いつもありがとうございます(´∀`)
      ローガンとうとうクリス本人にキレましたね~w
      クリスが強い設定じゃないとローガンの顔面血だらけができなかったのでね( ̄ー ̄)ニヤリ
      空手VSボクシングだとやはり足の使える空手が勝ちってことでw
      しかしボクシング経験者なので顔面ばかり狙ってきやがってローガンのローガン鏡(おい)が飛んじゃいました~www
      ララもようやくお目覚めですね(ノ´∀`*)
      ひめめさんの胸を貸してあげてください~(*´Д`)

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  3. chocolatemintcat2012年8月9日 17:32

    うわあ、ローガンかっこいい‼♪(≧∇≦)
    顔と口調がたまらないww 男らしいですな。
    そして一位‼‼ おめでとう‼‼
    私の一票もお力になれましたかねえ。
    いや、2票はいれたかww
    最近ディーンはイマイチなんで、ローガンに活躍してもらえて嬉しいです。
    これからはリアとの関係に注目ですな…(^w^)♪

    そしてララには幸せな道を歩んでもらいたいので、どうかなで肩さん、
    ララに素敵なお相手を頼みます‼
    ララには年下とか似合いそうですよね〜。。。

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    1. >chocolatemintcatさん

      いつもありがとうございます(´∀`)
      ローガンはメガネとると童顔なんですけどね( ̄ー ̄)ニヤリ
      傷のおかげでワイルドになっちゃってますねwww
      この血だらけの顔、結構お気に入りです(ノ´∀`*)
      キャラの中でも一番強いと思われますw
      それに比べてディーンのダメダメさ( ̄Д ̄;
      ローガンとは逆に株がさがりっぱなしですねwww
      ローガンに2票も?!@@
      ありがとうございます!m(__)m

      ララに素敵なお相手ですか~(*´ω`*)
      年下・・・w
      ララがお姉さん系になっちゃいそうですねw

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