Blue sky -sims3 story- へようこそ。
このブログはElectronic Arts社から発売されているPCゲーム「ザ・シムズ3」を使用したドラマ形式のストーリーブログです。
個人のファンサイトですのでEA社とは一切関係ありません。
〈 注意!〉
作中には卑猥な表現、画像も含まれております。
苦手な方はどうぞお引き取り願います。
2012/10/11
再会
マリアン「ちょっと!ジムさん今日も来てるわよ?」
ケイティー「・・・・。」
マリアン「今日で一週間だよ?毎日あんたに会いに来てるのに会わないってなんなの?」
ケイティー「会いたくないって・・・伝えて。」
マリアン「はぁ?自分でいいなさいよ!」
ケイティー「・・・・。」
マリアン「あんたが告白されたこと、私が知らないと思ってるわけ?」
ケイティー「・・・・。」
マリアン「あんないい人いないよ?なにがダメなわけ?」
ケイティー「自分だってめんどくさいって言ってたくせに。」
マリアン「それはっ・・・!」
ケイティー「私にはいい人?矛盾してる。」
マリアン「あたしはねぇ・・・振られたのよ!」
ケイティー「え?」
マリアン「ジムさんに振られたの!だからあんたのこと協力してあげようと思って言ったんじゃないの。」
ケイティー「・・・・。」
マリアン「でも、私はもう吹っ切れたからいいのよ。ジムさんとはただの友達だし!」
ケイティー「・・・・。」
マリアン「あんたはどう思ってるわけ?私に遠慮してるんなら・・・・。」
ケイティー「遠慮なんてしてない。」
マリアン「・・・・じゃあはっきり言ってあげたら?あなたとは付き合えませんって。」
ケイティー「・・・・。」
マリアン「相手はちゃんとあんたと向き合ったのに、逃げてるなんて卑怯だよ。」
マリアン「自分で言うんだね。私はなにも伝えてあげないから。」
ケイティー「・・・・。」
数日後。
日が暮れて辺りが暗くなったころ、急に雨が降り出した。
ケイティー「 (さっきまで降ってなかったのに~。もうすぐ寮だから走ればなんとか・・・。) 」
ケイティー「 (やっと着いた!) 」
ようやく寮の目の前にたどり着く。
ジム「ケイティーさん。」
寮の前にジムが立っていた。
ケイティー「ジムさん・・・。」
ジム「今日は遅かったんですね。」
ケイティー「・・・・。」
ケイティー「 (雨の中・・・私を待って・・・・。) 」
ジム「会えてよかった。体調はもう大丈夫なんですか?」
ケイティー「え・・・?」
ジム「マリアンさんに、体調が悪いと伺っていたので。」
ケイティー「・・・・。」
ジム「すみません何度も・・・。ご迷惑でしたよね。」
ジム「でも自分の性格上、どうしてもはっきり返事が聞きたかったんです。」
ケイティー「・・・・。」
ジム「この前言ったことは本気です。自分はあなたのことが好きです。」
ケイティー「・・・・。」
ジム「もしご迷惑ならはっきり言・・・。」
ケイティー「ごめんなさい!」
ジム「・・・・。」
ケイティー「ずっと逃げてて・・・・ジムさんに失礼な態度をとってしまいました。」
ジム「いえ・・・。」
ケイティー「でもやっぱりムリです。ジムさんのこと、恋愛対象としては見れません。」
ジム「そうですか・・・。」
ケイティー「ホントにごめんなさい!」
ジム「顔をあげてください。」
ケイティー「ごめんなさい・・・。」
ジム「もう謝らないでください。はっきり言ってくれてよかったです。ありがとうございました。」
ジム「これでスッキリできました。」
ケイティー「・・・・。」
ジム「もうつきまとったりしませんから。こちらこそ、今までご迷惑をおかけしてすみませんでした。」
ケイティー「・・・いえ・・・。」
ジム「では自分はこれで・・・。さよなら。」
ジムが立ち去る。
ケイティーはその場から動けずにいた。
ケイティー「 (傷つけた・・・・。でも・・・・ムリだもん・・・。どうしようもないよ・・・・。) 」
それから月日がたち、5年が過ぎた。
私は大学を卒業後、結局獣医にはなれなかった。
今はこの動物病院で助手として働いている。
獣医師「よし。明日には退院できそうじゃな。」
ケイティー「はい。」
獣医師「よくがんばったな。」
この人がこの病院の院長先生。
丸メガネが昔の私を思い出させる。
ケイティー「よかったわねマリンちゃん。」
マリン「くぅん・・・。」
私は25歳になった。
仕事は大変だけど、とっても充実している。
私はこの病院が大好きだった。
ケイティーが地下鉄の入り口から出てくる。
ケイティー「 (今日も疲れた~!もうこんな時間か~。おなかすいたな。) 」
ケイティー「 (ご飯どうしよっかな~。) 」
ジム「ケイティーさん・・・?」
ケイティー「え?」
ジム「あぁ、やっぱりケイティーさんだ。」
ケイティー「ジム・・・さん・・・?」
ジム「はい。お久しぶりですね。」
ケイティー「お久しぶりです!びっくりしちゃいました。」
ジム「まだこの街にいらっしゃったのですね。てっきり実家のほうに戻ったのかと思っていました。」
ケイティー「いえ。こっちで就職したので。」
ジム「ケイティーさん、大人っぽくなりましたね。」
ケイティー「え?」
ジム「素敵な女性になっていて、びっくりしました。あなたはもっと幼かったイメージがあって・・・。」
ケイティー「あ・・・・。私大学のときまともにお化粧もしてなかったですもんねw」
ジム「そうですね。」
ぐぅ~・・・
ケイティーのおなかが鳴る。
ケイティー「あ・・・////」
ジム「夕飯はまだですか?」
ケイティー「はい・・・。今帰るところで・・・。」
ジム「自分もなんです。よろしかったら一緒にどうですか?この近くにおいしいレストランがあるんですよ。」
ジム「動物病院ですか。」
ケイティー「はい。」
ジム「夢、叶えたんですね。」
ケイティー「叶えてませんよ。夢は獣医でしたから。」
ジム「でも動物病院で助手でしょう?もうほとんど叶えたようなものですよ。自分の好きな職業に就けているんだし。素敵です。」
ケイティー「好きな仕事・・・そうですね。」
ジム「自分なんてまだ夢にはほど遠いですよ。」
ケイティー「優勝できてないんですか?」
ジム「はい。あいかわらずの弱小チームです。」
ケイティー「ジムさん、ご結婚は?」
ジム「いえ。そっちも相変わらずです。」
ケイティー「そうなんですか。」
ジム「ケイティーさんは・・・?」
ケイティー「仕事が忙しくて、恋愛どころじゃないですね。」
ジム「そうなんですか。恋愛したい年頃でしょうし・・・もったいないですね。」
ケイティー「そんなことないですよ。私はそういうのむいてないですし。」
ジム「むいてない?」
ケイティー「私は男性といるより動物といるほうが、落ち着きますw」
ジム「そんなこと・・・ないですよ・・・。」
ケイティー「いやいやホントにw」
ジム「・・・・。」
登録:
コメントの投稿 (Atom)
こんばんわー。
返信削除一気に読みましたが、ジムさんいい人なのにフラレタ><
そして5年の歳月過ぎちゃいましたかー。
ケイティちゃん、もったいないことを。
この再会がケイティちゃんの心を動かしてくれるものだと
信じて続きを楽しみにしています^^
>ふわりんごさん
削除いつもありがとうございます(´∀`)
そしてケイティー編、一気読みしてくださってありがとうございます(*´∀`*)
結局ジムはあっさり振られて、5年たちました。
ケイティーもったいないですかね?w
ケイティーにしてみれば「毎日来るなんてこわい!会わないんだからそのへん悟ってよ!」と思っているかもしれませんwww
再開後はどうでしょうね~。
ケイティーも社会に出て人生経験を積んだことで、昔より明るく少し社交的になっていますね。
そしてジムのほうはどう思っているのか( ̄ー ̄)ニヤリ
なで肩さんこんにちは^^
返信削除いや~~、そういう展開でしたかwww
ケイティーちゃんが無理と言ったのは、本当に恋愛対象には見れなかったのかぁ(´・ω・`)
まぁ、こればかりは仕方のないことですもんね・・・
やっぱりジムさんはいい人止まりだったのかwww
ケイティーちゃんも本気の失恋した後ですし、よっぽどの人が現れない限り、そういう気持ちになれなかったっていうのもあるでしょうしね・・・・
そして5年後にまたもや偶然の再会w(゚o゚)w
なんか運命的なものを期待してしまいますが、月日が経ってジムさんはそのまま思い続けていたのか?とか、ケイティーちゃんはやっぱり無理なのか?(酷いww)とか、特にケイティーちゃんは社会に出て5年前の学生時代と色々考えやなんかも変わってると思うし、どうなるんでしょうね?!
>ゆきさん
削除いつもありがとうございます(´∀`)
ケイティーのムリはやはり「恋愛対象としてムリ」ということでしたね~。
まぁ好きなタイプがディーンのような爽やか王子様系なので、ジムはだいぶかけはなれていますもんね~(;^ω^)
ジムみたいな人はいい人止まりで終わることが多いでしょうな~。
前回ケイティーは「ジムさんにもすぐ恋人できますよ。だっていい人だもん」と言っておきながら「でも私はムリ・・・」ということで、なかなか返事もしずらかったのかもしれませんねw
まぁよく考えたら毎日返事を聞くために会いにくるジムも、若干怖いんですけどねwww
そして5年後の再会です\(^▽^)/
この二人は偶然の再会が多すぎて運命的すぎますよねw
しかし5年もたっていますし、お互いどう思っているのか・・・。
女の子の20歳と25歳じゃずいぶん考え方やなんかも変わりますもんね~。
社会に出て人生経験も積んでいますし、学生時代よりは明るくなってちょっと大人になっていますしね(*´∀`*)