2012/10/14

懐かしい人









ケイティー「すみません家まで送っていただいて。」

ジム「いえ。」



















ジム「明日もお仕事ですか?」

ケイティー「はい。ジムさんも?」

ジム「試合が近いので明日も朝練で早いです。」

ケイティー「大変ですね。がんばってください。」
















ジム「ありがとうございます。」

ケイティー「じゃあ、そろそろ行きますね。今日はありがとうございました。おやすみなさい。」

ジム「おやすみなさい。」


















ケイティーがアパートに入っていく。


ジム「ケイティーさん!」



















ジム「自分は・・・・。」

ケイティー「・・・・。」

ジム「ずっとあなたのことを忘れることができませんでした。」

ケイティー「・・・・。」

ジム「いつも街中にいるとあなたの姿を探してしまっている自分がいて・・・。」

ケイティー「・・・・。」

ジム「今日あなたを見つけたとき、本当に嬉しかった。」













ジム「もう一度・・・告白させてください。」

ケイティー「・・・・。」

ジム「自分はあなたのこと・・・。」

ケイティー「やめてください。」















ケイティー「そういうの、困ります。」

ジム「・・・・。」

ケイティー「さよなら。」

ジム「ケイ・・・。」















ケイティーが足早に去っていく。






















ジム「・・・・。」











































マリアン「それにしても久しぶりだね~。」

ケイティー「同窓会、楽しかったね!」

マリアン「あれがなかったらきっと再会できてないもんね~w」

ケイティー「そうだよねw」
















マリアン「ケイティーすっごく大人っぽくなった~。」

ケイティー「そうかな?」

マリアン「うんうん。髪型とかファッションのせいかもね~。顔は童顔のままだけどw」

ケイティー「マリアンちゃんも、すっごく綺麗になった。」

マリアン「ふふっ。大学のときの私、ギャルだったもんねw」













ケイティー「マリアンちゃんOLだっけ?」

マリアン「OLっていうか、受付?」

ケイティー「素敵だね。すっごく似合ってる。」

マリアン「まぁ、仕事中もよくナンパされるからウザいんだけどね~w」

ケイティー「そうなんだ?大変だね。」












マリアン「今付き合ってる彼氏が束縛する人だから、ちょっとね~。まぁその人にも仕事中にナンパされたから相手も文句言えないんだけどさw」

ケイティー「そうなんだ?」

マリアン「ケイティーは彼氏は?」
















ケイティー「仕事が忙しいからそれどころじゃなくて・・・。」

マリアン「もしかしてあんた・・・まだヴァージンなの?」

ケイティー「・・・うん。」

マリアン「マジで??もったいない~。」
















マリアン「男紹介してあげようか?」

ケイティー「いいよ。そういうのは。」

マリアン「あんたも相変わらずだね~。」

ケイティー「今は仕事が楽しいし・・・。恋愛どころじゃ・・・。」

マリアン「そういえばこの前ジムさんと久しぶりに飲んだよ~。」

ケイティー「え?」

マリアン「連絡はずっととってたからさ。会うのは久々だったんだけど。」














ケイティー「マリアンちゃん、連絡とってたんだね・・・。」

マリアン「聞いたよ。街で偶然会ったって。」

ケイティー「う・・・うん。」


















マリアン「ジムさんに告白されたりした?」

ケイティー「・・・・。」

マリアン「やっぱりそっかw あの人、ずっとあんたのこと気になってるみたいだったからね~。」

ケイティー「・・・・。」

マリアン「私も大学卒業してからいろいろあったし、あんたとは連絡とってなかったからなにもできなかったけど。ジムさんはずっと彼女作らなかったし、もしかして引きずってるんじゃないかな~って思ってたんだ。ジムさんはなにも言わなかったけどね。」












ケイティー「・・・・。」

マリアン「ジムさんいい人だよ?私のつまらない恋愛相談もちゃんと聞いてくれてたし。ホント真面目な人。」

ケイティー「うん・・・。」

マリアン「だからジムさんにいい人できないかなってずっと思ってたんだけどね。あの人もホント一途だよね~。」














マリアン「まぁ・・・あんたがムリならしょうがないよね。人間、生理的にムリな人種もいるわけだし。」

ケイティー「・・・・。」

マリアン「あんたにも早くいい人みつかるといいわね~。」

ケイティー「・・・うん。」















ケイティー「私ちょっと・・・メイクルーム行ってくるね。」

マリアン「うん。いってらっしゃい。」


ケイティーが立ち上がる。

















店のドアが開き、男性客が入ってくる。
ケイティーは懐かしい顔を発見した。


ケイティー「 ! 」


















ケイティー「ディーンさん・・・?」






















ディーン「ん?」

ケイティー「私・・・ケイティーです。」

ディーン「え?ケイティー・・・?」


















ディーン「ってあのケイティーちゃん?!」

ケイティー「思い出してくれました?」

ディーン「あぁ。リアちゃんのいとこのケイティーちゃんだろ?」

ケイティー「そうです!」

ディーン「うわ~!懐かしいな~。何年ぶり?」














ケイティー「私ハタチだったので、5年ぶりですね。」

ディーン「5年ぶりか~。そうか、ケイティーちゃんももう25歳か。俺が年取るわけだw」

ケイティー「ふふっ。ディーンさん、全然変わってませんね。相変わらず素敵です。」

ディーン「成長してないってことかなw ケイティーちゃん、すごく大人っぽくなったな~。全然わかんなかったよ。」












ディーン「今なにしてるの?」

ケイティー「仕事ですか?動物病院で助手の仕事をしています。」

ディーン「どこの動物病院?今度ペット飼おうと思ってたんだよ~。ワクチンとかあるから、飼うことになったら行くよ。」

ケイティー「ホントですか?是非いらしてください。先生はおじいちゃんですけど腕はいいですよ。」


ドアが開いてラトーシャが入ってくる。










ラトーシャ「ちょっとディーン、コーヒーまだなの?」

ディーン「あ、ごめんごめんw 昔の知り合いに会ってつい話し込んじゃってw」

ラトーシャ「遅いから来ちゃったよ。」





















ディーン「ラト、この子ローガン繋がりの知り合いでケイティーちゃん。昔何度か遊んでたんだ。」

ラトーシャ「そうなんだ?こんにちは。」

ケイティー「はじめまして。ケイティーです。」

ディーン「ケイティーちゃん、こいつ俺の彼女のラトーシャ。」















ケイティー「 (彼女さんってもっと綺麗な人なのかと思ってた・・・。案外普通の人なんだ・・・。意外だな・・・。) 」




















ラトーシャ「私ちょっとトイレ行ってくるから。その間にコーヒー頼むね。」

ディーン「おう。了解。」



















ラトーシャがメイクルームへ入っていく。






















ケイティー「ディーンさん。彼女さんってもしかして、あのときの・・・?」

ディーン「あ~、そうそうw 」

ケイティー「そうだったんですね。」

ディーン「うんw あのときはケイティーちゃんに世話になったねw」

ケイティー「いいえ・・・。ひとつ質問していいですか?」

ディーン「うん?」

ケイティー「彼女さんの、どこに惹かれたんですか?」








ディーン「う~ん、惹かれたところか~。」

ケイティー「はい。」

ディーン「あいつとは幼馴染だったし、物心ついたときから一緒に遊んでたんだよね。そのころからあいつは俺のこと好きだったんだって。」

ケイティー「・・・・。」

ディーン「でも俺は全然そんなの気づかなくて、ずっとほかの女の子ばっかり見てた。」
















ディーン「でもあいつはずっと俺のこと想っててくれて、いつもそばにいて支えてくれてたんだ。そういうのに気づいてから、大事な存在だって気づいた。」

ケイティー「大事な存在・・・。」

ディーン「うん。誰よりも俺のこと見ててくれたから。あいつがいなくなったら俺はどうするんだろう、って考えたら怖くなったんだよな。」

ケイティー「・・・・。」

ディーン「一番大事な人って、案外一番近くにいたりするもんだよ。」








ケイティー「素敵ですね。」

ディーン「そうかな?」

ケイティー「ディーンさん、幸せそうな顔してます。羨ましいな。」

ディーン「ははっw 確かに幸せだなw」
















ディーン「やべっ。いいかげんにコーヒー買わないとまたあいつに怒られるわw」

ケイティー「そうでしたねw」

ディーン「病院どこだっけ?」

ケイティー「セントラルパークのすぐ近くです。あの辺には動物病院は1軒しかないのですぐわかると思います。」

ディーン「わかった。探してみるよ。」

ケイティー「はい。」

ディーン「じゃあ。またね。」

ケイティー「はい。また。」








ディーンがレジへ向かう。
その後姿を見つめるケイティー。





















ケイティー「 (一番近い存在か・・・・。) 」






6 件のコメント:

  1. なで肩さんこんばんは^^
    ジムさんやっぱりずっとそのまま想い続けていたんですね!!
    でもやっぱりケイティーちゃんはそういう対象には見れないみたいで・・・
    ここまでいくとやっぱり無理なんでしょうかね~(´・ω・`)
    マリアンちゃんとも久しぶりに会って、マリアンちゃんは彼がいるんですね~( ´艸`)
    ジムさんとも連絡取り合っていたみたいで、彼女の社交性さが伺われて、やっぱりこの子は好感もてますね♪
    そしてなんとここでまさかのディーンくんとの再会w(゚o゚)w
    ラトちゃんへの気持ちに気付いた話など聞いて、ケイティーちゃんなりに何か感ずるものがあったのでしょうか、最後のケイティーちゃんの心のつぶやきが気になりますね!!
    次回が楽しみ( ̄∀ ̄*)

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    1. >ゆきさん

      いつもありがとうございます(´∀`)
      ジムはやっぱり想い続けていましたね~。
      しかも5年間もwwww
      再度告白しましたが、ケイティーにあっさり振られましたね(;´Д`)
      やっぱりケイティーにとってはジムみたいな人は恋愛対象には見えないんでしょうね~。
      まぁ恋愛経験少ないと、好みのタイプってすごく凝り固まってしまうと思うし、理想が高いままですよね。
      人間経験しないとなかなか気づかないものです。

      マリアンはギャルを卒業してOLになりました(ノ´∀`*)
      この子はあいかわらず社交性も高いし性格もいいですね♪

      そしてケイティー編でまさかのディーン登場ですw
      ラトが美人じゃなく普通の子、っていうのと、ディーンの話を聞いて、ケイティーもいろいろ考えてるようですね~。
      ケイティーの凝り固まった理想がもう少し崩れるといいんですけどね(;´Д`)

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  2. こんばんわ!
    お久しぶりですww

    ケイティーちゃんの事まだ忘れられないジムさんが切ない・・・;;
    ケイティーちゃんのタイプはディーン君みたいな
    王子様タイプだけど、そういうのってあんまり関係ないと思うなー。
    やっぱり絆とかが一番かと思いますがね・・・w

    マリアンちゃんも相変わらずモテモテで羨ましい><

    ジムさんとケイティーちゃん、両想いにならないかなと心配です;;
    もうすぐかな?楽しみです!

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    1. >どーるぃさん

      いつもありがとうございます(´∀`)
      ジムはラト並みに一途ですね~w
      5年も想い続けているし。
      しかしあっさり振られてしまいましたね(;´Д`)
      告白もさせてもらえないというw

      ケイティーみたいな恋愛経験少なくて少女マンガとか好きなタイプの子って、王子様みたいな人がタイプだし、その理想が凝り固まってハードル落とせないんですよね。
      恋愛って経験しないと相手のよさの見つけ方もわからないだろうし、人を見る目も養えないですしね。

      マリアンは相変わらずいい女っぷりを発揮してるようですね(*´∀`*)
      しかしこの子みたいな子は意外に男運がなかったりするんですよね~w
      今つきあってる人も束縛強いようだしw

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  3. こんにちわーvv
    まさかの数年後で、まさかの再開ですねーvv!!
    ジムさんともディーン君ともww

    すいませんがディーン君登場した瞬間
    「うわっ!!このタイミングでマジ!!?vvv」と飛び跳ねちゃいました
    いやいやだってね~
    ディーン君といえばケイティちゃんが好きだった、まさに「理想の王子様像」なわけですよ

    マリアンちゃんの助言の効果とかで
    拒絶ばかりしないでもうちょっとジムさんを見てみようかな、、?
    と言う気持ちになってくれたのかな?と思いきや
    ここでディーン君出されたら「やっぱディーンさんが…///」みたいなねー!!><vv
    事になっちゃうんでは~!!?vvと思ったわけですよvv(昼ドラを楽しむババアの領域)

    しかし、そのディーン君が良い事言ってくれましたよねv
    やはり気付かないだけで近くに入る存在って大切だよと彼は言いたい訳でv
    高校の頃からずっとラトちゃん達を見てきた私達読者としては
    切ない日々を送っていたラトちゃん…ロビンと言う彼女にバトルをしかけられたり
    その子と別れても自分には見向きもせず…そしてケイティちゃん登場!!

    絶対にディーン君に恋心抱くなよ?邪魔だけはするなよ?とモヤモヤし
    結果ラトちゃんとディーン君がようやく結ばれて「祭りじゃーvv」ってなりましたからね
    勿論これはラトちゃん達の目線で読んでいるからこうなるわけですが

    今こうしてケイティちゃん目線になっていると…
    今回ラトちゃんがコーヒーまだか?と出てきた瞬間
    「あ…ダメなんだよケイティちゃん、この人彼女いるから…」と可哀そう、、><
    とか思っちゃったりもするんですよね~><

    うーんケイティちゃんも好きなんだけど
    この2人に関してはもう揺るぎないですよねv
    ほほほvエリザが喜んでますよv「まだバージンでいましょうね?vえ?います…よ…ね?」(おい)

    一途なジムさんに涙が出そうですな
    あーでも、、あれだけ拒否られたら><
    次回も楽しみにしていますww

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    1. >SACHICOさん

      いつもありがとうございます(´∀`)
      ニヨニヨしながらコメント読ませていただきましたwww

      タイトルの
      「懐かしい人」とういうのはマリアンでもありディーンでもあるんですよね。
      5年ぶりの再会ですからねこの二人とは。
      ディーンがでてヒヤヒヤさせてしまいましたかw
      マリアンの言葉は「ジムさんはめちゃめちゃいい人だよ。でもあんたのタイプじゃないなら仕方ないよね~。」とやんわりな言い方をしてるんですよね。
      なのでケイティーも「わかるけど・・・」な感じで。

      しかしディーンとの再会&美人なのかと思っていた王子ディーンの彼女がまさかのラトというとっても普通女子。
      ケイティーは内心衝撃を受けてます。
      「外見じゃない。中身なんだ」っていうのをすごく実感した瞬間ですね。

      たしかに本編はラトに共感してしまう書き方なので、ケイティーが登場したときは「この子邪魔!」って思いましたよねw
      しかし今回はケイティー編。
      ケイティー目線で見ていただくのもまたちょっと面白いかと(´∀`)
      ケイティーから見るとラトはほとんど会話もしていないし、ディーンには強気だし、ちょっとサバサバ系に見えるように書いていますw

      ディーンとの再会で「やっぱりディーンさんが」とならなかったのは、ラトをみてディーンの幸せそうな顔を見たのもあると思いますが、やはり5年も経っていますからね。
      ケイティーも少しは大人になっています。
      それにこの子の性格上、人の幸せを壊してまで自分が幸せになりたい、とは思わないでしょうしね~。

      ジムはラトの次くらいに一途ですねw
      この人下手したらストーカーになりそうな感じですしwww
      でも自分でもそこはわかっているので、ちゃんと理性を抑えている。
      だから5年間、あえてケイティーの居場所を探そうとはしなかったんですよね。
      でも「いつか偶然街で会えたら・・・」という思いがずっとあっての今回の再会だったので、ジムにしてみれば奇跡が起きたんだと思います。
      まぁケイティーには告白さえさせてもらえませんでしたがねw

      エリザさん、喜んでる場合じゃないですよ!!
      あなた次回ホテルいっちゃうんでしょ??><
      うちのシェアハウスの3人(ラトララアイビー)が全力で止めにかかりにいく勢いですよ!!
      はやまっちゃだめ~~~><

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