Blue sky -sims3 story- へようこそ。
このブログはElectronic Arts社から発売されているPCゲーム「ザ・シムズ3」を使用したドラマ形式のストーリーブログです。
個人のファンサイトですのでEA社とは一切関係ありません。

〈 注意!〉
作中には卑猥な表現、画像も含まれております。
苦手な方はどうぞお引き取り願います。

2012/10/15

鐘の音









一ヶ月後。






















ケイティーは図書館に来ていた。
入り口のドアが開いてジムが入ってくる。





















ケイティー「 ! 」


ケイティーが立ち止まる。


ジム「 ! 」

















ジムが無言のままケイティーの横を通り過ぎた。





















ケイティー「 (え・・・?) 」






















ケイティー「 (今、目があったのに・・・。なんで・・・?) 」





















ジムは地上階の奥の部屋で本を読んでいる。





















しばらくするとジムを探してケイティーがやってきた。






















ケイティー「無視はないんじゃないですか?」






















ジム「え?あ・・・・ケイティーさん・・・。」

ケイティー「失礼です。絶対気づいたのにわざとですよね?」




















ジム「そ、そういうつもりじゃ・・・。」

ケイティー「じゃあどういうつもりですか?」

ジム「いや、あの・・・・偶然にしてはよく会うので・・・この前のこともありますし・・・・もしかしてストーカー扱いされてしまうのではと・・・・。決してそういうのではないので・・・。すみません。」
















ケイティー「そういう風には思ってません。」

ジム「そうですか・・・。」

ケイティー「でも・・・今のは傷つきました。」


















ジム「すみません・・・・。(か・・・かわいい・・・////) 」






















ケイティー「マリアンちゃんと連絡とってたんですね。」

ジム「え?」

ケイティー「この前同窓会で、久しぶりに会ったときにそう話してました。」

ジム「あ・・・はい。あ、でも・・・ただの友達で・・・。」

ケイティー「わかってます。」













ケイティー「ひとつ質問してもいいですか?」

ジム「・・・はい。」

ケイティー「私のこと、なんで好きになったんですか?」

ジム「え?」

ケイティー「私のどこがよかったんですか?」













ジム「好きになったところ・・・ですか。」

ケイティー「全部、とかいうのはやめてくださいね。」

ジム「・・・・難しいですね。」

















ジム「見た目のかわいらしさもありますが・・・すごくまっすぐな性格とか・・・。」

ケイティー「まっすぐ・・・ですか。」

ジム「はい。顔にでやすいじゃないですか。落ち込むとわかりやすいし、立ち直ったときもすごく、素直というか。あと泣き顔もかわいいし、それに・・・。」

ケイティー「それに?」












ジム「はじめてあなたが笑ってくれたとき、頭の中で鐘が鳴ったんですよ。」





















ケイティー「へ・・・?鐘・・・?」

ジム「はい。」




















ジム「教会の鐘のような・・・鐘の音です。」

ケイティー「・・・・。」

ジム「もしかしたらこの人と結婚するのかなって・・・。すみません。」

















ケイティー「ぷっ!」

ジム「・・・おかしいですか?」

ケイティー「だって・・・w」


ケイティーは笑い続けた。
ジムは困った顔で見つめている。
















ケイティー「ごめんなさいw」

ジム「いえ・・・・。」

ケイティー「ジムさんって、ロマンチストなんですね。」

ジム「ロマンチスト・・・ですか。」











 




ケイティー「ごめんなさい。あなたのこと知ろうともしないで拒否してしまって。」

ジム「・・・・。」

ケイティー「私、あなたのこともっと知りたくなりました。」



















ジム「え・・・?」

ケイティー「友達からでよかったら、時々ご飯でもいきませんか?」



















ジム「そ、それは自分と二人でってことですか?」

ケイティー「ほかに誰かいますか?w」

ジム「デート、って受け取ってもいいんですか?」

ケイティー「そういうことに・・・なりますねw」

ジム「自分なんかでよかったら、喜んで!」













ケイティー「ホントに?よかった。」

ジム「こ、こちらこそ!ありがとうございます!」

ケイティー「ふふっ。大げさですよ。」

ジム「すみません・・・。でも・・・嬉しくて・・・。」
















ケイティー「ジムさん、おなかすきました。」

ジム「え?」

ケイティー「どこか連れて行ってください。」

ジム「は、はい!喜んで!」
















そして月日は流れ、1年後。






















ブリッジポートの夜景の中を一台の車が走る。






















車は一軒の家の前で止まった。
ファミリータイプの一軒家だ。
家の中からは明かりが灯っている。




















車を駐車場に止めて、一人の男が降りてきた。
男は家の中へ入っていく。




















ディーン「ただいま~。」






















ラトーシャ「おかえり~。早かったね。」

ディーン「うん。思ったより手術が早く終わったから。」

ラトーシャ「ご飯まだだから、もうちょっと待ってね。」

ディーン「は~い。」
















ラトーシャ「あ、そうそう。」

ディーン「うん?」

ラトーシャ「ディーン宛に手紙届いてたよ。」

ディーン「手紙?」

ラトーシャ「うん。リビングのテーブルに置いてあるよ。」

ディーン「わかった~。」












ディーンがリビングのライトを付け部屋に入る。


ディーン「これか。」



















ディーン「誰だろ・・・?」


ディーンが封を開ける。



















中身を取り出し広げる。






















結婚報告の手紙だった。
幸せそうな新婦と新郎の写真がある。





















ディーン「 (ケイティーちゃん、結婚したんだな。ていうか相手の男どっかで・・・・。ん?ジムって・・・ラトのお見合い相手のジムさんか!) 」




















ディーン「 (まさかあの二人が結婚するなんて・・・。世の中狭いな・・・w) 」





















ディーン「ラト~、なんか手伝うことない?」

ラトーシャ「今は大丈夫だよ。」




















ディーン「え~。つまんない。」

ラトーシャ「はいはい。もうすぐできるからちょっと待ってて。」

ディーン「ラト~。」


















ラトーシャ「ちょ・・・。やめてよ危ないでしょ。」

ディーン「いいじゃんちょっとくらい。」

ラトーシャ「危ないって、鍋沸騰してるんだから。」


















ラトーシャ「だからディーン!・・・・もう・・・・。」

ディーン「ラト~。」

ラトーシャ「バカ・・・w」






















4 件のコメント:

  1. こんばんわ!
    おぉwついに結ばれましたか!
    ジムさん、ロマンチストそうなのでケイティーさんと気が合ったって感じですかね?
    ディーン君とラトちゃんも相変わらずラブラブでいいですねw
    最後は気持ちよく結ばれて良かったです!w

    返信削除
    返信
    1. >どーるぃさん

      いつもありがとうございます(´∀`)
      ついにケイティー編最終回を迎えました~♪
      無事に終わることができてほっとしています(ノ´∀`*)
      ジムはなにげに特質にもロマンチックが入ってるんですよね~。
      ディーンたちは相変わらずラブラブですねw
      新居も先出しちゃいました( ̄ー ̄)ニヤリ

      削除
  2. なで肩さんこんにちは^^
    どうなるかな~と思いましたが、結ばれましたね~!!
    おめでとうございます(*^▽^*)
    またの再会で、ジムさんが引いたのが良かったのかしら?!
    ケイティーちゃんが何何?!その態度?!って、それで気付かされたというか。
    ジムさんの鐘の話で一気に解れたというか、ケイティーちゃんの笑う姿がとてもいいですね♪
    ハッピーエンドになってよかったです( ´艸`)
    ディーンくんとラトちゃんも、もう結婚してるのかな?!
    アツアツでいいですね~(*^m^*)

    返信削除
    返信
    1. >ゆきさん

      いつもありがとうございます(´∀`)
      今回でケイティー編最終回となりました~♪
      最後までみていただきありがとうございまう(ノ´∀`*)

      ジムが引いてケイティーも「なにその態度?!」とちょっとムッとしてましたねw
      意外にいい作戦(?)だったようですw
      ジムは「ストーカー扱いされてもっと嫌われるのだけはカンベン(T△T)」って感じだっただけなんですけどねw
      ジムの意外なロマンチストぶりにケイティーも爆笑してますが内心はちょっとキュンときているようです(*´∀`*)

      ディーンとラトは新居お披露目しちゃいましたが、結婚はどうでしょう( ̄ー ̄)ニヤリ
      そのへんはまた本編のほうでお確かめくださいwww

      削除