Blue sky -sims3 story- へようこそ。
このブログはElectronic Arts社から発売されているPCゲーム「ザ・シムズ3」を使用したドラマ形式のストーリーブログです。
個人のファンサイトですのでEA社とは一切関係ありません。
〈 注意!〉
作中には卑猥な表現、画像も含まれております。
苦手な方はどうぞお引き取り願います。
2012/12/07
解散
男「まさかあなたまでお引越しなされるつもりだったとは。」
ローガン「春くらいの予定だったんですけど、部屋が気に入ったので。」
男「そうだったんですね。それはこちらとしても嬉しいかぎりです。」
ローガン「まだ空いてたようでよかったですよ。」
男「ははっ。今鍵開けますね。」
ララ「ねぇローガン・・・。」
ローガン「あの人なら悪い人じゃないから安心しろ。」
ララ「そうなの?でもなんだか・・・。」
ローガン「大丈夫だよ。」
ララ「あなたが言うならきっとそうなのね・・・。(すごく怪しいけど・・・。)」
ドアを開けて男が中へ入っていく。
男「建物が古いので作りも古いですが、水周りなどのリフォームはしていますので安心して使えますよ。」
ローガン「そうですか。」
男「壁紙はご希望でしたらカタログからお望みのものに張り替えることもできますので申しつけください。一週間以内には張替え工事も終わりますので。」
ローガン「それはありがたいです。」
ララ「へぇ~。思ったより素敵ね。古いのもなんか雰囲気があってこれはこれでいい感じだわ。」
ローガン「だよな。俺はそれが気に入ったんだ。」
男「そうですか。このマンションはなかなか若い人は入らないんですよ。ご年配の方が多いので、とても静かですよ。スタジアムのすぐ隣ですが、防音完備はしっかりされていますし。」
ローガン「今日は試合やってるはずだけど全然歓声も聞こえてこないのはそのせいなんですね。」
男「はい。」
ローガン「ララ、リビング横の部屋は広めだから俺の寝室にする予定だ。」
ララ「私の部屋はどこなの?」
ローガン「キッチンの隣だ。」
ララ「みてきてもいいかしら?」
男「どうぞ。私はここで待っていますのでゆっくりご観覧ください。」
二人がキッチンの横の部屋へ入ってくる。
ララ「へぇ~。思ったより広いじゃない。」
ローガン「シェアハウスの部屋より広めかもな。」
ララ「そうね。もっと狭いのを想像してたわ。」
ローガン「ここからならお前の職場も近いだろ。」
ララ「そうね。街中にあるし、交通も便利ね。」
ローガン「ああ。スタジアムの隣だから、週末は外は人多いかもだけどな。」
ララ「そのくらいは平気よ。騒音さえなければ。」
ララ「ローガンはここで決めるつもり?」
ローガン「ああ。お前が住まなかったらこの部屋は物置にでもするかな。」
ララ「もったいないわ。」
ローガン「俺はこんな性格だから、知らないやつとルームシェアはムリだからな。」
ララ「ふふっ。たしかにそうね。」
ララ「眺めも素敵ね。」
ローガン「最上階だからな。高層ってほどではないけど、悪くない眺めだろ?」
ララ「ええ。橋が見える・・・。」
ローガン「川沿いだからな。」
ララ「きっと夜景も綺麗にみえるわね。」
ローガン「たぶんな。」
ララ「決めたわ。私、あなたとここでルームシェアする。」
ローガン「いいのか?」
ララ「ええ。ここ、すごく気に入ったもの。」
ローガン「なら俺もうこのあと契約するけど。」
ララ「ええ。お願いするわ。」
ララ「ローガンはいつから入るつもり?」
ローガン「すぐにでも・・・といいたいところだけど、壁紙張り替えてもらうから1週間後かな。」
ララ「そう。じゃあ私もそのつもりで引越しの準備しておくわね。」
ローガン「ああ。引越しはどうするんだ?」
ララ「業者に頼むつもりよ。家具も持って来たいから。」
ローガン「そうか。」
ララ「早く決まってよかったわ。今の家、今月いっぱいってもう言っちゃったから。」
ローガン「そうか。ここは今月分は日割りになるはずだから、それはお前は払わなくていいよ。どうせ半月分だし。」
ララ「ホントにいいの?じゃあこのあとおごるわ。なにか食べに行きましょ。」
ローガン「おう。」
ララ「これからよろしくねローガン。」
ローガン「ああ。こちらこそよろしく。」
ラトーシャ「おいしい?」
ディーン「うん。ラトの作るもんはなんでもうまいよ。」
ラトーシャ「そういってくれると作り甲斐があるな♪」
ディーン「いつもありがとうな。」
ラトーシャ「当たり前じゃない。一緒に住んでるんだから。」
ディーン「そうそう、ラトに話があったんだ。」
ラトーシャ「話?」
ディーン「来月の頭くらいにさ、連休とれない?」
ラトーシャ「連休って・・・なんで?」
ディーン「たまには二人で旅行にでも行かないか?」
ラトーシャ「旅行??」
ディーン「ああ。つきあってから二人きりで旅行なんて行ったことないだろ?」
ラトーシャ「でもなんで急に・・・。」
ディーン「いや、いまのうちかな~って思ってさ。秋はチケットも安いし、仕事も今は落ち着いてきたからさ。」
ディーン「俺はもう話しつけてあるんだ。4連休しかとれなかったけど。」
ラトーシャ「そうなんだ?」
ディーン「ラト、仕事休めそう?」
ラトーシャ「たぶん大丈夫だと思うけど・・・。旅行ってどこ行くの?」
ディーン「サンリットタイズ。どうかな?」
ラトーシャ「え?サンリット??」
ディーン「ああ。この時期なら向こうは暑いだろうから、泳げるだろ?」
ラトーシャ「サンリットかぁ~。素敵!私、行ったことないよ。」
ディーン「俺もだよ。いつか行きたいな~ってずっと思ってたんだ。」
ラトーシャ「旅行っていうからもっと近場かと思ってた。」
ディーン「いや。せっかく行くならリゾート地がいいだろ?」
ラトーシャ「うん!すっごく楽しみ~。」
ディーン「そっか。よかった。」
ラトーシャ「明日出勤したら休み調整してもらうね。」
ディーン「ああ。ごめんな、俺の休みに合わせちゃって。」
ラトーシャ「ううん。私は都合つけられるから大丈夫だよ。」
ディーン「チケットとかホテルも俺が予約しておくからさ。」
ラトーシャ「うん。お願いするね。」
ララ「終わった?」
アイビー「うん。あとは業者さんが来るの待つだけ。」
ララ「そう。」
アイビー「ごめんね。待たせちゃって。」
ララ「ううん。アイビーが最後だもの。」
アイビー「そうだね。ララは行かなくて平気?業者さん待ってるんじゃないの?」
ララ「大丈夫よ。荷物ならローガンが対応してくれてるはずだから。」
アイビー「そっか。」
アイビー「そこまで送るよ。」
ララ「いいのに。」
アイビー「外までだから。」
ララ「ありがとう。」
二人が家を出る。
外へ出るとどちらからともなく振り返って家を見上げる。
ララ「3年半ね・・・。ここで暮らしたのも。」
アイビー「そうだね。」
ララ「なんだか3人でここに住み始めたころが昨日のようだわ。」
アイビー「うん・・・。」
ララ「3年の間に・・・いろいろあったわね・・・。」
アイビー「・・・・。」
ララ「じゃあ、私そろそろ行くわね。」
アイビー「うん。」
ララ「鍵のことよろしくね。」
アイビー「うん。大家さんには私から返しておくから、任せといて。」
ララ「ええ、お願いするわ。落ち着いたら連絡するわね。」
アイビー「うん。私も、遊びに行くね。」
ララ「ええ。待ってる。」
ララが地下鉄の駅へ向かって歩き出す。
その後姿をみつめる。
アイビー「解散・・・か・・・・。」
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なで肩さんこんにちは^^
返信削除いよいよララちゃんとアイビーちゃんもお互い新しい生活を歩み始めるんですねー!!
最後の回想SSで、3年間そういえば色々とありましたねw
これからまた新しいドラマが色々始まるのかな~なんて♪
そしてラトちゃん達は、サンリットへ旅行へ!!
ラトちゃん嬉しそうですね~(*^▽^*)
そこでプロポーズされると思ってるかな?!
あの景色の中でのプロポーズ、さぞかし素敵だろうなと楽しみにしてますね~(*^▽^*)
>ゆきさん
削除いつもありがとうございます(´∀`)
とうとうシェアハウスも解散しちゃいましたね~。
私的にはJたちのビーチアパート解散と重ねてみちゃっていたりw
3年半でいろいろありましたね~。
いろんな「はじまりと終わり」があって、シェアハウスも「終わり」、次はお互いにあらたな生活が「はじまり」ます。
ラトたちはサンリットタイドへと出発です\(^▽^)/
今回のために購入したんですが、やはり素敵なワールドですね!!
私はメイン世帯で移住する気はないですが、旅行先としては最高のワールドですw
それだけ??と思われるかもしれませんが、今後も旅行先として使おうかとw
プロポーズはラトは予想外でしょうねw
同棲したばかりだし。
サンリットの景色盛りだくさんなのでお楽しみに~♪