Blue sky -sims3 story- へようこそ。
このブログはElectronic Arts社から発売されているPCゲーム「ザ・シムズ3」を使用したドラマ形式のストーリーブログです。
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苦手な方はどうぞお引き取り願います。
2013/01/26
友達
ある日、アイビーの元へ一本の電話がかかってきた。
アイビー「もしもし。」
ジェニファー『アイビーちゃん?私。』
アイビー「ジェニファーさん?」
ジェニファー『今ね、下の公園にいるの。アイビーちゃんいま仕事?』
アイビー「いえ、部屋にいます。すぐ向かいますね。」
ジェニファー『ホントに?よかった。待ってるわね。』
アイビー「はい。」
公園にたどり着くとジェニファーが一人でブランコに座っていた。
アイビー「ジェニファーさん。」
ジェニファー「あ、アイビーちゃん!」
ジェニファー「来てくれてありがとう。」
アイビー「いいえ。ジェニファーさんは病院帰りですか?」
ジェニファー「そうなの。週2回って決まっててね。」
アイビー「そうなんですか。大変ですね。」
ジェニファー「もう慣れっこよw」
アイビー「寒いでしょう?うちでお茶しますか?」
ジェニファー「アイビーちゃんこのあとお仕事?」
アイビー「いえ。今日は夕方から撮影があって。」
ジェニファー「そうなの。じゃあお昼の間は時間あるのね?」
アイビー「はい。」
ジェニファー「よかったらうちに遊びに来ない?」
アイビー「え?ジーンのおうちに・・・?」
ジェニファー「橋の向こうの小さなおうちだけど、景色はすごくいいのよ。ね?」
アイビー「でも・・・勝手にお邪魔するのはジーンにも悪いですし・・・。」
ジェニファー「そんなこと気にしなくていいのよ。あの子は今でかけているし。」
アイビー「そうなんですか?」
ジェニファー「ええ。アイビーちゃんは私のお友達ですもの。是非遊びに来てほしいの。」
アイビー「じゃあ・・・行こうかな?」
ジェニファー「ホントに?嬉しいわ~。」
バスから降りて家までの道を少し歩く。
川沿いにある小さな家にたどり着いた。
古い家だがクリスマスの装飾が施してある。
ジェニファー「ここなのよ。」
アイビー「装飾が・・・。そういえばもうすぐクリスマスですもんね。」
ジェニファー「このおうち、ちょっと地味でしょう?だからイルミネーションがみたいって言ったらジーンがやってくれたの。」
アイビー「素敵ですね。」
ジェニファー「でしょう?夜になると川辺に反射して綺麗なのよ~。」
ジェニファーが鍵を開けて中に入る。
ジェニファー「あがってちょうだい。コーヒーでいいかしら?」
アイビー「はい。お邪魔します。」
アイビー「あ、ネコちゃん。」
ハイジ「ニャ~。」
ジェニファー「ハイジっていうのよ。」
アイビー「ハイジちゃん、こんにちは~。よろしくね。」
ハイジ「ニャ~。」
ハイジがアイビーの差し出した指先のにおいをかぐ。
ジェニファー「私が一人でも寂しくないようにって、先週ジーンがもらってきてくれたの。」
アイビー「そうなんですか。」
ジェニファー「あの子ってば、ホント優しいのよね。マザコンって言われそうだけどw」
アイビー「そんなことないです。」
ジェニファー「どうぞ~。」
ジェニファーがテーブルにコーヒーを置いてソファーに腰掛ける。
アイビー「ありがとうございます。」
ジェニファー「ジーンにね、この前アイビーちゃんと偶然会ったって話したら、びっくりしてたわ。」
アイビー「そうなんですか?職場ではなにも言ってなかったです。」
ジェニファー「そうなの?ふふっ。やっぱりちょっと恥ずかしいのかしらねw 元彼女と母親が友達になったなんて。」
アイビー「でも、今は職場仲間ですし、ジーンとはいい友達です。」
ジェニファー「そう?」
アイビー「はい。スタイリストとしてもすごく頼りになるし、私もいつもお世話になってますから。」
ジェニファー「アイビーちゃんは、やっぱり恋人がいるのよねぇ?」
アイビー「え・・・・まぁ・・・・そうですね・・・。(恋人・・・と呼んでいいのか・・・。最近はスタジオでもたまにしか会ってないけど・・・・。会っても話もしてないしな・・・・。) 」
ジェニファー「その人とは長いの?結婚とか考えてる?」
アイビー「・・・・。」
ジェニファー「ごめんなさいね。プライベートのことを質問攻めしちゃって。」
アイビー「いえ・・・。」
ジェニファー「私もね、ジーンには早くいい人をみつけて結婚してほしいの。私がいなくなったらあの子はたった一人になってしまうでしょう?」
アイビー「そんな・・・。」
ジェニファー「それにね、せめて彼女でも作ってもらえれば、心の拠り所ができるでしょう?あの子、今は金銭面や私のことで、いろいろストレスも多いと思うのよね。」
アイビー「・・・・。」
ジェニファー「喉渇いちゃったわね。アイビーちゃん、おかわりどう?」
アイビー「私はまだ大丈夫です。」
ジェニファー「そう。ごめんなさいね。ストーブが壊れていてこの家とても寒いでしょう?もうすぐ暖炉をつけることになったんだけど、年末だから忙しいらしくて業者さんがまだ来ないのよ~。」
アイビー「大変ですね。川沿いで風もあるでしょうし。」
ジェニファー「そうなのよね~。寒いからあたたかいものばっかり飲んじゃうわw」
アイビー「ジェニファーさん、おトイレ貸してもらってもいいですか?」
ジェニファー「ええ。そこのドアよ。」
アイビー「 (そこ・・・ここかな?」
一番手前のドアを開けて入る。
そこは寝室だった。
アイビー「 (あれ?違ったみたい。) 」
アイビー「 (製図台・・・ジーンの部屋?) 」
壁の奥のポスターに目がいく。
アイビー「あ・・・。」
アイビー「 (この写真・・・私がBiBi専属になってすぐの頃のだから、もう3年も前のなのに・・・・。) 」
ドアが開いてジェニファーが入ってきたことに、アイビーは全く気づかなかった。
ジェニファー「あの子の部屋よ。」
アイビー「ジェニファーさん、すいません私・・・。」
ジェニファー「いいえ。紛らわしい言い方をしてしまった私が悪いの。」
アイビー「・・・・。」
ジェニファー「あの写真ね。この街へくる前から持っていたものだそうよ。」
ジェニファー「あの子、あなたのファンなのね。きっとずっとあなたのこと応援していたんだと思うわ。」
アイビー「・・・・。」
ジェニファー「本当はあなたがまたジーンと・・・って望んでいたけれど。お互いもう大人ですものね。そう簡単にはいかないわよね。」
アイビー「・・・・。」
数時間後。
アイビー「私、そろそろ帰りますね。」
アイビーが立ち上がる。
ジェニファー「もう少ししたらあの子も帰ってくるわ。最近車を買ったのよ。中古だけれど。あの子が送っていくからもう少しだけ、ね?」
アイビー「いえ。ジーンも忙しいでしょうし。タクシー呼びますから大丈夫です。」
ジェニファー「タクシーなんて高いわ。」
アイビー「大丈夫です。コーヒーご馳走様でした。また遊びに来ます。」
ジェニファー「ホントに?また来てくれる?」
アイビー「はい。もちろんです。」
ジェニファー「アイビーちゃん、クリスマスはどうしてるの?」
アイビー「クリスマスは友達と集まってパーティーする予定で。」
ジェニファー「そうなの・・・。」
玄関のドアが開いてジーンが帰ってきた。
ジーン「ただいま~。」
ジェニファー「おかえりジーン。」
アイビー「おかえりなさい・・・。」
ジーン「アイビー・・・?なんで・・・・。」
ジェニファー「私が来てもらったのよ。」
ジーン「母さん・・・。またムリ言って来てもらったんじゃ・・・。」
アイビー「違うの。私も暇してたから・・・。」
ジーン「ホントに?ごめんな、遠いのに・・・。」
アイビー「ううん。」
ジェニファー「ジーン、アイビーちゃんのこと送っていってあげて。」
ジーン「うん・・・。もう帰るのか。」
アイビー「私、ホントに大丈夫ですから。タクシー呼びますし。」
ジーン「いいよ。送っていく。これから仕事?」
アイビー「うん・・・。」
ジーン「家でいいの?」
アイビー「うん。」
ジーン「わかった。じゃあ行こうか。」
アイビー「ありがとう・・・。」
ジーン「うん。母さんも、あんまりアイビーのこと困らせるなよ~。」
ジェニファー「わかってるわよ。アイビーちゃん、また遊びに来てね。」
アイビー「はい。お邪魔しました。」
車に乗り込む。
ジーン「忘れ物ない?」
アイビー「うん。大丈夫。」
ジーン「じゃあ行くよ。」
アイビー「はい。お願いします。」
ジーン「今日はなんの撮影なの?」
アイビー「来年出る・・・写真集の・・・。」
ジーン「そっか。忙しいんだね。」
アイビー「うん・・・。」
ジーン「・・・もしかしてさ・・・。」
アイビー「・・・うん。」
ジーン「部屋、みた?」
アイビー「うん・・・・////」
ジーン「マジかw うわ~。超はずいな・・・//// 母親にエロ本見つかったときより恥ずかしいわ////」
アイビー「・・・・ごめん。」
ジーン「いや・・・どうせ母さんだろ?全く・・・、なに考えてんだか。」
アイビー「ジェニファーさん・・・すごくジーンのこと想ってるよ。心配してる。」
ジーン「そうだな~。俺もこの年で親に心配かけて・・・。ダメな男だよなw」
アイビー「ううん。そんなことない。」
アイビー「ジーンは立派だよ。すごく立派。」
ジーン「いやいやw」
アイビー「私、なにも知らなかったから。ジーン、いろいろ大変だったんだね。」
ジーン「・・・・生まれたときから貧乏だったから、そんなに苦労したとは思ってないけどな。」
ジーン「アイビー。」
アイビー「うん?」
ジーン「母さんのこと・・・めんどくさいとは思うけど、よろしく頼むな。」
アイビー「めんどくさいなんて思ってないよ。私も、友達ができて嬉しいんだ。」
ジーン「そっか。・・・・ありがとな。」
アイビー「うん。」
アイビー「暖炉、早くくるといいね。」
ジーン「ああ。そうだなw」
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なで肩さんこんばんは^^
返信削除ジェニファーさん、アイビーちゃんが来てくれて嬉しそうですね~(*´∇`*)
息子と2人でひっそりと暮らしていて、ご自身は病気だし、ほとんど1人で過ごしている事が多くて寂しいんだろうな~。
ジーンさん、お母さんが寂しくないように猫をもらってきてくれたなんて、優しい(*^m^*)
親を大事にする男って素敵過ぎますよね~ww
マザコン全然OK!!度が過ぎなければww(笑)
ジェニファーさんは、やっぱり密かにアイビーちゃんとジーンくんがまた復縁してくれないかな~と期待しているみたいですねw
親孝行な息子の将来を考えたり・・・ご自分が闘病しているから特にそういう事ばかり考えてしまいますよね~。
しかも、アイビーちゃんの事をずっと思い続けてるのだって、母親なら分かりますもんねw
さりげなくお部屋をアイビーちゃんに見せちゃうあたりがまた・・・(´・ω・`)
戻って来たジーンさんが車の中で部屋を見たのか聞いて、写真見られたの分かって母親にエロ本見付かった時より恥ずかしいと言ってるのかなんか可愛いですね( ´艸`)
まあ、そりゃそうですよね~~( ´艸`)
これからどんどんジェニファーさんとアイビーちゃんの仲が親密になってくると、ジェニファーさんも娘みたいに可愛い気持ちになって来て、やっぱりジーンのお嫁さんになって欲しいわって気持ちが強くなって行きそうですよねw
アイビーちゃんもジーンさんの新たな面がどんどん見えてきて、また心境の変化とかも出てきちゃうのかな~とか、ちょっとまた先が読めなくなってきましたねw
>ゆきさん
削除いつもありがとうございます(´∀`)
今回はジーンとジェニファーの家にアイビーが遊びに行きましたね。
ジーンは仕事があるし友達もいるので大丈夫だけど、ジェニファーは病気で仕事もできないし引っ越したばかりで友達もいないし、寂しいですよね。
アイビーがいてくれてホントに嬉しいんだと思います。
猫もらってきてくれるジーンやさしいですよね(*´∀`*)
ジーンは高校卒業とともに海外へ留学してそのままで、もう6年も一緒には暮らしていないし、ほとんど帰ってきてもなかったはずなんですよね。
なので親孝行しようとがんばってますよね。
母ひとり子ひとりだし。
きっと母親が病気になってから、母のありがたみに気づいたのかもしれませんね。
たしかにマザコンと言われればそうなんですが、この場合はしょうがない気もしますよね~。
ジェニファーのほうも、28でいまだ独身のジーンのことが心配だろうし、大きな病気をしたので自分がいなくなった後のことも心配なのかもしれませんね。
貯金もなく今はジーンの稼ぎに頼っているわけですからよけいに。
そしてそんなときに出会ったアイビーを、自分だけでなく息子のこともできればお願いしたい、と思うのは母としての願いだったり。
二人とも、仕事の業種は同じわけだし、昔好きだったのに別れなければならなかったことも、ジェニファーは知っていますしね。
勝手に部屋をみられたジーンは照れまくってますねw
あれははずかしいですよね~。
昔の彼女だけど今はモデルで有名人だし。
いちファンとしてもそうですが、今でも好きな相手なわけだし、それを本人に見られるのはwww
さすがにアイビーもちょっと照れちゃってますね(;^ω^)
ジェニファーとアイビーの仲が親密になっていくにしたがって、ジーンとアイビーの仲も、ただの仕事仲間とか友達だけでは収まらない気がしますね。
そうなってきたらアイビーの気持ちがどう動くのかw
こんばんは^^
返信削除ジーンたちのおうち・・・私はシムズプレイヤーだから、調度品からもどれだけ貧乏なのかがわかってしまう。
ジーンさんたち、苦労してて、その上、ガンになってしまって、治療費も馬鹿にならないし、私は、どっちかと言ったらジーンさんよりジェニファーさんの方の年齢に多分近いので、もし私がジェニファーさんだったら、ただ母親だから、というだけじゃなく、小さい頃から息子に苦労ばかりかけてしまって・・・と、色々負い目を感じてしまいそうです。
そして、つい、もし私が橋渡しできるなら、せめてアイビーちゃんとジーンを何とかしてあげられないかしら・・・とか、私がジェニファーさんなら思っちゃいそう(^^;
だって、ジーンさんのあのお部屋を見たらねぇ・・・母親だったらジーンさんが今でもアイビーのことを好きなんだって、わかっちゃいますよね。
物語としてではなく、ただのシムズプレイなら、貧乏プレイ大好きなんですけどね(笑)
私はもうすでに母が他界しているのですが、日本人女性の平均寿命よりもずっと若く亡くなってしまったので、まさかそんな早く逝ってしまうなんて思ってなくて、親孝行らしいことはなにひとつ出来なかったんですよね。
いくつになっても、つい甘えてしまって(^^;
そんな甘ったれた気持ちのまま母と死別しているので、今でも思い出の中の母と向き合うときは、甘ったれた気持ちのまま向き合ってしまうというか・・・
なので、もしも自分がジーンさんだったら・・・というのがうまく想像できないんですよ(^^;
ジェニファーさん、きっと50歳前後くらいですよね?
もしくはまだ40代半ばくらいかな?
ジーンさんの年齢なら、実年齢的には大人だけど、母ひとり子ひとりで育ってきたならなおさら、まだまだ甘えていたいんじゃないかと思うから・・・
きっとジーンさんは、とにかくジェニファーさんには元気で、長生きしてほしいと、それだけを願っているのかもしれないですね。
ジーンさんたち親子の事情にだいぶ立ち入ることになったアイビーですが、彼女はどうしていこうとするのか、それが今後の見どころですね!
>マリーさん
削除いつもありがとうございます(´∀`)
ジーンのおうち、ホント貧乏なんですよw
マリーさんはさすが貧乏度を見抜くほどのシムラーですねw
ジェニファーは10代でジーンを産んでいるので、いま40半ばくらいですね~。
旦那さんが若くして亡くなっているので、ジェニファーはたった一人でジーンを育ててきたし、寂しい思いをさせたし苦労かけたことはジェニファーも負い目に感じているでしょうね~。
ジーンが留学したあとも一人でがんばっていましたが、大病を患って貯金も使い果たしていますしね・・・。
そんな中、夢を追っていた息子が自分のために帰ってきて、一緒に住んでくれて、治療費も出してくれて。
ジェニファーは申し訳ない気持ちでいっぱいなのかもしれません。
せめて早くいい人をみつけて幸せになってほしいと願うのはどの親も一緒ですよね。
マリーさんはいろいろ苦労なさっているんですね~。
子供はいつまでたっても親にとっては子供だし、子供からしてもいつまでたっても親ですよね。
私も両親に会うとついつい甘えてしまいます。
最近は「甘えることも親孝行」と開き直っていますがwww
ジーンは一人っ子だし、子供の頃から一生懸命働いてる親の背中をみて育っているし、学生時代からバイトして学費稼ぐほどがんばっていたので、やはり同年代の子たちからすると精神的に大人なのかもしれません。
それでも、子供の頃あまり甘えられなかった母親に、本当は甘えたい気持ちもあるかもしれませんよね。
それに留学して6年も離れていたわけだし、今できるうちに親孝行しないとって気持ちが強いかもしれません。
ホント、ジーンにとってみたら、なるべく長くいつまでも元気で、というのが願いでしょうね~。
アイビーはジーンたち家族の事情にかなり深いところまで立ち入ってしまいましたね。
今後アイビーとジーン家族の関係がどうなっていくのか、見ものですね( ̄ー ̄)ニヤリ