Blue sky -sims3 story- へようこそ。
このブログはElectronic Arts社から発売されているPCゲーム「ザ・シムズ3」を使用したドラマ形式のストーリーブログです。
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作中には卑猥な表現、画像も含まれております。
苦手な方はどうぞお引き取り願います。
2013/08/07
女は嫉妬する生き物
レオン「よぉ。」
自動販売機の前にいるリアにレオンが声をかける。
リア「お疲れ様です。」
レオン「仕事どう?だいぶ慣れたか?」
リア「はい。もう一ヶ月半たちましたし。」
レオン「たまには飲みにでも行くか。」
リア「え?」
レオン「あ、二人でだからな。」
リア「・・・・。」
レオン「今日は?残業になりそうか?」
リア「大丈夫ですけど・・・・なんで急に?」
レオン「いや、あんたとゆっくり話したいな~と思ってさ。ダメか?」
リア「・・・・べつに、いいけど・・・・。」
レオン「じゃあ終わったら向かいの本屋で待ち合わせな。」
リア「・・・うん。」
レオン「じゃあな。」
レオンが立ち去る。
リア「 (・・・なんの・・・話?) 」
レオン「やっぱ仕事のあとのビールはうまいな~。」
リア「レオンさん、炭酸好きですよね?」
レオン「うん。あ、別に敬語使わなくていいから。」
リア「え?・・・うん。」
レオン「あんた、やっぱりあのバーテンとつきあってるんだろ?」
リア「付き合ってないってば。意外にしつこいね。」
レオン「いや、タイラーがそうじゃないかって言ってたから・・・。」
リア「え?なんでタイラーさんが?」
レオン「週末デートしただろ?あいつと。」
リア「したけど・・・。あ~、もしかして・・・・家覗いてた?」
レオン「誤解されるようなことしてたんじゃないのか?」
リア「べつに・・・・あれはそういうんじゃないし。」
レオン「じゃあタイラーにちゃんと伝えてやれよ。勘違いだって。」
リア「・・・もういいよ。」
レオン「なんでだよ?」
リア「だって・・・・めんどくさいし・・・・。」
レオン「・・・まぁ、たしかに覗いたのはよくないと思うけどさ。あいつだって、あんたのこと・・・。」
リア「もういいです。それより、話ってそのこと?」
レオン「まぁ・・・・。」
リア「なぁんだ。」
レオン「なんだとはなんだよ。」
リア「人のことより自分はどうなのよ?」
レオン「は?」
リア「知ってるんだから。シエラさんのこと、本気なんでしょう?」
レオン「・・・・。」
リア「いっつも見てるでしょ。アタックしないの?」
レオン「・・・いろいろあるんだよ。」
リア「いろいろって?」
レオン「・・・周りにごちゃごちゃ言われたくないから言わないだけで、実はもうずっと前からアタックしてんの。」
リア「そうなの?でもシエラさん、つきあってる人いるって・・・。」
レオン「知ってるよ。だからいろいろ、なんだよ。」
リア「へぇ~・・・。」
レオン「今彼女は俺と恋人と、どっちを選ぶかすげぇ悩んでるんだよ。」
リア「・・・そうなんだ?そういえば結婚したいけどいろいろ問題が~って言ってた。」
レオン「だろ?俺は結婚を前提につきあおうって言ってるんだよ。だから彼女は悩んでるけど、もうすぐ決着つくと思うから大丈夫だよ。」
リア「すごい自信だね・・・。」
レオン「まぁな。ていうか、お前誰にも言うなよ?」
リア「言わないよ・・・。レオンさん、結婚願望とかあったんだ?」
レオン「そろそろいい年だしな~。」
リア「そうだねぇ・・・。てか、シエラさんのこと本気なら、浮気してちゃダメじゃないの。」
レオン「男の性(サガ)だよ。」
リア「なにそれ・・・。」
一週間後。
静かなオフィス。
シエラがすっと立ち上がる。
シエラ「外回り行ってきます。」
男性社員「いってらっしゃ~い。」
レオン「・・・・。」
レオン「課長、ちょっと出てきます。」
課長「あいよ。」
レオンがオフィスを出て行く。
リア「・・・・。」
リア「 (シエラさんのこと追いかけたのかな・・・?) 」
リア「 (仕事中に外で逢引とか・・・燃え上がるよね。レオンさんて意外に情熱的っぽいしな・・・。) 」
リア「 (誰にも言うなっていわれたし、私だけが知ってると思うと、二人の関係が気になる・・・。) 」
夕方。
昼間晴れていた空はあっというまに雲に覆われれいた。
外はどしゃぶりの雨、時折雷も鳴っている。
退勤時間はとっくにすぎていたが、残業のために数名がオフィスに残っていた。
リア「 (結局あの二人、いまだに戻ってきてない・・・。やっぱり愛の逃避行だったりして・・・・。そういうのってちょっと羨ましい・・・・。) 」
タイラー「ふぅ~・・・。」
タイラーが立ち上がる。
タイラー「リアちゃん、まだ終わらない?」
リア「もうちょっとなので、これ終わらせてから帰ります。」
タイラー「そっか。じゃあ先に帰るね。」
リア「はい。お疲れ様でした。」
タイラー「お疲れ様。」
タイラーがオフィスを出て行く。
リア「 (さすがに疲れたな・・・。ちょっとトイレ行くついでにコーヒーでも買ってこよう・・・。) 」
リアが廊下へ出るとレオンがやってきた。
レオン「よぉ。」
リア「あ、おかえりなさい。」
レオン「残業か?」
リア「はい。もうちょっとで帰れます。」
レオン「そっか。」
リア「もしかして・・・シエラさんと一緒だったの?」
レオン「あ~・・・うん。」
リア「やっぱりそうだったんだ・・・?」
レオン「うまくいったよ。」
リア「うまくって・・・・つきあうってこと?」
レオン「まぁな。」
リア「そうなんだ?おめでとう・・・。」
レオン「長かったからな~。俺がここに来て、5ヶ月か。」
リア「そうなんだ・・・?よかったね。」
レオン「うん。」
リア「じゃあ・・・。」
リアがレオンの脇を抜けていく。
リア「 (なんでだろ・・・。なんか、モヤモヤする・・・・。) 」
レオン「課長。」
レオンがオフィスに入ってくる。
課長「おう。おかえり。」
レオン「やっと終わりました。」
課長「そうか。さっきアイザックさんから連絡をもらったよ。」
レオン「詳しく説明するので、ちょっといいですか?」
課長「もちろん頼むよ。」
課長「いや~、長かったね。」
レオン「はい。」
課長「5ヶ月か。君もご苦労だったね。」
レオン「いえ。仕事ですから。」
リア「 (レオンさんいい人だし、シエラさんだってすごく綺麗で落ち着いてる大人だからお似合いじゃない。レオンさんは、私にだけ教えてくれたし・・・信用してくれたから話してくれたのに。) 」
リア「 (なんでこんなにモヤモヤするの・・・?) 」
リア「 (私には関係ないし・・・・。) 」
リア「 (そうだよ。きっと、二人が羨ましいだけよ・・・。) 」
リア「 ! 」
突然電気が消えて辺りが真っ暗になった。
個室で課長との話を終えたレオンが部屋から出てくる。
突然廊下の明かりが消え、暗闇に包まれる。
レオン「 (停電か。雷でも落ちたか・・・。) 」
リア「キャーッ!!」
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おやおや~?
返信削除レオンにモヤモヤとは、リアちゃん焼きもちですかね。
私の個人的希望としてはレオンとリアちゃんが付き合ってくれればなぁと思っていたんです。
今後の展開が楽しみですね。
タイラーさんはリアちゃん諦めちゃったのかなぁ。
優しそうだし、こうゆう人とだと幸せになれそうだけど、
ちょっと刺激が足りない気も。
ちょっと影があったり、女好きだったりした方が私は惹かれます。
あ、私の話はどうでもいい?こりゃまた失礼いたしましたwww
リアちゃんのスピンオフということで、短編なのかなと思っていましたが、
毎回毎回先が読めなくて、楽しませていただいてます。
次回も待ってま~す^^
>ubichaさん
削除いつもありがとうございます(´∀`)
タイラーはリアとアランが抱き合ってるところをみてしまってすっかり萎えちゃったみたいですね~。
この人はまじめでまっすぐなので、こういうのは許せないみたいです(;^ω^)
まぁ、わからなくもないよね~。
自分とキスした5分後くらいだしwww
リアはいままでずっとクールなのにベッドではわりと激しいローガンとつきあっていたので、タイラーみたいなやさ男はちょっと退屈に感じてるのかもしれませんね。
なので「べつにいいや・・・。」って感じの反応だったんじゃないかと。
そしてレオンに対してモヤモヤしだすリア。
最初無神経なこと言ったりして「なんなのこいつ」と思っていたレオンの、優しい部分を乱してからリアはちょっとずつ気になりだしてるのかもしれませんね。
ubichaさんはレオリア派ですか~(ノ´∀`*)
どうなるでしょうねw
今回スピンですが、スピンは毎回少しずつ長めになっていってますねw
リア編は、主役の兄でもあるレオンも出てくるのでよけいにちょっと長めです。
なで肩さんこんにちは^^
返信削除リアちゃんはレオンさんに誘われて、何だろう?と思ったら、この間のタイラーさんの件の探りでしたね~ww
リアちゃん的にも、結局どうでもいいわ~って感じみたいでww
そこへ来たww
リアちゃんからレオンさんへのシエラさんの突っ込みw(゚o゚)w
ずばり聞いちゃいましたねww
え・・・アタックはしてるんだ?!
しかもシエラさん、レオンさんと恋人で選ぶの迷ってるって・・・それって二股って事ですよね・・・(・Θ・;)
勤務中、2人で出て行ったレオンさんとシエラさんが気になって仕方ないリアちゃん・・・
あ~これは何だろう・・・ちょっとレオンさんの事が気になってきちゃってるんですかね??
気になるのは「2人関係」の事なのか、「レオンさん」の事なのか・・・
戻って来たレオンさんから、交際成功みたいな報告を聞いてモヤモヤするリアちゃん。
その後のレオンさんと課長の会話も気になるなあ。
シエラさんとの件は、本当に付き合ってる、とか結婚とか、そういうのなのかな??
なんとなく違和感を感じるんだけど・・・
>ゆきさん
削除いつもありがとうございます(´∀`)
リアは突然レオンに飲みに誘われてしかも二人で、とか言われたので「なに??」とちょっとどきっとしちゃったカンジですよねw
結局タイラーの話だったと知って「なぁんだ」と言ってますし( ̄ー ̄)ニヤリ
リアはいままでの相手がローガンで、クールなのにベッドの上では激しいという、わりと男らしいタイプとつきあっていたので、タイラーみたいな不器用なやさ男はちょっと退屈なのかもしれません(;^ω^)
なのでわざわざ自分から誤解をとくようなことはしそうにないですね~。
そしてリアもここぞとばかりにシエラについて問いただしましたが、レオンは結構あっさり白状しちゃいましたね( ̄ー ̄)ニヤリ
その後レオンとシエラの関係が気になりだすリアですがw
リアは最初「無神経な男」と思っていたレオンの優しい部分や男らしい部分を見てだんだん気になり始めてるみたいですね。
あとは恋愛はけっこう情熱的なところですかねw
男女どちらにもいえることですが、ギャップ萌えですよねいわゆる(ノ´∀`*)
レオンから交際宣言されたリアはやはりモヤモヤしちゃってますね~。
そしてその後の課長とレオンのやりとりw
やはりゆきさんは鋭いですね( ̄ー ̄)ニヤリ
リア編のレオン登場シーンを思い出してもらうとちょっとこの辺の謎がとけるかもしれません。
アイザックさん、いましたからね( ̄ー ̄)ニヤリ
お、とうとうレオンさん動き出しましたね!
返信削除シエラさん、どんなことやってるんだろう。
五ヶ月ってことはそろそろ潜入が終わるってことですね。。
そしてリアちゃん。
モヤモヤしちゃってますね。
これは面白いことに。
でも肝心のレオンさんは女性に対してイマイチな感じですからねー。
リアちゃんに熱くなってくれればいいんだけど。
それにしても最後の悲鳴!
リアちゃんに何があったのか!!
気になりますね。
>ふわりんごさん
削除いつもありがとうございます(´∀`)
とうとうレオンが始動をはじめました!
ふわりんごさんはかなり前で気づいていましたもんね(ノ´∀`*)
さすがです!
次回ようやくはっきりしますw
リアはレオンとシエラのことが気になってモヤモヤしだしましたね~。
まだ自分の気持ちにはっきり気づいていないみたいですが。
レオンは女性とは遊びでしかありませんからね~。
ローガンと同種ですし。