Blue sky -sims3 story- へようこそ。
このブログはElectronic Arts社から発売されているPCゲーム「ザ・シムズ3」を使用したドラマ形式のストーリーブログです。
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2019/12/08

一日目
















ララ「ふんふ~ん♪」


ララが鼻歌を歌いながらベランダで洗濯物を干している。










ローガンが静かに階段を上がって2階へとやってくる。











ベランダの前で立ち止まる。


ローガン「(あいつ、いい声してるよな・・・。)」












ローガン「(昔もよく風呂場で鼻歌うたってたな・・・。)」












ララが歌うのをやめて外の景色を見つめる。













ララ「綺麗な街ね・・・。」

























ベランダのドアが開いてローガンが入ってくる気配でララが後ろを振り向く。












ララ「ローガン。」

ローガン「さっきは助かったよ。サンキューな。」










ララ「これも家政婦の仕事のうちでしょう?」

ローガン「まぁ、そうか。」

ララ「ふふっ。アイビーの仕事って案外多いのね。」

ローガン「そうだな。来客はほぼ毎日だからな。」

ララ「それにしても・・・いい所ね。景色がすごく素敵。」










ローガン「だろ?夕日が最高なんだ。空と海のコントラストが綺麗で。」

ララ「そうなの。私も実家が海沿いにあるから、やっぱり水場の近くが落ち着くわ。」

ローガン「ははっw 俺もだ。」










ララ「こんな素敵な街で、あなたは暮らしてたのね。」

ローガン「ああ。お前はずっとショアか。」

ララ「ええ。あれからずっと・・・。」












ローガン「ジーンさんも学生時代はショアだもんな。それにお前の実家があるから、ブリッジポートよりは子育てしやすいだろうな。」












ララ「え、ええ・・・そうなの。」

ローガン「ジーンさん、置いてきて大丈夫なのか?」

ララ「か、彼は今仕事でブリッジポートに・・・。」

ローガン「忙しそうだな、クリスマスも近いのに。」

ララ「そうなの・・・出張も多くて・・・。だからアイビーが気晴らしに旅行がてらおいでって、この街に呼んでくれたの。」









ローガン「そうか。まぁ、ここに居る間はゆっくりしていけよ。仕事さっさと済んだら街にでも出かけてこい。カジノや遊園地なんかもあるぞ。」










ララ「ありがとう、そうしてみるわ。(遊園地はもう行ったけど・・・。)」

ローガン「子供がまだ小さいから、乗れるアトラクションは少ないかもしれないけどな。」

ララ「ふふっ。そうねw それより・・・おなかすいてない?そろそろランチの時間よね。」









ローガン「ちょっと腹へってるかな。朝はコーヒーだけだったから。」

ララ「じゃあすぐ準備するわね。なにが食べたい?」

ローガン「なんでもいい。」

ララ「あなた好き嫌いなかったものね。」












ローガン「俺はもう少し事務所で仕事してるから、出来たら呼んでくれ。」

ララ「わかったわ。あとで呼びに行くわね。」

ローガン「頼む。」























ララ「ふんふ~ん♪」











ララ「(最初この家に来たときは緊張したし気を張ってたけど・・・さっきはローガンと自然に話せたわね・・・。)」













ララ「(やっぱり過ぎた月日はすごく感じるけど・・・あの頃みたいな友人関係に戻れたら素敵よね。離れて暮らしていても、連絡とれるような・・・。)」














ララ「(っとここで隠し味の調味料を入れるのを忘れずに。この前教室で習ったばかりの飲茶、上手にできるといいけど。)」
















ララ「タイマーあるかしら・・・?」

























ローガン「うまいな。ホントにこれお前が作ったのか?」

ララ「やだ、疑ってるの?」














ララ「教室に通ってるのよ。これは先週習ったばかりなの。余り物でもいろんな種類が作れるし、結構簡単なのよ?」












ローガン「お前が料理の話なんてするとはなw」














ララ「そうよねw あの頃の私はもっぱら洗い物担当だったし。」

ローガン「それさえ嫌がってたもんなw」

ララ「だって面倒くさくって。」












ローガン「このニラが入ってるやつめっちゃうまいな。」

ララ「ふふっw あなた香りの強いものが昔から好きだったわよね。ショウガとかニンニクとか。」

ローガン「よく覚えてるな。」









ララ「だって・・・一緒に暮らしてたときもよくスパイシーな料理を作ってくれたもの。」











ローガン「そうだったか?」

ララ「ええ。あなたは料理上手だったし。」

ローガン「料理はわりと好きなんだ。なにも考えずに済むし。」











ララ「今でも料理作ってあげたりするの?アイビーたちに・・・。」












ローガン「いや全く。仕事が忙しくてそんな時間もない。」

ララ「そうなの。」

ローガン「アイビーはよくやってくれてるよ。家事はすべてあいつに任せっぱなしだ。」











ララ「そう・・・。アダムもいるし、家族みたいね。」

ローガン「あいつとは夫婦っていうより妹だけどな。」











ローガン「ごちそうさん。うまかったよ。」

ララ「お口に合ってよかったわ。」














ララ「置いといて。一緒に洗うわ。」

ローガン「ああ。水に浸しておく。」











ローガン「じゃあ俺は事務所にいるから。」

ララ「午後は来客はないの?」

ローガン「今日はその予定だ。」











ララ「仕事は何時頃まで?」

ローガン「8時くらいかな。」

ララ「わかったわ。それまでに夕飯を用意しておくわね。」













ローガン「ああ、よろしく。」

ララ「お仕事頑張って。」


ローガンが事務所へと戻っていく。











ララ「(おいしいって何度も言ってくれた・・・。すごく嬉しい。)」


























日が落ちてラッキーパームスが綺麗な夕焼けに包まれる。











ララ「ふぅ・・・ちょっと疲れたわね。」


一通りの家事を終わらせたララがソファーに座る。










ララ「(そういえば昨夜は一睡もしてないんだった・・・。まだ夕飯の準備には時間あるし、少しだけ・・・。)」












ソファーに横になるとすぐに寝息を立て始める。












しばらくすると事務所のドアが開いてローガンが入ってきた。











ソファーに横になるララに気付き足を止める。
アンドレアは大人しくベビースウィングに座っている。
























ローガンがベビースウィングのボタンを押すと音楽が鳴りやんだ。











ローガン「おいで。」

アンドレア「どうしたのぉ?」














ローガン「お前のママは疲れて寝てるから、静かに寝かせといてやろうな。」

アンドレア「はぁ~い。しーっだね。」

ローガン「ああ。しーっだ。」














ローガン「あっちの部屋で遊んでようか。」

アンドレア「遊んでくれるのぉ?」

ローガン「いいよ。なにして遊ぶ?」












しばらくするとアンドレアの笑い声でララが目を覚ます。


ララ「(私、どのくらい寝ていたかしら・・・。)」













ララ「(あら?アンドレアは誰とおしゃべりを・・・?)」











ララ「アンドレア・・・?」













ローガン「アンドレアはママの言うことをよく聞いているかい?」


ローガンがぬいぐるみを抱えてアンドレアに話しかけている。


アンドレア「聞いてる~。だってママ怒るとすっごく怖いんだよ。」

ローガン「ははっw そうだろうなw」

ララ「アンドレアったら・・・。」

アンドレア「あ!ママ~。」








ローガン「すまん。起こしたか?」

ララ「いいえ・・・。私こそ仕事中に寝ちゃってごめんなさい。」

ローガン「そんなに堅苦しく考えるな。育児に家事まで大変だろ。」









ローガン「疲れてるなら晩飯は出前でもいいぞ。今日は立て込んでて外食には連れてってやれないけど。」










ララ「大丈夫よ。気を遣ってくれてありがとう。」

ローガン「いや。」

ララ「それにアンドレアの子守りまで・・・。忙しいのにごめんなさい。」

ローガン「ちょうどいい休憩になったよ。」

ララ「すぐご飯の準備するわね。」









ララ「ああっ!そうだわ。私ったら洗濯物干しっぱなしだった!」

ローガン「そろそろ取り込んだほうがいいな。日が暮れると急激に冷えるから。」

ララ「急いで取り込むわね。ローガン、アンドレアのこと・・・。」










ローガン「わかってる。もうしばらく遊んでるから、洗濯物頼む。」

ララ「ええ。ありがとう。」

ローガン「おう。」










ララ「ふふっw それにしても、アンドレアとなに話してたの?」

ローガン「まぁだいたいお前についての愚痴を聞いてたかな。」

ララ「まったくローガンまで・・・。やめてよねw」









ララ「すぐ戻るわね。」

ローガン「ああ。」













ローガン「じゃあアンドレア・・・・って、なに話してたっけ?」

アンドレア「ママが怖いって話~。」

ローガン「ああ、そうだった。」











ローガン「ママはいつもなにをそんなに怒っているんだい?」











アンドレア「ゆうこときかないとめっ!でしょ~って。」

ローガン「ははっw めっかぁ。」

アンドレア「おしりペンペンするよ~。すっごぉく痛いの~。」









ローガン「それは痛いな~。」

アンドレア「アンちゃんえ~んって泣いちゃうの~。」

ローガン「アンドレアは泣き虫か。ママとそっくりだな。」

アンドレア「アンちゃん泣き虫じゃないも~ん。」













数時間後。















アンドレア「まだ遊ぶ~。」

ララ「もう寝る時間よ。また明日遊びましょう。」

アンドレア「ローガン明日も遊んでくれる?」












ララ「ええ、あなたがいい子にしてたらね。」

アンドレア「はぁい。アンちゃんいい子にする。」

ララ「じゃあもうお休みなさい。」

アンドレア「おやすみママ。」

ララ「おやすみアンドレア。」











しばらくするとアンドレアはすぐに眠りに落ちた。












ララ「(今日は色々あったからアンドレアも疲れたわよね。いつもと違う環境だし・・・。)」












ララ「(私もお風呂に入って早く寝ましょ。)」

























ララがゆっくりと湯に浸かる。


ララ「ふぅ・・・いい温度♪」










ララ「(ローガンに朝食何時にするか聞けばよかったわね・・・。8時くらいでいいかしら・・・。)」











ララ「(3人だけで食事したり・・・家族ってこんな感じなのかしらね。男の人と暮らすのも久しぶりだし・・・なんだか不思議な感じ。)」











ララ「(ローガンもお風呂まだよね。あまりゆっくりしてられないわね、早めに出ないと・・・。)」











ララ「ふぅ・・・いい湯だった。」












タオルを巻いた姿のまま、ふとララが自分の姿を見つめる。












ララ「やだわ・・・シミができてる・・・。」











ララ「(最近育児や家事が忙しくて、ゆっくり自分の顔を見ることもなかった気がする・・・。お肌も荒れてるし、もうすっかりママって感じよね・・・。)」










ララ「(ショアに戻ったらエステでも行こうかしら。そろそろ美容室も行きたいし・・・。ママになっても綺麗でいなくっちゃ。)」












ララがバスルームから出てくる。











ふと足を止めてローガンの部屋を見る。




































































ローガンが再びパソコンへと視線を戻し、キーボードを叩きはじめる。














街は静まり波の音だけが暗闇に響いていた。


















2 件のコメント:

  1. なんだかすっかり家族のようなやり取りに二人が好きな私はむふふとしてしまいました(*^_^*)
    でもララがジーンのことまだ嘘ついてるのがどうなるか…ドキドキワクワクです❤️

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    1. まりぃさん>
      コメントありがとうございます(´∀`)
      確かに、ララはまだジーンのことは嘘ついたままですよねw
      アイビーは本当のことを言わなくてもいいと言っていましたが、どうなることやら・・・w

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