Blue sky -sims3 story- へようこそ。
このブログはElectronic Arts社から発売されているPCゲーム「ザ・シムズ3」を使用したドラマ形式のストーリーブログです。
個人のファンサイトですのでEA社とは一切関係ありません。

〈 注意!〉
作中には卑猥な表現、画像も含まれております。
苦手な方はどうぞお引き取り願います。

2018/09/23

ジーン



















ギルバート「アイビーちゃん今日は大丈夫なんすか?」

アイビー「ん?」









ギルバート「猫ちゃん。」

アイビー「あー、うん。知り合いに預けてきたから。」

ギルバート「そうなんすね。」








アイビー「そういえばギルもワンちゃん飼ってるんじゃなかったっけ?」

ギルバート「うちの犬はもう3歳なんで一人でも平気っすよ。」

アイビー「そうなんだ?」









ギルバート「そろそろお嫁さん探ししようかと思ってるんっすよね。」

ジーン「お嫁さん?」

ギルバート「一人じゃかわいそうなんで、犬くらいは彼女みつけてやろうって思ってw」

マロン「へぇ~。」









ギルバート「お嫁さんと言えば・・・聞きました?エリンちゃんの話。」

ジーン「エリンちゃん?」

ギルバート「結婚するらしいんすよね。」








アイビー「そうなんだ?」

ギルバート「それで仕事辞めるらしいんすよ。」

ジーン「へぇ~。」









マロン「でも仕事辞めるって・・・若いのにね。まだ子供ができたわけじゃないんでしょ?」

ギルバート「そうなんすけど。」

マロン「結婚したって仕事は続けられるのにねぇ。エリンちゃん、人気出てきたばっかりじゃない?」










ギルバート「それがどうも相手の男、バツイチの子持ちらしいんすよね。」

ジーン「へぇ~、そうなんだ?」










ギルバート「まだ子供が小さいらしくて。」

マロン「ギルって意外と情報通だよね。」

ジーン「モデルの子たちと仲いいよな。」

ギルバート「女の子たちは噂好きっすからね。話聞いてるといろんなこと話してくれるんすよねw」









ギルバート「でも俺はムリだな~。相手が子持ちなんて、考えられないっすよ。」

ジーン「そう?」











ギルバート「年上は好きっすけどね~。でもまだまだ親になるなんて考えられないっす。ましてや人の子供っすよ?」

ジーン「そうかな?」

ギルバート「ジーンさん、相手が子持ちでも平気っすか?」









ジーン「う~ん・・・まぁ、ホントに好きな人なら、覚悟決めるかなぁ。好きな人の子供だし、可愛がれると思う。」

ギルバート「へぇ~。」

ジーン「まぁでも、やっぱり結婚してしばらくは新婚生活を楽しみたいし、子供は2、3年後でいいけどねw」









ギルバート「やっぱりそうっすよね~。」

ジーン「うんw」











ギルバート「俺も子供は5年後くらいでいいっす。最初は奥さんと二人きりがいいっすよね。」

マロン「やっぱり男はそうかぁ~。」

ギルバート「そうっすよ~。ねぇジーンさん。」

ジーン「そうだねw」








ギルバート「アイビーちゃんは?」

アイビー「え?私?」

ギルバート「好きな人が子持ちだったらどうします?」










アイビー「私は・・・結婚したいかな。」

ギルバート「へぇ~。女性はそうなんすかね。」

アイビー「うん。一緒に子育てしてくれる人なら・・・。自分の子供も欲しいけど・・・相手の子供も同じように育てたいと思う。」

マロン「女性には元々の母性本能があるもんね~。」

ギルバート「そこの違いっすねー。」








アイビー「・・・・。」

















ギルバート「そういえばこの前・・・。」

マロン「ねぇ僕は?僕の意見は聞かないの?」











ギルバート「新しいモデルの子、挨拶に来たんっすけどね。」

マロン「ねぇ聞いてる?」

アイビー、ジーン「www」


























アイビー「送ってくれてありがとう。」

ジーン「うん。」

アイビー「おやすみなさい。」

ジーン「おやすみ。」










アイビーが背を向けて玄関へと歩き出す。












ジーン「・・・・。」






























ジーンがアイビーの身体を引き寄せ抱きしめる。












アイビー「ジーン・・・?」

ジーン「キスしていい?」












アイビー「・・・ダメだよ。」

ジーン「なんで?」

アイビー「・・・・。」










ジーン「この前はよかったのに・・・?」

アイビー「・・・・。」












アイビー「ごめん。」


アイビーがジーンの胸を押して身体を離す。










アイビー「撮られたら困るの・・・。」












ジーン「・・・そうだよな・・・ごめん。」

アイビー「・・・もう行くね。おやすみなさい。」


























ジーン「・・・・。」












































ジェニファー「綺麗なお花。」

アイビー「下のお花屋さん、かわいいお花がたくさんあって迷っちゃいましたw」

ジェニファー「そうなの。ありがとうアイビーちゃん。」











アイビー「なかなか来れなくてすみません。」

ジェニファー「なに言ってるの。忙しいのにわざわざ来てくれてありがとう。顔がみれただけでとっても嬉しいわ。」











アイビー「ジェニファーさん、今日口紅付けてます?すっごく似合ってます。」










ジェニファー「気付いてくれた?これね、アイビーちゃんがCMしてた、CANELの口紅なのよ。」

アイビー「そうなんですね。」

ジェニファー「私が雑誌を見て素敵な色って言ったらジーンが買ってきてくれたのよ。私ここのところ痩せちゃったから、口紅を塗ったら顔色が良く見えるって。優しい子よね。」








アイビー「素敵ですね。(ホント・・・半年会わない間に、すごく痩せたな・・・。」

ジェニファー「アイビーちゃん、なんだか赤ちゃんの匂いがするわ。」









アイビー「え?」

ジェニファー「ミルクかしら?」

アイビー「あ~・・・ベ、ベビーパウダーかな。最近使いはじめたんですよね。お肌にいいって聞いて。」

ジェニファー「あらそうなの?私も使ってみようかしら。」








ジェニファー「なんだか懐かしい匂い。」

アイビー「そうですか?」

ジェニファー「ジーンの子供の頃を思い出すわ。」

アイビー「ジーンの子供の頃ってどうでした?」










ジェニファー「あの子はすっごくやんちゃだったわよ。でも優しい子だった。今もだけどね。」

アイビー「へぇ~。」










アイビー「子供の頃の話、聞かせてください。」

ジェニファー「聞きたい?」

アイビー「はい。是非。」












ジェニファー「私が産まれたのは小さな田舎町だったの。でもそんな暮らしが嫌で家を飛び出して、ツインブルックにあるショーパブで働きだしたのよ。まだ17歳だったわ。」

アイビー「ダンサーだったんですよね。」

ジェニファー「ええ。」









ジェニファー「働いてたショーパブでジーンの父親、ジェラルドに出会ったの。彼はお客さんとして来ていたけど、私に一目惚れしたそうよ。」














ジェニファー「すぐに意気投合して一緒に暮らすようになったわ。古くて小さい家でね。冬なんて隙間風が寒くて。でもすごく幸せだったの。」











ジェニファー「それから1ヶ月で、私はジーンを妊娠した。彼は消防士になったばかりで、まだ若くて二人とも全然お金がなかったけど、家族3人仲良く暮らしていたわ。」












ジェニファー「でもそんな幸せな日々は長く続かなかった。彼が勤務中の火事に巻き込まれて亡くなってしまったの。」











ジェニファー「私には泣いてる暇なんかなかった。女手一つであの子を育てる為に、またショーパブで働きだしたわ。」













ジェニファー「昼はカフェのアルバイト、夜はダンサーとして店で働いた。とても忙しくて・・・あの子にかまってやれる時間なんかなかったけど、
あの子は店の女の子たちに人気者だったのよ。」












ジェニファー「あの子はいつも店のマスターや女の子たちに囲まれて、ちっとも寂しそうじゃなかったわ。だから私はすごく助かったの。みんなが子育てしてくれたようなものよね。」












ジェニファー「小学校に上がっても、あの子は明るくて活発で元気に育ってくれた。やんちゃでケガもたくさんしたけど、子供は元気なのが一番よね。」













ジェニファー「まだ小さいのに、家計を手伝おうと新聞配達のバイトもやってたわ。小さい頃から働く私の姿を見ていたから、自然とそう思ったんでしょうね。」














ジェニファー「あの子には苦労ばかりかけてるわね・・・。」













アイビー「そんなことないと思います。」













アイビー「それに、今のジーンがあるのも、小さい頃の苦労のおかげじゃないですか?ジーンみたいな母親想いの優しい男性は、私の周りには他にいないですよ。」












ジェニファー「そう言ってもらえるとすごく嬉しい。」













アイビー「私も、子供の頃のジーンの話が聞けて良かったです。」












アイビー「(みんなで子育て・・・かぁ。)」













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